ヴィブラフォンの中島香里さんのライブを安曇野市のいさつ歯科医院で聴いてきました。久しぶりのジャズライブです。
(出 演)
中島香里(vib)
後藤 魂(p)
吉木稔(b)
安藤正則(ds)
中島さんは、大学卒業後、Jazz理論と4本マレット奏法を赤松敏弘氏に師事。2010年から毎年、短期間ニューヨークへ赴き、現地のミュージシャンとセッションを重ねるなど研鑽を積んでいる。2013年「Flyin Mind」、2016年に「CROSS POINT」をリリース。2021年8月に3作目のアルバム「Starry Nights」をリリース。
(曲 目)
1 TIme After TIme (Jule Styne)
2 Ceora (Lee Morgan)
3 It happens all the time (後藤魂)
4 オスカー・ピーターソン作曲の曲 (バラードでした)
5 Erica (中島香里)
〈休憩〉
1 Drop!Drop!Stars! (中島香里)
2 Through the lights (中島香里)
3 Dispel it! (中島香里)
4 Plumeria (中島香里)
5 Echo of stars (中島香里)
6 Hazy Days (中島香里)
(感 想)
当日の出演者からなるKVQ(カオリ・ヴァイブス・カルテット)は、結成11年目で、この9月14日に東京丸の内のコットン・クラブに出演することになっています。実力、人気がある証左で、期待しながら聴き始めました。
前半は、スタンダード曲も入り、後半は、新作アルバム「Starry Nights」収録の曲が演奏されました。1曲目のスタンダード曲「Time After Time」では、よくスイングし、カルテットのバランスもよく、抜群に良い演奏でした。編曲は、ビル・チャーラップ・トリオのものを用いたと中島さんは話していました。
2曲目の「Ceora」は嬉しい選曲で、リー・モーガンのアルバム「Cornbread」収録のボサノヴァです。聴いていたら、テナーサックスあたりの管楽器を入れたら一層面白いと感じました。中島さんのオリジナル曲の中では、「Erica」や「Plumeria」という花に因んだ曲がそれらしくて印象的でした。
【中島香里ホームページ】
Vibist Kaori Nakajima Official Website – ヴィブラフォン奏者・中島香里のインフォメーションサイト (jazzman.club)
【「Time after TIme」が収録されているBill Charlap「’S Wonderful」(Venus)】
素晴らしいアルバムで、もう10年ほども前ですが、拙ブログで取り上げました。(その記事へのリンク)
【「Ceora」が収録されているリー・モーガン「Cornbred」(Blue Note)】
メンバーは、リー・モーガン(tp)、ハンク・モブレイ(ts)、ジャッキー・マクリーン(as)、ハービー・ハンコック(p)ら。日本盤レコードで聴いています。
長野市の自宅で、リー・モーガンの「Cornbread」を聴いているところです。CDやレコードの整理がついていません。
スピーカーは、JBLのModel 4425 MK Ⅱで、古いものですが、これはそのまま生かして、ROTEL製のアンプとCDプレイヤーを替えようかと考え始めました。