「守ろうよ ふるさとの自然」。
左には中国語での注意書きが。
自転車やバイクが停めてあり、干潟では長靴姿で熊手等を使って貝を採っている人が数人います。
牡蠣を採っているようです。
かなりの収穫量。付近には捨てられた牡蠣の殻がたくさん。
しかし、食べられるのでしょうか?
もともと小生、強烈な牡蠣アレルギーの持ち主で、まったく食べられないのですが。
対岸を見ると、そこにもたくさんの人が。
5,6年前にTVなどでも紹介されたようです。
・・・
獲っちゃダメ!食べちゃダメ!
【理由】
1、あぶない!
カキは、1日約400リットルもの海水を濾過するといわれています…他の生物とは圧倒的に海水濾過量が違うんです!
関東…東京・千葉・神奈川=3000万人以上の排水と、工場からの廃水をモロに濾過してます。海水浴場も汚染を理由に50年以上閉鎖されていた東京湾…下手すると死にます。
2、ほとんどが海を浄化するためのカキ!
水道局や様々なNPOなどが、東京湾を浄化するために蒔いたカキかもしれません。(マガキは大量に産卵するのでそれが増えて拡がってることもあります…あんまり増えすぎるのも問題は問題なんですが)
東京湾だけでなく、世界的に牡蠣による水質浄化活動が行われております。カキはそれくらい「スゴイ海水浄化装置」なのです。
3、お店には流通できてしまう・・
「自分で食べるため」と言われてしまうとなかなか取り締まることも難しいのが現状。
そもそも東京湾は顔もつけてはいけない海水浴場だったり汚れてしまっている。さらには牡蠣はその汚染を濃縮してしまうのです。
食中毒の原因となる大腸菌やノロウィルスならまだお腹を壊すだけなのでかわいいものです。肝炎ウィルスや貝毒や重金属、そのほか汚染物質は一生の病気になったり、場合によっては死ぬことすらあります。
加熱しても消えない病原体や汚染物質もあります。
牡蠣は「生産者がわかる」「最新の検査表を提示している」お店で食べることをオススメしています。
まとめると、
「かきおいしい」は「うみおいしい」
カキは海をそのまま濃縮します!
だからこそ「うまい」!
だからこそ「あぶない」!
キレイな海のカキ以外は食べちゃダメダメ!!!
ニュース(2014-05-06|TBS|Nスタ、2016-05-02|TBS|ビビット)で「東京湾の潮干狩りで中国人が天然のカキを密漁」と放送されたらしく、早速、カキ好きの皆さんから「東京湾でカキが獲れるの?」「江戸前のカキがあるの?」と…
明治から大正にかけては、東京湾の沿岸には広大な干潟が拡がっていて、特に品川はカキの養殖が盛んでした。
さらにいまでも、三番瀬(船橋)や多摩川、旧江戸川河口に残された天然干潟には「カキ礁(カキが群生して場合によっては地上にまで出て島になる)」が残っていたり復活したりしています。
そりゃ「江戸前の牡蠣」とか食べられるなら食べたいですよ…だって、牡蠣は獲ってすぐがウマいんだから…
でもね、いまは無理なんですよ…それは最初に書いたとおり。
(この項、「KAKIPEDIA(カキペデイア)」HPより)
・・・
牡蠣の他にもホンビノス貝なども採っている人もいるようです。
去年、テレビ朝日系の「ざわつく!金曜日」でも取り上げられたとのことです。
※牡蠣の異常増加の原因として、昨年の東京五輪・パラリンピックのボート、カヌー会場として東京都が新設した「海の森水上競技場」(江東区)の浄化のために大量の牡蠣が投入され、その後、東京湾内で異常に増えてしまった、とか。
きれいな砂浜が続くところも。
海岸で咲くような草花。
「海から1.0㎞」。
いよいよ河口に近づいてきました。
対岸を望む。
首都高湾岸線とJR武蔵野(京葉)線の橋脚が並ぶ。
市川市クリーンセンター。
散策マップ。
「←行徳橋 →江戸川放水路河口」。
貝を採っているのでしょうか? 数人の姿。
JR武蔵野線(京葉線)。
引き潮でしょうか? 干潟が広がる。
ここにも人影が。
「海から(まで)0.25㎞」。
東京湾が目の先に広がります。
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