後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

客船の小さな旅の風景(1)戦艦武蔵と飛鳥IIは同じ造船所でつくられた

2012年03月17日 | 旅行記

昨日の夕方、客船、飛鳥IIに乗って、東京、晴海埠頭を出港しました。夜に相模湾を一回りして、今日の午前中に横濱、大桟橋へ帰ってきました。浦賀水道を抜け、三崎港沖を右折して、油壺沖、佐島沖、葉山沖、鎌倉沖、真鶴沖、熱海沖、伊東沖、稲取沖と回ります。そして朝に観音崎を回って横浜の大桟橋へ着岸する相模湾周航の旅でした。

船の旅は時間がゆっくり流れます。客船の中で人々が幸せそうにしています。昨年、大震災がありましたが日本は豊かになったという感慨に打たれます。そして、つい昔の事を思い出します。戦中、戦後の苦難の時代を思うと、このような時代が来るとは想像も出来ませんでした。

そしてこの客船が建造された三菱重工、長崎造船所では戦艦武蔵野も作られた事を思い出しました。

戦艦武蔵は総トン数が72000トンで長さが263m、そして速力は27ノットでした。呉の海軍工廠で出来た戦艦大和の後で作られた姉妹艦でした。

一方、飛鳥IIは1991年に同じ長崎造船所で建造された客船です。総トン数は50200トン、長さは241mで、速力は21ノットです。戦艦武蔵より一まわり小さいと言えます。

長崎造船所では武蔵以外にも数隻の大きな戦艦を作ったのです。

その造船技術のお陰で、戦後の日本が大型客船が作れるのです。

飛鳥IIは総トン数5万トンですが、長崎造船所は10万トン級の客船も建造し、外国の会社へ納入しています。

第二次大戦中の技術者の努力のお陰で、現在の日本には素晴らしい客船の建造技術があるのです。

そして大戦中に国の為に命を捧げた全ての人々のお陰で今日の日本の繁栄があるのです。戦中、戦後育ちの私は客船に乗るとどうしてもこんな事を考えてしまいます。

それはそれとして、これから連載で、「客船の小さな旅の風景」をお送りしたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

下に戦艦武蔵(手前)と大和の写真です。そして、その下に、戦艦武蔵が作られた長崎造船所で出来た飛鳥IIの写真をお送り致します。(続く)

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懐旧の情が湧いて来る雨の長浜、北国街道

2012年03月17日 | 写真

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京都から越前、越後方面へ行く 北国街道は琵琶湖東岸の近江八幡、彦根、長浜を通り余呉の海へと続きます。この前の記事の大通寺のある古い町です。

豊臣秀吉がはじめて城を作ったのがここにある長浜城です。

北国街道の写真を撮ろうと長浜で下車したのは丁度4年前のある雨の日でした。

早春の冷たい雨が暗い空から降っていました。北国街道という名前にふさわしい暗くて寒い日でした。写真の一部は北国街道からそれて大通寺の参道や堀川の風景を撮ったものです。

撮影場所:滋賀県長浜市、北国街道と大通寺参道と参道を横切る堀川。

撮影日時:2008年3月14日午前10時から11時にかけて。


今年も開催されています、長浜市、大通寺、馬酔木展のご案内

2012年03月17日 | うんちく・小ネタ

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今年も、2012年2月10日ー4月18日の間、長浜市の大通寺で、馬酔木(あせび)の盆栽展が開催されています。

  大通寺は 真宗大谷派(東本願寺)の別院です。正式には無礙智山(むげちざん)大通寺といいますが、一般に「長浜御坊」の名で呼ばれています。

 伏見桃山城の遺構と伝わる本堂や大広間、長浜城の追手門を移築した脇門(薬医門)など、建造物の多くが、国あるいは市の重要文化財です。県指定の文化財としては、南北朝時代の銘を刻んだ梵鐘があります。客室(含山軒、蘭亭)内部の障壁は、狩野山楽・山雪、円山応挙によって描かれており、その庭園は国の名勝に指定されています。

 「あせび展」は、大通寺の境内で行われる馬酔木(あせび)の盆栽展です。馬酔木は毒性があり、馬が葉を食べると麻痺するといわれていますが、その花は可憐で、鈴蘭に似た壺型の小花を房状につけます。馬酔木の盆栽の中には、幹の直径は20cm以上、高さ2m以上、樹齢約300年以上という古木もあります。寺では毎年、赤、白、ピンクの約100鉢の馬酔木が、見る人を楽しませてくれます。 馬酔木の盆栽展は珍しく、全国でも他にありません。

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撮影場所:滋賀県長浜市元浜町32ノ9、大通寺、馬酔木展(2012年2月10日ー4月18日)

      アクセスは、JR長浜駅下車、北国街道を横切り、徒歩約15分、大通寺山門左の

       台所門から入ると庫裏前に広い無料駐車場がある。馬酔木展は500円払う。

撮影日時:2008年3月14日 午前10時から11時の間。


このブログでは皆様が楽しみながら考えて頂ける問題を提供します

2012年03月17日 | 日記・エッセイ・コラム

文章を書いたり、読んだりする作業は面倒くさいものです。ですから書きながら楽しい思いをする、そして読んで下さる方々も楽しい、元気がでる、明るい気分になる、そのような記事にしたいと思っています。

その為にはいろいろな方法があります。その一つに何か問題を提供して、読者に楽しみながら考えていただくという方法があります。解答は私も分りません。いや正解の無い問題です。しかし問題の内容が意味深くないといけません。日常茶飯事に関する問題は重要ですが、ありふれた話題なのでなるべく避けています。一例を下にあるお墓の写真で説明します。

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この写真の説明に短い文章を付けます。「外国人の神父さんやシスター達のお墓は何故か質素な木の十字架のお墓が多いのです。故郷に帰らず日本の土になったのです」。それだけの文章をつけます。

読者の方々は、何故、質素な墓なのだろうと考えます。何故、故郷の先祖代々のお墓に帰って眠らないのだろうと考えます。そしてマリゲレータさんとはどんな人だったか検索して調べる人も居るでしょう。あるいはピザにマリゲリータというものもあるからイタリア系の人だったと思う人もいます。

私も検索して見ました。http://blogs.yahoo.co.jp/myyurieru/18282977.html に「マルガルタの黙想会」の事が書いてありました。

しかしどうも、シスター・マリガリータとは別人のような気がします。ですから正解は解りません。と、書くと親切に教えてくれる方がいます。それまで待つことにします。

さてこの写真をみて元気が出るでしょうか?明るい気分になるでしょうか?

それは見る人の考え方次第です。故郷を離れて日本人の為に働いた人が居る。そうだ私ももう少し元気に頑張ろう。そう思える人は幸せです。

楽しかった大学生の頃、親切だったシスターが居た事を思い出した人も居るかも知れません。感謝の気持ちで当時の楽しい思い出を楽しめれば幸運な人です。

一生の間、シスターとは一切縁のない人々も多いものです。私も縁がありません。しかし北海道のトラピストのお菓子をお土産に貰った事がある人々は多いと思います。美味だった事を思い出すと楽しくなります。くれた人を思い出し、感謝します。

たった一枚の写真からいろいろな思いが広がり楽しめます。

このようにいろいろ考えられる記事にしたいと写真や文章を掲載しています。どうぞこのブログをお楽しみ下さい。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人