おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

JR高崎線「吹上」駅~東武伊勢崎線「川俣」駅。その4。(「日光千人同心街道」第5日目。)

2018-12-10 22:18:17 | 日光千人同心街道
                               「横田酒造」。

先ほどとは違って車もほとんど来ない、静かな旧道を進みます。
 

突き当たりを左に折れる、その手前にあるのが「横田酒造」。
 横田酒造は、文化2年(1805年)創業。江戸に下った近江商人・横田庄右衛門が良い水を求めてこの地に造り酒屋を開いたのがはじまりです。『日本橋』の酒銘は、横田庄右衛門が若き頃、お江戸『日本橋」の酒問屋で修行し、独立する際、「初心忘れるべからず」との思いを込めて、自らの修行の地を酒銘にしたことに由来します。現代では地名を商標登録することは大変困難なことであることから、極めて貴重な商標といえます。また『浮城』は、地元行田の忍(おし)城が石田三成軍の水攻めでも落ちず、この城は水に浮くのかと恐れられたという故事から名づけられました。
酒造りは、原料の吟味にはじまります。まず酒米は、日本一といわれる兵庫の山田錦および長野の美山錦等を、玄米のまま取り寄せます。仕込み水は、秩父源流の荒川水系の伏流水が湧く自家井戸から採取します。水質は弱軟水。醗酵がゆるやかで、まろやかな酒に仕上がります。
(「」HPより)

 そういえば、道を間違えて戻る途中の小さな橋の名が「日本橋」。こんな場所に、と思ったのですが。
来た道を振り返る。

右から来る「県道7号線」に合流します。



(11:27)すぐに左に秩父鉄道「東行田駅」。

                        

踏切の先にある「長久寺」「久伊豆神社」を過ぎ、しばらくは「県道7号線」を進みます。

 「国道125号線(行田バイパス)」を通過します。(11:40)その手前に「歌劇」という名の喫茶店。特徴ある建物に、珍しいネーミング。


「小見真観寺古墳」 

 (11:50)その先に「虚空蔵山古墳」。そこに少し旧道があります。
 

その少し先にあった「やぶ」蕎麦屋さんで昼食休憩。
(12:24)再開し、「武蔵水路」を通過。
                          
武蔵水路について
 昭和30年代、首都圏では経済成長に伴う人口の増加や生活の多様化により水道用水の需要の増加が著しくなりました。それに加え、昭和30年代後半から渇水が続き、東京オリンピック直前には深刻な水不足となり、真夏の首都は、「東京砂漠」と言われるほどの厳しい状態となりました。
 そこで、既存の農業用水の安定化を軸に立案された利根導水路計画の一環として武蔵水路が計画され、都市用水及び浄化用水として利根川の水を首都圏に運ぶものとしました。
 地元の方々のご理解とご協力により水路は短期間で完成し、清澄な利根川の水を休みなく送り続けています。
 なお、平成27年度までには通水能力の回復や水路全体の耐震化を行い、リニューアルした施設へと生まれ変わりました。
武蔵水路の役割
武蔵水路は、利根川と荒川を結ぶ延長14.5kmの水路で3つの役割を担っています。
①都市用水の導水 
利根大堰で取水した東京都と埼玉県の都市用水を荒川へ導水しています。(導水した水は、下流の秋ヶ瀬取水堰などで取水され、東京都の朝霞浄水場や埼玉県の大久保浄水場などへ送られています。)
②浄化用水の導水 
荒川水系の水質改善のため、浄化用水を導水しています。浄化用水は、秋ヶ瀬取水堰から新河岸川へ朝霞水路を通じて流れこみ、下流の隅田川の浄化も行なっています。
③周辺地域の内水排除 
周辺地区の河川の洪水や市街地からの出水を取りこみ、荒川に排水する事により浸水被害を軽減します。  


(以上、「利根導水総合事業所」HPより)

 交差する「見沼代用水」など他の水路とはサイフォンの原理などで交差しています。 
けっこうな水量です。

上流方向を望む。

次の「新郷宿」に向けて「県道7号線」を進みます。

広々として一面、田畑に。

                            

「荒木」交差点を道なりに右に。

振り返ると、遠く上州の山々が。

↓は浅間山? 右が榛名山?


(12:50)「羽生市」の標識の手前に旧道。右手に入ります。

                             

(13:08)T字路を左折する手前に「南陽醸造」。銘酒「花陽浴(はなあび)」。
                           
                       

◆花陽浴(はなあび)とは?
太陽の陽ざしをたくさん浴びて大輪の花を咲かそう!
飲む人も造る人も、みんなの花が咲きますように!

南陽醸造株式会社
〒348-0041 埼玉県羽生市大字上新郷5951 
(平日9時~17時)

自宅兼店舗につき営業時間外のお電話はお控え下さい。
裏口からの侵入は寿命が縮まりますのでご遠慮下さい。

敷地内では少年野球「新郷マリナーズ」所属の元気な孫3人が放課後、練習をしております。
彼らの豪速球と豪快なスイングには十分ご注意下さい。
※団員募集中
(酒蔵のおかみマチコより)
(「」HPより)

埼玉の地酒~花陽浴 <はなあび>
■ 花陽浴 南陽醸造(株) 埼玉県羽生市上新郷5951 TEL:048-561-0178
 創業は明治3年(1870年)南陽醸造(株)蔵元の初代、須永亀吉は現在の羽生市下新郷の出身で、茨城県古河市で酒造りの修行を積んだ後、清き水湧くこの地に開蔵しました。
 銘柄「南陽」の由来は、中国魏の時代、文帝(曹操の息子曹丕)の命により寿命をもたらす霊泉探しに南陽県(現・河南省南陽県)鹿県山奥に分け入った勅使一行が700年も時を遡る穆王に召し使われたという不思議な童児と遭遇し、霊験あらたかな妙文を使った昔話がもとになっています。また、南陽市は諸葛亮孔明が隠棲し晴耕雨読の日々を過ごしていた故地として有名です。
 仕込水は、埼玉伏流水(荒川水系と利根川水系)の井戸水を使用。軟水のため、酒質はやわらかく、口当りの良いまろやかな酒ができます。酒米は、主に美山錦、八反錦を使用。炭素ろ過することなく、大変手間のかかる瓶燗急冷を行っております。
                           
(この項、「」HPより)

 あちこちの街道歩きをしていると、こうした地酒をつくっているところ、それも隠れた銘酒が多いですね。

この先で「新郷宿」に入ります。

新郷宿
 館林宿から忍宿へ向かうときだけの片継ぎという変則的な宿場。江戸時代後半頃から木綿と藍の生産が盛んになり、4と9のつく日に行われる市では青縞木綿の取引で大変賑わったといいます。

(13:14)「宿中」バス停。

前方に大きなシイの木が。

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