最近は原子力発電を再開すべきか否かという重い問題について文章を書き続けました。
再開賛成派の根拠となる理由と反対派のいろいろな理由を並べ、読者の皆様がご自分で判断できるように描き出したつもりです。そして昨日は福井地方裁判所民事部が下した大飯原発運転差止の判決文まで詳細に示しました。裁判官たちの高尚な考えに感動もしましたが、あまりにも現実離れをした文章にいささか辟易もしています。
結論を言えば、賛成派と反対派のいろいろな理由に、あまりにも客観性が無く、賛成や反対を決める根拠としては薄弱過ぎると感じました。
こんな状態なので私は賛成とも反対とも決めかねています。しかし強いて言えば、原子力発電は好きではありません。しかしどちらかと言うと、再開に賛成しています。
多くの人々は原子力発電が好きか嫌いかという感情でどちらかを支持しているようです。
簡単に言えば多くの人々は原発が好きではありませんが、現実問題としてすぐに完全撤廃することに不安を感じているのです。
原発問題は合理的な議論でなく感情的な議論で推移しています。それは仕方のないことです。人間の限界です。
そこで今日は込み入った話はひとまず休んで過ぎゆく6月の花を二つご紹介します。スイレンとタチアオイの花です。
どちらも地味な花ですが、何とも言えない風情があります。原産地は知りませんがいかにも和風な花のように見えます。このような花を見ていると心が静かになっていやされます。
下のスイレンの花の写真は6月17日に水元公園で撮りました。その下のタチアオイの花の写真は昨日、小金井公園で撮った写真です。お楽しみ頂けたら嬉しく思います。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。
後藤和弘(藤山杜人)
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