ここ数年で16回も、大学のクラス会が横濱でありました。4ケ月に一度の昼食会です。茫々54年前に仙台の大学を卒業した同級生が集まって談論風発する会です。昔の仲間の元気な姿を見るとしみじみとした幸せを感じます。
皆の人生は、金属技術者として日本の高度成長を支えた人生です。鉄鋼会社や重工業会社やいろいろな金属関連会社の現場を指導し、一生を日本の技術力向上に捧げた人々です。充実感が顔にあふれています。
そのような同級生を眺めているだけで幸せを感じます。
そして散会した後はきまって横濱駅東口の「そごう」の地下で、崎陽軒の昔風シューマイを老妻へのお土産として買います。
家内は昔食べた崎陽軒のシューマイが美味しかった感動を絶対に忘れないのです。昔のままの材料で、昔のままの製法で作ったシューマイでなければいけません。
崎陽軒ではその古いお客を大切にしています。昔のままのシューマイを製造し、売っているのです。昔は真空パックが無かったので、パックしていません。すぐに傷むので、横濱の売店だけでです。その崎陽軒の気持ちが嬉しいのです。幸せを感じるのです。
昔の材料ですから安い値段がついています。はっきり言ってしまえば一番安いのです。高級なホタテやエビが入っていませんが、妙に美味なのです。
家内の喜ぶ顔を想像しながら今日も2箱買って帰って来ました。帰りの電車の中で、崎陽軒の昔の味を大切にする気持ちをあれこれ想像して幸せになります。家内の喜ぶ顔を想像して、楽しくなります。
このような小さな幸せを積み重ねて行けば、必ず大きな幸福がやって来るのです。私はそのように信じています。下に「そごう」の地下にある崎陽軒の売り場の写真と、550円の定価がついている昔風シューマイの写真を示します。
そして横濱の中華街を今日散歩していたら崎陽軒の前を通ったので写真を撮ってきました。崎陽軒の昔シューマイのお好きな方々へお送りする小文でした。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
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