本所吾妻橋。橋のたもと。「フラムドール」。通称「う○こ」。屋上に金色に輝く。本当は、炎をイメージしたらしいですが、今や特異な形で、世界に知れわたっているとか。そういえば、建物全体が窓もなく黒く、聖火台のように見えなくもありません。
かつてここには、アサヒビールの工場がありました。そして、通りに面して、ビアホールがあり、工場から直に出してくれるおいしい生ビールが飲めました。
けっこう人が入れる大きなフロアが二階にあって、どういういきさつだったか、貸し切りでやった、友人の結婚披露宴に出席したこともありました。当時、近所にはしゃれたホテルもなく〈「浅草ビューホテル」(浅草国際通り・浅草国際劇場跡)なんかずっと後に出来ました〉、こういうところが、安上がりで重宝されていたのです。
その後、工場はなくなり、かなり広い敷地が売却されました。その後に、しゃれた建物と大きなマンションが出来ました。「フラムドール」の4階にだか、ワンフロアの多目的ホールも作られ、演劇などに利用されています。中は、船の中にいるような雰囲気で、おもしろい内部構造の店です。
また、その隣には、アサヒビールの本社の高層ビルがあります。このビルも全体が金色の色調で、屋上は、ビールの泡をモチーフにしてあるという、ビールジョッキのイメージをもつ、実に変わった建物です。
その北側には、墨田区役所の高層ビルがあります。区役所の最寄りの駅は、墨田区内では、「本所吾妻橋」駅ですが、たぶん一番近いのは、台東区にある「浅草」駅、という変わった場所にあります。ここの1階には、小ホールが今もあるはずです。
写真は、闇の中に浮かび上がる金色の「う○こ」型モニュメント。
〔宣伝文句〕
「スーパードライホール」は、フランス人デザイナー、フィリップ・スタルクによるもの。「炎」のオブジェは躍進するアサヒビールの心の象徴です。こちらは1階~3階がレストラン、4階はイベントホール「アサヒ・アートスクエア」となっています。
また敷地内には、ビアカフェ、ブラッセリー、メインダイニング、バーラウンジの異なる4つの店舗からなるアサヒビール アネックスも併設しています。こちらでは全店で、アネックスビルの2F/3Fにて仕込・醸造されたハンドクラフトビールの「ヴァイツェン」や「スタウトビール・DST」をお楽しみいただけます。
ちなみに、アサヒビールが売りに出してその後、本社ビルを建てるために買い戻した時には、売ったときの何倍ものお金がかかったそうです。まさにバブルの時代であったわけです。
1970年代のようす。アサヒビールの工場。
2010年代のようす。この一画以外はあまり変わらず。
ファインダーを覗き 墨田区役所、アサヒビールの高層ビル群の真ん中にスカイツリーが写る様に
吾妻橋の上を移動して撮影、信州の仲間にメールを送った、
昭和35年の就学旅行で5月21日~23日 都内、鎌倉
横浜周辺を見学した記録を自宅で見つけ51年振りに読み返して見た。
5月23日(月)最終日の旅行日程はびっしり詰まって
書いてある、抜粋すると旅館を経って赤門、水道橋
半蔵門、国会図書館、国会議事堂、東京タワー
中央卸売市場、日本橋、蔵前、吾妻橋、朝日ビール
(13:10~14:30)、浅草寺、国際劇場、
銀座夜景、上野駅から長野へ列車で約7時間、翌朝
5時22分着と記録されていた、
私達はバスで朝日ビール工場を見学 ビールの出来るまで 製麦・醸造・製品をコースに従い説明を受けた様だ こと細かく書いている、工場の土産に先生はビール 生徒は各自サイダーを一本戴いたそうだ 一行は国際劇場で春の踊りと映画『いろはにほへと』を観たと書いてある、中学生には難解だったと同級生は書いていた。
51年経った今はビール工場も国際劇場もすっかり変貌してしまった。
おわり