Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

ある官僚の死

2007年01月19日 23時59分48秒 | Weblog
早世した大蔵官僚:
戸矢 哲朗
 東大法学部卒業後、平成7年(旧)大蔵省入省。スタンフォード大学留学中にPhDを取得。帰国後白血病に罹患していることが判明、2001年6月、闘病生活のすえ27歳の若さで逝去。遺稿となった論文が妻の翻訳により出版される-金融ビッグバンの政治経済学

 組織が大事か、事なかれ主義が大事か-「金融ビッグバンの政治経済学:金融と公共政策策定における制度変化」
 本書においては、「名声の最大化」を官僚が追求する目標として捉え、それを「組織存続」として定義する(p84)とされる。

 ちなみに、この方は官僚の家庭に育ち、小学生のころ既に「将来の夢は大蔵省の事務次官」と公言する「名声の最大化」を内面化した人物だった。「金融ビッグバン」はいかにも合理的な改革のように喧伝されていたが、融資の現場にいたバーディーは、この政策の(一方的な)大転換の副作用ともいうべき、銀行の貸し渋り→企業の倒産(場合によっては経営者の自殺)などといった惨状を目の当たりにしてきた。
 今にして思えば、現場を知らない(善意の)人間が抽象的に制度を設計することは、ある種の危険を内在させていたのである。
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ビジネス・スクールのランキング

2007年01月19日 20時19分36秒 | Weblog
アメリカのビジネス・スクールのランキング:
Top Business Schools
ハーヴァード、スタンフォードは双璧といってよい。数年前まではシリコンバレーを擁するスタンフォードが1位だった。
 意外なのはイェール大の15位。ロースクールでは不動のトップを占めるが、その反動のせいか、ビジネス・スクール卒業生の就職率は芳しくないようである。
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警察官にもなれます?

2007年01月19日 07時36分04秒 | Weblog
これは韓国のお話:
司試合格者、警察特別採用5人の募集に56人志願
 警察庁は12日に願書受付が締め切られた司法試験合格者の警正(5級警察公務員の階級)5人特別採用に56人が志願し、競争率が11.2倍を記録したと15日、明らかにした。この競争率は04年(10.25倍)、05年(8.9倍)、06年(10.4倍)よりも高い。 04年以来3年ぶりに実施された行政試験合格者の警正特別採用には2人の募集に5人が志願した。 前回は2人の募集枠に志願者6人だった。警察は70年代初めから99年まで試験合格者の警正特別採用を毎年定期的に実施してきたが、人員超過などを理由にしばらく中断し、04年から再開した。

 韓国では不景気のため弁護士として開業しても食っていけない人が多いことが背景にある。
 日本でも、検察修習中に、第一次捜査権のある警察に入りたいと思うようになる人はいるはずだ。ためしにやってみたらどうだろう。
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