高橋多佳子(ピアノ)さんのオール・ショパン・プログラムによる演奏会「ショパン・ザ・シリーズ」(全3回)の2回目が開催されたので上田市のサントミューゼに聴きに行きました。
チラシの表
(出 演)
ピアノ:高橋多佳子
高橋さんは、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール第5位。桐朋学園大学卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を最優秀で修了。国立ワルシャワフィルをはじめ、国内の主要オーケストラと共演を重ねる。既にCDを20タイトル以上リリース。ソロ活動のほかピアノ・デュオ「デュオ・グレイス」、「椿三重奏団」としても活動しています。
(曲 目)
全てショパンの作品です。
ワルツ 第1番 「華麗なる大円舞曲」 変ホ長調 作品18
ノクターン 第5番 嬰へ長調 作品15-2
スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
24の前奏曲 作品28より 第17番 変イ長調
バラード第4番 へ短調 作品52
(感 想)
2回目は、「Mon Francais」(モン フランセ)私のフランス」と題されて、ショパンがパリに出て以降作曲した作品の演奏とお話がありました。今回の曲目は、第1回の時よりも充実しているのがよくわかる、高橋さんの演奏でした。11月開催の3回目も聴きに行きます。
「ワルツ 第1番 『華麗なる大円舞曲』」は、ショパン33歳の時の作品だそうですが、楽譜が売れたヒット作品です。ウィーン様式の作品だと高橋さんの解説があって、驚きました。ショパンはウィーンでは成功できず嫌っているはずだという記憶があったので意外でした。
特によかったと思ったのは、「スケルツォ 第2番」です。激しい曲ですが、右手の旋律がきれいに乗って、爽快感もありました。「バラード 第4番」について、ショパン最高峰の曲で、難しいと言ってから弾きましたが、表情豊かで、聴き応えがある演奏でした。
【高橋多佳子さんの twitter】
高橋多佳子さん (@takako1990) / Twitter
【コンサートのあと、演奏された曲を自宅で聴きました。】
今回も、アルトゥール・ルービンシュタイン「ルービンシュタイン・プレイズ・ショパン」(CD10枚組)で、高橋さんの演奏曲目を聴きました。