今日は東日本大震災の一周年の日です。
北海道から沖縄にある796のカトリック教会が、東日本大震災の犠牲者のための祈りを一緒に致しました。今朝のミサでは、16の教区の796のカトリック教会で同じお祈りをしたのです。
そして今日の献金、今日の売店の収益金はすべて震災被害者への支援金として送られます。
下に今日の祈りを示します。
「神よ、東日本大震災から一年がたちました。
震災によって亡くなられた方、いまなお行方もわからない方。
一人ひとりを心にとめて下さい。
長引く困難の中から復興に向かう人人と
支援を寄せるすべての人の思いや願いが、
あなたのいつくしみの中で支えられ、実を結びますように。」
カトリック教会では大震災直後から「仙台教区サポートセンター」を開設し、救援や生活支援の活動を続行しています。延べ4000人のボランティアの働きの調整もこのセンターが行っています。
=====延べ4000人のカトリックのボランティアの活動=====
日本のカトリックの教区は3つの大司教区を含めて合計16あります。
そして、長崎大司教区と大阪大司教区と東京大司教区は、それぞれ「岩手県」、「宮城県」、「福島県と茨城、千葉」の3つの地域の復興を担当しています。
このほかに札幌教区が宮古市を支援するセンターを、さいたま教区がいわき地域を支援するセンターを、東京大司教区が福島の各教会と協力して東京ボランティアセンターを、それぞれ開設し活動を展開中です。
今日の東京大司教区のすべての教会の献金は福島県の復興支援に用いられます。
これらの幾つかの支援センターの横の連携や他の市民団体との連携は東日本大震災復興支援担当の司教が責任者になって円滑に進めています。
以上が日本のカトリック教会の大震災からの復興支援の概略です。なお日本にある多くの修道院も同様の支援活動を進めています。
このほかに多くの外国のカトリック教会から東日本大震災への支援が寄せられています。そして世界中のカトリック教会が犠牲者の為に祈っています。
以上、簡単ですがカトリック組織の東日本大震災への支援活動をご報告いたしました。(終り)
今日は3月11日です。一年前の今日、大地震と大津波は東日本を襲い、2万人もの犠牲者が出ました。
死者の追悼の日です。冥福を祈る日です。死者の鎮魂を祈る日です。
今朝はこれから家内と一緒に教会へ行き、全ての犠牲者のご冥福を祈ってきます。東日本支援のためにささやかな寄付もします。
東日本は壊滅しましたが、この麗しい日本にはまだまだ豊かな自然が広がっているのです。
この美しい日本よ永遠なれと祈りつつ、10年前に訪れた知床半島の沖の自然豊かな海の光景をお送りいたします。
クジラやイルカやシャチを見るためにラウス港を出る観光船も津波の被害に遭ったかも知れません。しかし、一日でも早く以前のように観光船が定期的に出港出来ますようにお祈りしています。祈りつつ、下にクジラやシャチの写真をご紹介いたします。
日本中の人々がこれらの写真をご覧になって、少しでも明るい希望が持てれば嬉しく思います。
この知床半島にはウトロ温泉、知床5湖、羅臼岳、ヘリペの滝やオシンコシンの滝、などがあります。少し離れますが、層雲峡、オネントー湖、摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖、釧路湿原などの大自然があります。東日本大震災でも、これらの美しい自然はそのまま残ったこと確信しています。
全国の人々が東日本大震災の被害者の心に、寄り添って、今日は追悼の日になるようにとお祈り申し上げます。死者の冥福と鎮魂を心からお祈り申し上げます。
後藤和弘(藤山杜人)
・シャチだけでなく、日によってはマッコウクジラ、ツチクジラ、ミンククジラ、イシイルカ、カマイルカ、ネズミイルカ、オットセイ、トド、アザラシなどが見られます。
・大きなクジラも見えますが、私共が行った時はまず、オットセイの群れがいました。遠方にはツチクジラが見えます。港へ帰る途中で、イシイルカの大群に遭遇しました。
・兎に角、ラウス港を出て、国後島と知床半島の間の海にはクジラやイルカやシャチやオトセイやトドがウジャウジャ泳いでいるのです。自然そのままの豊かな海が広がっています。