「神は細部に宿る」で思い出したのがSavgny(サヴィニー)。偉大なローマ法学者である。
彼は、ドイツ法典編纂論争で、立法の任に当たるのは法学者であることを前提とした上で、「いまだドイツ法学は自国独自の民法を編纂するまでには熟していない」と主張した。方や現在の日本では、「民族精神」はどことやら、官僚による立法がめまぐるしく行われている。教育基本法に至っては、政治家は、「法律が悪いから教育も悪くなるのだ」といわんばかりである。なんともはや。
そろそろ、制度や法律を作れば簡単に民衆の意識や、ひいては「民族精神」が変わるという幻想を捨てたらどうだろうか。
彼は、ドイツ法典編纂論争で、立法の任に当たるのは法学者であることを前提とした上で、「いまだドイツ法学は自国独自の民法を編纂するまでには熟していない」と主張した。方や現在の日本では、「民族精神」はどことやら、官僚による立法がめまぐるしく行われている。教育基本法に至っては、政治家は、「法律が悪いから教育も悪くなるのだ」といわんばかりである。なんともはや。
そろそろ、制度や法律を作れば簡単に民衆の意識や、ひいては「民族精神」が変わるという幻想を捨てたらどうだろうか。