後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

沖縄、宮古島の美しい海をお楽しみ下さい

2013年08月19日 | 写真

近所の家族が宮古島へ遊びに行くというので、ブログ用の写真を頼みました。

宮古島の海の美しさを忠実に、そして多少強調した写真を撮影するように依頼いしました。

しかし自分たちのスキューバダイビングに夢中になってしまったようで、必ずしも芸術的な写真はありませんでした。

それでも沖縄の海の美しさを楽しんで頂ければ嬉しく思います。

撮影は8月15日、16日、17日でした。

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尖閣諸島、竹島、北方四島問題で貴方がイライラしない方法

2013年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

中国の艦船が尖閣諸島領海を悠々と巡航します。竹島へは韓国の政治家がこれ見よがしに上陸して見せます。北方四島も強欲なロシアが一向に返そうとしません。

日本の新聞は貴方をイライラするようにワザと扇動的に書きたてます。その度に日本人の心に不満がつのります。貴方は幸せではありません。

このように書くのは領土問題の記事に対する私の家にいる一人の日本人の反応を長らく観察した結果です。領土問題の記事が出ると、それを見た家内が必ず独り言を言うのです。「中国はなんていやらしいのでしょう」とか「竹島で、韓国人が品の悪いことを又していますよ」とか「北方四島はもともと日本のものだったのですね」とか小さな声で独り言を言います。

家内の心に波風が立っているのです。その様子を見るたびに「なるほど。こうして日本人は中国や韓国やロシアを憎むようになるのだ」と納得します。

それは昔、自分が科学者だったころの自然現象の観察方法とまったく同じです。少数のサンプルを客観的に注意深く観察し、それを多数の同じようなサンプルに起きている現象へ拡大適用するのです。そうしてその現象の因果関係を提案するのです。

こうして私は「領土問題は貴方を不幸にする」という一般的原理を提案します。原理ですから必ず例外があります。

しかし人の幸不幸は自分の心の持ち方です。心の持ち方で尖閣諸島や竹島で、中国人や韓国人がガタガタ言っても貴方の心は幸せな状態を保持出来るものです。

それには「相手にも言い分がある」と想像するのです。その言い分の間違いを考えないのです。考えたって300年間たっても解決しないのです。もっと雄大な気持ちで居ることが幸せになるために一番重要なのです。

ここで300年と書いたのは理由があるのです。

それは大西洋から地中海への入る口に英領のジブラルタルが存在していて、その領有権をめぐってスペインと英国が300年間争っているのです。

最近もイギリスがその沿岸に漁礁のブロックを多数沈めて、スペインの漁船を締め出したのです。それに対抗して。スペインはジブラルタルからスペインへ出入りする検問所の書類審査を遅らせ、6時間もかかるように措置したのです。

その上、ジブラルタル空港に離着陸する全ての飛行機がスペイン上空に侵入することを禁じたのです。

こういうのを泥試合と言います。あんなに賢明なイギリス人と芸術的に優れたスペイン人がまったく低次元の闘争を繰り広げているのです。

それに対抗して英国のキャメロン首相がEU代表に直接電話をして、EU加盟国同士の自由な通行の協定の実施を迫ったのです。EU代表は一応努力しますと答えました。しかし心の中ではあまりにもバカバカしいので失笑していたと私は想像しています。

領土問題に関心のある方々の為に下に関連の写真と資料を添付してあります。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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上は数キロ四方と狭い英領ジブラルタルの航空写真です。地中海の入り口にあるので英国海軍は簡単に地中海を封鎖し、地中海の制海権を持つことが出来ます。しかしこの半島の位置を公平に見ると明らかにスペインの一部に見えます。写真の出典は下の「1713年に英国領になった経緯」と同じです。

====英領ジブラルタルの参考資料=========

1713年に英国領になった経緯:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%AB

1713年にユトレヒト条約の締結によって戦争が終結するものの、その条約でジブラルタルはイギリス領として認められ、スペインは奪回の機を失った。 アメリカ独立戦争中はスペインが独立軍の支援にまわり、1779年からジブラルタルへの厳重な封鎖を行った(ジブラルタル包囲戦)。イギリス軍は1782年に浮き砲台と包囲兵を撃破し、包囲網を破ることに成功した。翌年にはパリ条約に先立ち、講和が行われ、ジブラルタルは解放された。

1805年、トラファルガーの海戦ではイギリス海軍の拠点となった。その後、インドへのルートにスエズ運河の開通で地中海が加わり、蒸気機関を動力とする装甲巡洋艦などが海軍で普及すると給炭基地の役割も求められ、ジブラルタルが重要視されるようになった。第二次世界大戦中もジブラルタル海峡の封鎖を行っていたフランスがドイツに敗北し、親独政権であるヴィシー政権が設立されフランス海軍がその指揮下に入ると、イギリス海軍H部隊がジブラルタルに配備された。トーチ作戦ではアメリカ軍もジブラルタルを拠点にした。

第二次世界大戦後は、東西冷戦がはじまるもイギリス海軍が役割を縮小すると同時にジブラルタルの軍事的役割も低下している。1967年にイギリス地中海艦隊が解体され、これに代わるアメリカ海軍第6艦隊はイタリアのガエータを拠点にしている。しかし、1982年のフォークランド戦争で再び基地の重要性が確認され、現在もイギリス海軍のジブラルタル戦隊(Gibraltar Squadron)が駐留している。

====ジブラルタルを巡る最近の英国とスペインの泥仕合の様子=======

(ロンドン=上杉素直)8月15日発。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1304F_V10C13A8FF2000/

イベリア半島の南東端にある英領ジブラルタルの領有を巡り、英国とスペインの対立が深まっている。漁業問題への不満からスペインが国境検問を強化。これに抗議する英国がスペインに法的措置をとる構えを示した。欧州連合(EU)の主要国がEU司法裁判所で争う異例の事態に発展する可能性が出てきた。

 「どのような法律的な選択肢があるか検討している」。英キャメロン首相の報道官は12日、スペインへの法的措置も辞さないと表明。スペインの国境検問強化は「政治的な動機に基づくものだ」と批判した。

 英国が検討している法的措置の詳細は明らかにされていない。過度な検問の中止を求めてEU司法裁判所に提訴する可能性がある、と英メディアは報じている。

国境の検問を強化

 いざこざが始まったきっかけは7月、ジブラルタルが海にコンクリートブロックを沈めて魚礁を造り始めたこと。スペインは自国の漁船への妨害だと反発し、国境検問を厳しくした。

 スペインのガルシアマルガリョ外相は8月初め、スペインとジブラルタルの国境を通過するのに50ユーロ(約6500円)の通行料を徴収する対抗措置を検討中だと地元紙に明かした。ジブラルタルへ向かう航空機にはスペイン領空の利用を禁止する案も伝わる。英国側は12日、ジブラルタルに空母を出航して威嚇した。

以下は、http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1304F_V10C13A8FF2000/にあります。

その他の最近のイザコザの様子は、http://www.google.co.jp/#bav=on.2,or.r_qf.&fp=870b36e6959224e1&q=%E8%8B%B1%E9%A0%98%E3%82%B8%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%ABにあります。

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