バーディーがサラリーマン時代に鬼のように厳しい上司がいた。何しろ、支店長になったとたん、その支店の若手が辞表を書いて行方不明になったという逸話があるくらいである。若手はおろか、課長クラスでも容赦なくどやしつけられる。わが部署には怒号が鳴り響くのである。
バーディーの20代前半は、ストレスとの戦いだったといってよい。ちなみにその上司は、「君は打たれ弱い」という趣旨のことを言った。要するに、怒鳴られたりけなされたりしてもめげない強靭な精神力に欠けているというのである。
確かに、金融に限らず、客商売は、精神的にタフでないとつとまらない。たとえば、クレームを付けに来るのが目的の客もいるが、そんな客に対しても笑顔で応対しなければならない。そんな客に限って、背後にヤバイ人脈があったりするのであるから。
だが、法曹界の人と知り合うようになって、「打たれづよい」ということは、必ずしも美徳ではないと思うようになった。というのも、お世話になった弁護士事務所の方々や裁判所の皆さんが、あまりにも善良な人たち(少なくとも、私を怒号や叱責でノイローゼに陥らせようとしない紳士的な方たち)だからである。・・・やはり、私がもといた会社が特殊だったのか?
バーディーの20代前半は、ストレスとの戦いだったといってよい。ちなみにその上司は、「君は打たれ弱い」という趣旨のことを言った。要するに、怒鳴られたりけなされたりしてもめげない強靭な精神力に欠けているというのである。
確かに、金融に限らず、客商売は、精神的にタフでないとつとまらない。たとえば、クレームを付けに来るのが目的の客もいるが、そんな客に対しても笑顔で応対しなければならない。そんな客に限って、背後にヤバイ人脈があったりするのであるから。
だが、法曹界の人と知り合うようになって、「打たれづよい」ということは、必ずしも美徳ではないと思うようになった。というのも、お世話になった弁護士事務所の方々や裁判所の皆さんが、あまりにも善良な人たち(少なくとも、私を怒号や叱責でノイローゼに陥らせようとしない紳士的な方たち)だからである。・・・やはり、私がもといた会社が特殊だったのか?