Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

立法が多すぎないか

2006年07月09日 13時38分56秒 | Weblog
 「神は細部に宿る」で思い出したのがSavgny(サヴィニー)。偉大なローマ法学者である。
 彼は、ドイツ法典編纂論争で、立法の任に当たるのは法学者であることを前提とした上で、「いまだドイツ法学は自国独自の民法を編纂するまでには熟していない」と主張した。方や現在の日本では、「民族精神」はどことやら、官僚による立法がめまぐるしく行われている。教育基本法に至っては、政治家は、「法律が悪いから教育も悪くなるのだ」といわんばかりである。なんともはや。
 そろそろ、制度や法律を作れば簡単に民衆の意識や、ひいては「民族精神」が変わるという幻想を捨てたらどうだろうか。
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神は細部に宿る

2006年07月09日 09時28分34秒 | Weblog
 完璧なものは細部もよく凝らされているものである。
 「太陽がいっぱい」Plein Soleilをスクリーンでみてつくづく思った。以前、レンタルビデオで見たことがあるが、そのときには余り印象に残らなかったものとみえるが、たとえば、モンジベロの魚市場での一シーン。頭部が切断された魚やエイの口・腹部がクローズアップされ、不吉な前途を予兆する。案の定、ヨットのスクリューに絡まったロープの先から、リプリー(アラン・ドロン)によって殺害されたフィリップの死体が発見される。
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