安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アート・ペッパー「SEPTEMBER AFTERNOON」とコメダ珈琲の「シロノワールきゅんハート」

2022-02-06 19:30:00 | アルト・サックス

モーニングを食べにコメダ珈琲豊科店へ行ったところ、バレンタインを意識した新作の「シロノワールきゅんハート」があったので、ランチ代わりにいただきました。(株)ゴディバとのコラボにより、ルビーチョコレートソースを用いていて、甘酸っぱい味でした。コラボレーションのよいアルバム。

ART PEPPER (アート・ペッパー)
SEPTEMBER AFTERNOON (Galaxy 1980年9月5日)

   

アート・ペッパー(as, 1925~1982年)については、初期のコンテンポラリーやパシフィックレーベルへ録音した諸作を主に聴いていて、1970年代以降の麻薬禍から復帰した後の演奏はあまり聴きませんでした。しかし、晩年、Galaxyレーベルへ録音したものも最近楽しむようになりました。これもその一枚。

メンバーは、アート・ペッパー(as)、スタンリー・カウエル(p)、ハワード・ロバーツ(g)、セシル・マクビー(b)、カール・バーネット(ds)。カウエルとマクビーは、78年録音の「Today」にも参加していますが、二人は自作も提供して、貢献しています。

曲目は次のとおり。

1  Mr. Big Falls His J. G. Hand (Art Pepper)
2  Close To You Alone (Cecil McBee)
3  There Will Never Be Another You (Harry Warren)
4  Melolev (Art Pepper)
5  Goodbye Again (Stanley Cowell)
6  Brazil (Ary Barroso)
アート・ペッパーの自作が2曲、参加メンバーのマクビー(b)とカウエル(p)の曲が1曲ずつ、スタンダードが2曲です。「Melolev」は、ミルチョ・レヴィエヴ(p)のためにペッパーが書いた作品。「There Will Never Be Another You」(あなたなしでは)、と「Brazil」(ブラジル)はお馴染みで演奏が楽しみ。

ペッパーが(as)が、たまに本来の音域を超えた鋭い音を出すものの、全体としてリラックスして寛いだアルバム。ペッパーはラテン物をたくさん録音していますが、本作の「Brazil」でも熱気の溢れる興奮ものの演奏をしています。マクビー作「Clost To You Alone」とカウエル作「Goodbye Again」は、バラードで、中音域中心のペッパーに加え、カウエル(p)のソロが美しい。「There Will Never Be Another You」では、ジョン・コルトレーン(ts)の「Moment's Notis」の編曲を想起させるなど影響が垣間見られます。

【コメダ珈琲店  安曇野豊科店】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高768-1
電話:0263-73-1153
ホームページ:コメダ珈琲店 (komeda.co.jp)

雪が舞っていて、日中も寒い一日。

コメダ珈琲安曇野豊科店外観。

店内。席と席が離れ、衝立もあり、この席の配置がコメダの最も優れている点です。

「シロノワールきゅんハート」のPRチラシがテーブルの上に貼ってあります。

モーニング。トーストには、「おぐらあん」を付けました。

野菜サラダ

ヨーグルトも注文。

シロノワールきゅんハート。ソフトクリームは横に添えてあります。

パン生地に厚くチョコレートソースがかかっています。甘酸っぱい、なんだか青春まっただ中のような味です。売り切れ次第終了のようです。