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旧街道の石畳道が続く。先ほどよりは歩きやすく、芦ノ湖から「甘酒茶屋」お目当ての観光客も行き来。
右手に小さな広場があり、「箱根馬子唄」碑がある。
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箱根八里は馬でも越すが こすに越されぬ大井川
この広場からは木が邪魔で見えにくいが「二子山」が右手にある。
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「二子山について」
二子山は駒ヶ岳、神山、台ヶ岳などとともに中央火口丘の一つで箱根の火山活動のうち一番最後に出来たものです。頂上付近にはハコネコメツツジと呼ばれる富士火山帯特有のツツジ類を始めサンショウイバラやコイワザクラ、ヒメイワカガミなどが育成していて自然状態が良く残されています。
現在は保護のため入山を禁止しております。
神奈川県
しばらく進むと、車道をはさんで下り坂にさしかかる。その手前から来た道を振り返る。
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小田原から箱根路をのぼる旅人が、いくつかの急所難所をあえいでたどりつき、一息つくのがこの場所です。
目前に芦ノ湖を展望し、箱根山に来たという旅の実感が、体に伝わってくるところです。
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いよいよ「芦ノ湖」。でも油断をしていると、石畳で足を取られそう。
目の下にG・S。車の騒音も久々。
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下ったところが、「元箱根」の一角。
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木製の歩道橋を渡って「杉並木」へ。
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杉木立の中にある記念碑が、「ケンペル・バーニーの碑」。
ドイツの植物学者エンゲルベルト・ケンペルはオランダ通商使節の一員として元禄4年(1691年)と翌年に箱根を讃え、箱根の美しさを世界に紹介してくれました。
C・M・バーニーは、この地に別荘をもっていた英国の貿易商です。大正11年にケンペルの著書「日本誌」の序文を引用「自然を大切にするように」と碑をたてました。左の英文はその原文です。
私達は二人の功績を讃えここに碑を立てました。
昭和61年11月
箱 根 町 長 勝俣 茂
ケンペル祭実行委員長 信濃一男
およそ320年前来日したドイツ人医師であり博物学者であったケンペルが、日本の山々や自然の美しさを称えて記したのが『日本誌』。その後、イギリス人の貿易商バーニーはその『日本誌』に感激し、箱根の自然保護を訴えた。この二人の功績を称える石碑。毎年4月12日にはケンペル・バーニー祭が行われている、とのこと。
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一面の落葉。 「天下の険」碑。
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「成川美術館」の先で国道を離れ、すぐ脇の杉並木に入って行くと、喧噪とは無縁の落ち着いた道に。
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「箱根旧街道一里塚」跡。「日本橋」から24番目。国道1号線では100㎞ポスト付近。
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本図は天下の嶮である箱根山中の切り立った山と静かに水をたたえる芦の湖,そして背後に小さく富士を添えた図様である。そして険しい山道を登る大名行列とおぼしき人々を描いて画面に興趣を与えている。但しこの図の中心は何といっても中央やや右に画面を断ち切るようにそびえる山であり,また,モザイクのような山肌の表現の仕方である。東海道では大胆すぎる構図であるが北斎の「富獄三十六景」に見られる一点集中の意図がここでも見られる。
(「東海道五十三次~五葉が選ぶ広重の風景画 - 鹿児島県立図書館」HPより)
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