おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

ふがいない日本選手を責めるのは誰?

2006-02-13 23:20:41 | 世間世界
 トリノオリンピックでの日本選手。どうも成績が芳しくない。
 行く前からの期待が大きかった分、視聴者・ファンの失望感も強い。マスコミはそういう感じの記事が多い。しかし、マスコミが事前にメダル獲得を「捕らぬ狸の皮算用式にどこのTVでも、煽っていたのではなかったか。
 たしかにあれっ!というような凡ミスが目立つ。ジャンプでの反則。初歩的なミスを犯す。さらに、途中での転倒負傷退場。棄権・・・。なかなかメダルに届かない。また、もう少しでメダルという、第4位でも満足感を満面の笑みで表現する選手たち。
 記録が伸びない結果に、悔しがる選手もいるが、それも、名誉挽回ができずにしまったことへの涙。日本選手のそれぞれが、マスコミにちやほやされて有頂天になっていたのか、はたまた実力不相応な選手を、担ぎ出し、持ち上げた選手団体・協会がいけなかったのか。
 今回は、日本国内の選考会での不手際や、過去の実績偏重主義など、どたばたな選考が目立った。派遣予定が断られ、また復活するなどお粗末ぶりもあった。
 選手自身の、自己管理能力の低下も目立つが、それを管理するコーチ・監督の管理能力も厳しく問われてしかるべき現状である。
 これで、話題先行の選手選考、いわくつきのフィギュアスケートでそれこそ惨めな結果に終わったら、批判が一気に吹き出すだろう。選手一人ひとりのみならず選手団体に対しても・・・。
 TVで見る限り、まだまだ若い諸君!言ってみれば、それほど選手人口が多くない競技で若くして、(それなりの努力・鍛錬は人一倍ではあったと思うが)一躍脚光を浴び、マスコミや周囲からちやほやされたあげく、気がついたら自分の身の程知らずになってしまって・・・。
 その結果が、オリンピックでの晴れ舞台での惨めな成績につながっていたとしたら、これは選手本人だけを責めることはできまい。
 最近のスポーツ界は、話題先行・それも華やかな女子選手の話題作りに終始している「マスコミ」に自ら迎合しているようだ。一時期の女子テニス、今のゴルフ・・・。
 かつて、サッカーがそういうような感じの時期があった。選手もタレントまがいの風情で・・・。しかし、世界に出て厳しくもまれ、外国人選手との激しい競争の中で、次第に心・技・体が錬磨されてきたようにも思う。世界の強敵とも戦える力を、選手一人ひとりが身に付け、チームも強くなった。
 ここで、冬のスポーツ界も、コーチ・監督たち大人が、若い選手への地道な育成(心身ともに)を行っていかなければ、青年たちの身も心もボロボロにしていくだけのように思う。華やかさの影にある、努力・鍛錬を見逃してはならない。マスコミもその点を自戒すべきだ。
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