雑誌「BRUTUS」の既出2冊を増補改訂した、「完本 音楽と酒」が発行されたので購入しました。ジャズ、ロック、ソウルなど音楽が流れているバーの紹介などがあり実用的で、パラパラと見ていると出かけたくなります。出かけたライブハウスで購入したCD。
YOICHI KOBAYASHI (小林陽一)
NIAGARA SHUFFLE (Paddle Wheel 2019年録音)
コロナ禍が続いているので、このところジャズのライブには出かけていませんが、3月に入ったら、ぼちぼちと出かけたいと考えています。本作は、2019年7月30日に山梨県甲府市の「COTTON CLUB」で開催されたライブの際(その記事)に購入したものです。
メンバーは、小林陽一(ds)、フィリップ・ハーパー(tp)、ヴィンセント・ハーリング(as)、ロビン・ユーバンクス(tb)、デヴィッド・キコスキー(p)、エシュット・エシュット(b)。2019年7月の前記ジャパニーズ・ジャズメッセンジャーズの甲府公演には、小林、ハーパー、ハーリング、エシュットの4人が参加していました。
曲目は、次のとおり。
1 Niagara Shuffle (Youichi Kobayashi)
2 Along Came Betty (Benny Golson)
3 Ping Pong (Wayne Shorter)
4 A Lovely Way to Spend An Evening (Jimmy McHugh)
5 Moanin' (Bobby Timmons)
6 Chickin An' Dumplings (Ray Bryant)
7 Bu's Delight (Curtis Fuller)
8 Dat Dere (Bobby Timmons)
9 For Heaven's Sake (Don Meyer)
小林陽一の書き下ろし「Niagara Shuffle」以外は、スタンダード曲とジャズメッセンジャーズのメンバーの作品。「Moanin'」はじめ、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ時代には名曲が生まれています。
2019年の甲府公演の様子を思い浮かべながら聴きました。小林陽一自作の「Niagara Shuffle」では、ナイアガラロールと称されたアート・ブレイキー(ds)のスネアを念頭に書かれたもので、フィリップ・ハーパー(tp)とヴィンセント・ハーリング(as)のファンキープレイが素晴らしい。ロビン・ユーバンクス(tb)をフューチャーした「A Lovely Way To Spend An Evening」やハーパー(tp)をフューチャーした「For Seaven's Sake」というスタンダードもストレートに歌っていて良かった。デヴィッド・キコスキー(p)の参加は意外でしたが、十分役割を果たしていました。
ライナーノートにあるメンバーの写真
【BRUTUS 完本 音楽と酒。(マガジンハウス)】
この冊子は、ブルータス2021年2月15日号「音楽と酒」、ブルータス2021年7月15日号「音楽と酒・夏」に掲載されたものを再編集し、増補改訂されたものです。
表紙
ピーター・バラカン(1951年ロンドン生まれ。ブロードキャスター。担当番組に「バラカン・ビート」など)さんが、リスニングバー用のレコードを選択紹介しています。
全国の47軒の店主が選ぶプレイリスト。『お店がオープン、最初にかけたい一枚は?』から、『閉店後、自分のためにかけたい一枚は?』まで、5枚を各店主がセレクト。
リスニングバーの紹介が多数あります。こちらの「GINZA MUSIC BAR」は、2014年オープンで、海外のお客様も多数集まるお店。デヴィッド・ボウイや山下達郎などいろいろな音楽がかかるそうです。
ジャズバーの「ボロンテール」。赤坂にあって、昼も営業しているので、一度入りました。いいお店です。
浜松市の「ハァーミット・ドルフィン」。浜松市出身のピアニスト上原ひろみさんが訪れています。一度是非訪れてみたいお店です。浜松には、喫茶店「トゥルネラパ―ジュ(Tournez La Page)」もあって、すごい街。
「日本全国リスニングバー&カフェリスト」では、42軒のお店が紹介されています。入ったことのあるお店もありますが、いくつか行きたい店がありました。
岩手県一関市にあるジャズ喫茶「BASIE」が休業中である旨の記事が出ています。一度行ったことがありますが、再訪したいので、再開してくれるとよいのですが。