おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

いよいよ時代・芝居がかってきた

2011-05-24 23:24:24 | つぶやき
2・3号機もメルトダウン 「とことん付き合う」 班目委員長(産経新聞) - goo ニュース
 売り言葉に買い言葉というのがあります。亀井さんの名(迷)言「斑目はデタラメだ。即、辞任しろ」と、できの悪い(本人はけっこう気に入っているのでは?)しゃれを飛ばしながら、ぼろくそに批判したのに対しての抵抗です。
 ここで逃げたら、「末代までの名折れ」と。
 この方の祖先は名だたる武士の家柄?それとも町奴の親分の血筋?
 さて「末代までの名折れ」という言葉は、啖呵を切るにはうってつけのようです。
この時代がかった「台詞」。『ウィキペディア(Wikipedia)』にありました。
 歌舞伎の演目「極付幡随長兵衛(きわめつき ばんずいちょうべえ)」の中に出てくるものらしいです。

 第一幕 舞台喧嘩の場
 狂言も佳境に入ったときに酒に酔った白柄組らが狼藉を働いて舞台を台無しにする。そこへ町奴の親分、幡随院長兵衛が止めに入り白柄組を叩きだす。折しも桟敷で舞台を見ていた白柄組の頭領水野十郎左衛門は、長兵衛に遺恨を持つようになる。
 第二幕 花川戸幡随内の場
 水野の家から家老水野主膳が来たので「水野の家来だ!たたきしめろ!」と子分達は大騒ぎ、長兵衛が止めに入り事情を聞くと「主君より迎えの使いが来ても出てこないようにしてくだされ。刃傷沙汰にもなると家名に傷がつくどころで済まないのでくれぐれもお願い申す。」とのこと。だが長兵衛は「相手を怖がり逃げたと言われては、わしの名折れになりますから。これはお断り申しまする。」とすげなく断り追い返す。はたして入れ違いに水野の家臣黒沢庄九郎が使いにきて、主君の、これまでの遺恨を水に流し旗本奴と町奴が仲良くなりたいとの思し召し、そこで、「わが君が庭の藤を眺めながら酒宴をいたしますので何卒拙邸にお越しくだされ。」との口上、長兵衛は快く招待に応じる。「行かないで」と嘆く女房やわが子、子分達、そして、急を聞いて駆け付けた唐犬らの説得にも耳を貸さず「武家と町家に日頃から遺恨重なる旗本の、白柄組に引けをとっちゃあ、この江戸中の達師の恥、」「人は一代、名は末代」と自身と仲間の名誉を守るため、唐犬に後を託し涙をこらえて長兵衛一人水野の屋敷に向かう。
 第三幕 水野邸酒宴の場
 水野は友人の進藤野守之助、黒沢とともに長兵衛を歓待する。宴たけなわに黒沢はわざと長兵衛の服に酒をこぼし、水野は「一風呂入って服を乾かしたがよい。」と入浴を勧め湯殿の案内させる。跡に残った水野と進藤は長兵衛暗殺の策をめぐらす。
 第四幕 湯殿殺しの場
 浴衣一つになった長兵衛は家臣たちや水野に襲われる。「いかにも命は差し上げましょう。兄弟分や子分の者が止めるを聞かず唯一人、向かいに応じて山の手へ流れる水も遡る水野の屋敷へでてきたは、元より命は捨てる覚悟、百年生きるも水子で死ぬも、持って生まれたその身の定業、卑怯未練に人手を借りずこなたが初手からくれろと言やあ、名に負う幕府のお旗本八千石の知行取り、相手に取って不足はねえから、綺麗に命を上げまする。殺されるのを合点で来るのはこれまで町奴で、男を売った長兵衛が命惜しむと言われては、末代までの名折れゆえ、熨斗を付けて進ぜるから、度胸の据わったこの胸をすっぱりと突かっせえ」との名セリフを吐いた長兵衛は、見事に水野の槍を胸に受ける。そこへ長兵衛の子分が棺桶を持ってきたとの知らせ。その潔さに流石の水野も「殺すには惜しきものだなあ」と感心し、とどめを刺す。
 第五幕 水道端の場
 親分の仇を討つため町奴は白柄組と大乱闘となる。そこへ駆けつけた旗本三浦小次郎が水野切腹のお沙汰が下ったことを知らせ、皆は引上げる。
 
 というようなのが、芝居のあらすじ。
 大向こうをうならせる名台詞が「末代までの名折れ・・・」云々。ここまで来ると、真の主役の東電や菅さんでも、まったく太刀打ちできない風情となってきます。ま、こんな台詞で居直ろうとするですから(長兵衛は、敵陣に単身乗り込んで殺されるのですが)斑目さんの言動は、芝居の趣とはずいぶんと違ってはくるようです。
 こんな調子で二幕目三幕目を見せられたのでは、国民はたまったもんではありません。

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