安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ニュウ、天狗岳登山(2)【東天狗岳~西天狗岳~中山峠~高見石小屋】

2018-07-16 20:15:47 | 登山・ハイキング

ニュウ、天狗岳登山の続きです。東天狗から西天狗に行って、昼食休憩にしました。中山峠から高見石小屋まで時間がかかりやれやれだったので、高見石小屋ではコーヒータイムをとって寛ぎました。高見石からの展望もよくて、当日は本当に天候に恵まれました。行程を記しておきます。

 【行 程】

白駒池駐車場 5:40 ~ ニュウへの分岐 6:02 ~ ニュウ 7:10ー7:35(休憩) ~  中山峠 8:39 ~  東天狗岳山頂 9:53ー10:00 ~ 西天狗岳山頂 10:26ー11:16(昼食休憩) ~ 東天狗岳 11:39 ~ 中山峠 12:48 ~ 中山展望台 13:26ー13:35(休憩) ~ 高見石小屋 14:45ー15:47(休憩、高見石見学) ~ 白駒池 16:21 ~ 駐車場 16:35

【東天狗岳山頂~西天狗岳山頂】

結構急な下りなので、スリップしないように気を付けました。

鞍部まで下りてきました。左右に広がるハイマツがいい感じです。

一気に上り、西天狗岳山頂に到着。

大勢の登山者で賑わっています。ガスがでてきています。

三角点

ジュースで乾杯

唐沢鉱泉からのルートの尾根

ガスが出てきて、こちらの眺望はいまひとつです。

【西天狗岳山頂~高見石小屋】

東天狗に向かって下ります。

山頂には行かず、途中で左へ曲がっていきました。

すりばち池・黒百合平分岐。中山峠方面にまっすぐに進みます。

 

振り返って下りてきたルートをみているところ。ガスが出てきています。

中山峠

中山峠から緩い上りになります。

見晴らし台。

西天狗岳の山頂だけ見えます。

ニュウへの分岐。まっすぐに中山展望台、高見石方向へ進みます。

ぬかるんでいるところもあり木道もしいてあります。

展望台に向けて上りもあります。

中山山頂、2,496mですが、登山道脇になります。標柱があるのでわかりました。

少し上っています。

中山展望台

結構たくさんの人がいました。しばし休憩しました。

中山展望台からの蓼科山。手前の縞枯れが、北八ヶ岳らしくてよい風景です。

中山展望台から高見石小屋へ。

ほぼ下りですが、上りもあります。

高見石小屋へ到着

【高見石小屋、高見石からの眺望】

連休初日とあって混雑していました。

珈琲。かき氷は僕が頼んだものです。前には、長門牧場のアイスクリームがあったのですが、今回は販売されていませんでした。

小屋の前がテント場になっています。

高見石。

すぐ下に小屋が見えます。

高見石から白駒池

(3)へ続きます。(3)では高見石小屋~白駒池駐車場、出会った花、温泉について記します。


ニュウ、天狗岳登山(1)【白駒池~ニュウ(にゅう)~中山峠~東天狗岳山頂】

2018-07-15 20:09:38 | 登山・ハイキング

7月14日(土)日に、白駒池からニュウ(標高 2,352m)、天狗岳(標高 2,646m)へIさんと登りました。天狗岳は、前に登った時は、天気が悪くて何も見えませんでしたが、今回は天気がよくて山全体も見ることができました。前回は、唐沢鉱泉から登りましたが、白駒池からニュウを経由し天狗岳へ上る今回のルートもなかなかよいです。

歩行時間は、西天狗岳山頂まで4時間14分、西天狗岳から下山し、高見石小屋を経由し駐車場までの後半が、4時間7分ですが、途中短時間の休憩や撮影タイムもとっているので、歩いた時間は8時間程度です。後半の中山峠から高見石小屋間は時間がかかりましたが、無理せずゆっくり歩きました。 

 【行 程】

白駒池駐車場 5:40 ~ ニュウへの分岐 6:02 ~ ニュウ 7:10ー7:35(休憩) ~  中山峠 8:39 ~  東天狗岳山頂 9:53ー10:00 ~ 西天狗岳山頂 10:26ー11:16(昼食休憩) ~ 東天狗岳 11:39 ~ 中山峠 12:48 ~ 中山展望台 13:26ー13:35(休憩) ~ 高見石小屋 14:45ー15:47(休憩、高見石見学) ~ 白駒池 16:21 ~ 駐車場 16:35

【駐車場~白駒池~ニュウ(にゅう)】

5時30分頃の駐車場です。駐車場が広いので、かなり余裕があります。

白駒の池入り口

一帯は苔の森です。

白駒池

白駒荘を過ぎて遊歩道を奥に進みます。

分岐をニュウへ進みます。

白駒湿原までは道がよく、登山靴でなくてもよいかもしれません。

白駒湿原の横を通り過ぎます。

池塘があり、白い花(ワタスゲでしょうか?)がありました。

シャクナゲも咲いています。

八ヶ岳らしい登山道になってきますが、ニュウまでは歩きやすく、家族連れもみかけました。

途中で右に入ります。

尾根が近くなり、ニュウはすぐです。

ここを左に進むと、すぐニュウです。

既に登山者もいました。

山頂は岩でゴロゴロです。

三角点

【ニュウ山頂からの展望】

蓼科山がよく見えました。真ん中あたりに白駒池も見えています。

蓼科山の左手には北アルプスの山が見えます。穂高だけでなく、槍ヶ岳も見えました。

蓼科山から右手の方には、浅間山が雲海の上に見えました。

富士山

これから登る天狗岳

東天狗岳

硫黄岳。こちらもいつか上りたいものです。

ニュウから中山峠へ進みます。この間は、起伏も少なく、歩きやすい道です。

道沿いにシャクナゲが咲いています。

左折して中山峠へ進みます。右折すると、中山展望台、高見石ですが、そちらは復路で通りました。

ぬかるみには板がおいてあります。

開けた分岐に出ます。茅野市の立てた標柱ですが、「見晴らし台」と名付けられていました。

ほどなく中山峠です。

中山峠からは上りになり、岩の上を行くところもあります。

標示の文字がよくわかりませんが、一帯は広場になっていて休憩最適場所です。

何組か登ってきます。



すりばち池、黒百合平への分岐。前回はここから黒百合ヒュッテに下りました。

右の方から回り込むようにして進みます。

山頂手前。

東天狗岳山頂に着きました。

(2)へ続きます。(2)では、東天狗岳~西天狗岳山頂~下山(途中まで)の様子を記します。


スタン・ゲッツ STAN GETZ WITH GUEST ARTIST LAURINDO ALMEIDA

2018-07-14 20:03:45 | テナー・サックス

先日、東京駅で最終の新幹線に乗る直前に、売店でお土産を買いました。内容は吟味したわけではありませんが、お土産というのは、物より気持ちなのでまあよいかと。その売店で「JR東日本おみやげグランプリ2018」というパンフレットをもらいましたが、JR東日本管内の各県の124の土産品がエントリーし、人気投票も行われていたので、僕もパソコンから長野県の品物に一票入れました。人気投票で上位にあったサックス奏者。

STAN GETZ (スタン・ゲッツ)
STAN GETZ WITH GUEST ARTIST LAURINDO ALMEIDA (Verve 1963年録音)

    

スタン・ゲッツ(ts, 1927~91年)は、ボサノヴァを演奏して人気を高め、その関係のアルバムが喧伝されることも多いのですが、それだけではなく、彼はどんなフォーマットでも、乗った時はすごい演奏をしています。ローリンド・アルメイダ(g)と組んだ本作でも、ゲッツはよく歌っていて、リズムがボサノヴァであることをことさら意識する必要がないくらいです。

メンバーは、スタン・ゲッツ(ts)、ローリンド・アルメイダ(g)、ジョージ・デビュビエ(b)、 José Paulo, Luiz Parga (per)、 Dave Bailey, Edison Machado, Jose Soorez (ds)。アルメイダ(1917~95年)は、ブラジル生まれですが、作編曲に強く、ジャズ志向の強いギタリストです。1970年代には、バド・シャンクらと組んだLA4というグループでも活躍しました。

曲は、Luiz Antoni作「Menia Moca」(若い娘)、アントニオ・カルロス・ジョビン作「Outra Vez」(Once Again)、あとはローリンド・アルメイダの作曲で、「Winter Moon」、「Do What You Do, DO」、「Samba De Sahra」(サーラのサンバ)、「Maracatu-Too」の6曲。「Maracatu-Too」こそ、スタン・ゲッツとの共作とされていますが、ほとんどアルメイダのアルバムと勘違いしそうな収録曲です。

ボサノヴァテイストはありますが、ジャズ寄りのアルバムです。「Menia Moca」は、哀愁溢れるメロディーにスピード感のあるゲッツ(ts)のソロ、加えて、シングルトーンと和音を絶妙に使い分けているアルメイダ(g)のソロが素晴らしく、続くジョビン作の「Outra Vez」でも、ゲッツのメロディアスなアドリブが聴けます。スローテンポでゆったりとした「Winter Moon」は、アルメイダの静かな語り口とゲッツの変幻自在で、しかも寛ぎのある演奏に癒されます。意味がよくわからないジャケットが惜しく、広く聴かれてよいアルバム。

【レコードのラベル】

   

このモノラルレコード盤は、よい音がします。

【JR東日本おみやげグランプリ冊子と購入したお土産(お菓子)】

   

表紙。エントリーしたお土産品が各県ごとに掲載されています。

   

長野県のページ。そば、野沢菜、ジャムといった長野県らしいお土産品もありました。

   

東京のページ。ようかん、もなかといったお菓子もエントリーされています。ごくたまに買うのですが、虎屋の羊羹は美味しい。

何も考えず、目についたものを本日の土産に買ってきました。

こちらは、焼き菓子なので日持ちします。


片倉真由子(p)ライブ (7月11日 東京神田リディアン)

2018-07-13 20:17:14 | 演奏会・ライブ

昨年、青山のジャズクラブ「Body & Soul」で聴いた片倉真由子(p)の演奏がよかったので、リディアンで彼女のリーダーライブを聴いてきました。

 

(出演者)

片倉真由子(p)
金森もとい(b)

片倉真由子(p)

金森もとい(b)

(曲 目)

(前 半)
1 Stablemates (ベニー・ゴルソン)
2 Serenity (ジョー・ヘンダーソン)
3 Driftin'  (ハービー・ハンコック)
4 Darn That Dream (ジミー・ヴァン・ヒューゼン)
5 Hot House (タッド・ダメロン)

(後 半)
1 Embraceable You (ジョージ・ガーシュイン)
2 Voyage (ケニー・バロン)
3 Freight Train (トミー・フラナガン)
4 You Know I Care (デューク・ピアソン)
5 Tricotism (オスカー・ぺティフォード)

(感 想)

二人の演奏に期待しながら行ったのですが、期待以上の素晴らしいライブでした。編成はピアノとベースだけですが、片倉真由子(p)、金森もとい(b)ともによくスイングし、フレーズも多彩で、スケールの大きな演奏が聴けました。また、選曲がよく、片倉さんのMC(曲紹介など)も面白く、こういうライブならまた出かけたくなります。

前半では、「Stablemates」と「Hot House」という僕の好きな曲をやってくれて、それだけでも満足でしたが、加えて、ハンコック作の「Driftin'」では、片倉さん(p)がミディアムテンポでグルーヴィーに弾いてくれて、言ってみればコクとキレのあるプレイぶりで気に入りました。また、スタンダード曲の「Darn That Dream」では、独創的な長いイントロをつけていて感心しました。

後半は、片倉さんが大のファンで、ピアノの師匠でもあるケニー・バロンに因んだ曲が取り上げられました。バロンが録音をしている「Embraceable You」、バロンが作曲した「Voyage」、そして、バロンの師匠のトミー・フラナガン作の「Freight Train」と、ケニー・バロンへの熱い思いを語るトークとともに演奏をしてくれて、この流れもよかった。

ベースの金森もといさんについては、明るいキャラクターで楽しそうに演奏している姿が印象的で、片倉さんも笑いそうだとつぶやいていました。多分、音程がよいせいだと思いますが、ベースのサウンドが心地よく、また、細かなフレーズも弾いていましたが余裕があるように見えました。

休憩時間に、片倉さんが参加しているレイモンド・マクモーリン(ts)のCDを購入し、サインをしてもらいました。ラストの曲の途中で、最終の北陸新幹線に乗るためにお店を出ましたが、最後まで会場にいたかったライブでした。

片倉さんがお話をしているところ。金森さんのポーズに注目。

   

会場で購入したレイモンド・マクモーリン(ts)がリーダーのCD。「片倉真由子」とサインを書いてくれました。


アンの家 (ジャズ喫茶 長野県松本市)

2018-07-12 21:27:32 | ジャズ喫茶

松本市郊外の梓川にジャズ喫茶「アンの家」がこの5月にオープンしたので、出かけてきました。安曇野市の自宅から車で30分ほどですが、お店の前をうっかり通り過ぎてしまい、わからなくなり、電話をして店主の宮坂さんに迎えにきてもらいました。店内は15坪あって広く、ピアノに加え、スピーカー、アンプ類などが2セット分どーんとおいてあり、入店とともに圧倒されました。

マスターは、1950年代、60年代のジャズがお好きで、チャーリー・パーカーやレスター・ヤングが好みだそうです。オーディオやジャズの趣味から、第二の人生としてジャズ喫茶をオープンされたそうです。昼間は音量を絞り気味のようなので、次回は夕方訪れて大きめの音量でレコードを聴かせてもらうつもりです。

大きくて立派な蔵の一階がお店です。

 
真ん中あたりにあるお店の入口
 
 
ジャズ用がアルテック、クラシック用がロジャースのスピーカーです。入店時はクラシックがかかりロジャースの方から音が出ていました。アンプはデンオンでしたが、クラシック用のようです。
 
 
少し離れたところからスピーカーなど。梁が立派ですごい作りです。
 
 
入口を入ってすぐ左手に置いてあるピアノ。開店記念ライブも催したそうで、これからもライブを開催したいそうです。
 
 
カウンター席と厨房。
 
 
入口と反対側の壁にそってレコード棚が置いてあり、約2000枚のレコードを収納しています。ジャズの他にクラシックも相当数ありました。また、その上の壁にはモダンジャズの名盤が飾ってあって、目を楽しませてくれます。
 
 
ボックス物がたくさんあって宮坂さんの趣味が窺えます。キイ・ノート、コモドア、チャーリー・パーカー、JATP、モザイク各種など揃っています。
 
   
   
 
こちらは、厨房の横に備えられたオーディオ類です。ジャズ用のようで、これでアルテックのスピーカーを鳴らします。
 
 
プレーヤー
 
 
マッキントッシュ、コントロールセンターとあります。
 
 
こちらは、マッキントッシュのCDプレイヤー。
 
 
パワーアンプ。マッキントッシュMC7300
 
 
ビル・エヴァンスの「Portrait In Jazz」をかけてくれました。そう大きな音量ではありませんが、低音から高音まで芯のある音がきちんと遠くまで届いてきていました。音量を絞ると、主楽器以外のベースやドラムスは、鳴りが悪くなるのが普通ですが、こちらの装置はそういうことはなく、すごく感心しました。
 
 
珈琲はベンチプレスです。くるみのケーキもいただきましたが、どちらも美味しく、女性にも好評だろうと思いました。
 
【アンの家】
 
住所:長野県松本市梓川梓459
電話:070-5455-1941
営業:13時~20時。月曜・火曜定休
紹介記事へのリンク:松本経済新聞(ネット新聞です)