汗を流しながら夏の公園を歩き回って来ました。家内は走り回っているから驚きです。歩きながら、何故、日本人が中国人や韓国人を憎むか考えてみました。
原因はいろいろありますが、政治家の靖国神社参拝、尖閣諸島問題、従軍慰安婦問題、そして竹島問題などで中国と韓国が日本を攻撃し、執拗に非難することが原因になっています。
日本人が憎むから、先方も憎むのです。そして憎しみ合いはしだいに燃え上がる性質を持っています。新聞やマスコミの扇動に乗ってはいけません。マスコミは自社の利潤を増大するために全て針小棒大に報ずる本能を持っています。
明治維新で、さきに近代国家になった日本が度量をもって中国や韓国を寛大にゆるせば、「憎しみ合いの悪循環」が止まってしまうと私は信じています。
一々目くじら立てて、誰が何時、靖国神社を参拝しようが勝手だと騒ぐ代わりに、先方が嫌がらない日に参拝すれば良いのです。
田中角栄さんと周恩来首相が尖閣列島問題は棚上げにするという口約束をしたのですから、そのようにすれば良いのです。その口約束を無視して日本が島々を買い上げて国有化したから大騒ぎになったという解釈も出来ます。
ようするに私は中国や韓国に対しては協調外交で付き合うべきと思います。
このように書くと急にいきりたって、「そんな甘い考えでは、沖縄も中国に占領される!」と感情的に反論する人が沢山います。
しかし、沖縄を占領されるというのは脅しの論理です。
真珠湾攻撃をしなければ日本は欧米の植民地になると国民を脅し、開戦した愚かさと同じ論理です。
戦前にリットン調査団が来て、最終的には「満州の国際管理」を国際連盟の会議で提案しました。
満州は日本の生命線だと叫んで、日本は国際連盟を脱退し、真珠湾攻撃をして、結果的には300万人の日本人の命を犠牲にして、敗戦を迎えたのです。
ですからこそ今度こそ、「弱腰外交」に徹すべきなのです。それこそが長い目で見ると日本の国益にかなうのです。
歴史に学ばないで同じ轍を踏んでいるのが最近の日本人の感情論なのです。
日本と中国、そして韓国と対立し、抗争を続ければ喜ぶのはロシアです。北朝鮮です。ヨーロッパ連合の諸国です。そんな簡単な国際関係の利害得失を無視してまで中国や韓国を憎むのは止めたほうが良いのです。
そんなことを考えながら、公園で歩きながら下のような写真を撮って来ました。