Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

漢文を読もう!

2007年01月13日 11時50分47秒 | Weblog
 丸谷才一「文章読本」をほぼ半分まで読み終わる。
 最も有益な指摘は、良い文章を書くためには「名文」、なかんづく、論理構造のしっかりした「漢文」をたくさん読むということである(p301)。これは法律家にとっても重要なことであろう。なぜなら、法律家の書く文章は、第一に論理が重要だからである(司法試験の論文に至っては、構成が全てであるといってよい)。
 文章作法の模範としての、漢文は、「骨組が堅牢で、しかもそれがよく目立つように出来ている」のがポイントである。
 よし、漢文を読もう!
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ロースクールのメリット

2007年01月13日 08時44分34秒 | Weblog
 最近、ロースクールを出ていない(普通の)修習生との間で、ロースクールのメリットについて話題になった。最も大きいのは、在学中に実務科目を時間をかけて勉強できるという点だという指摘があった。だが、私見では、「実務家の勉強法」を垣間見ることができるという点が最大のメリットだと思う。
 例えば事例・判例研究。要するに、最高裁調査官解説の真似事のようなレポートを作成すること。これは、法学部のゼミでもやっていることだが、ロースクールだと、学者だけではなく裁判官や弁護士の見解も知ることができる。すると、実務家も学者と同様、あらゆる参考文献に一通り目を通してから事件に臨むことが分かる。学者と違うのは、ある特定の「立場」に立っているということ。ただし、中立的な立場にある裁判官は、客観的な結論を追求する学者に近いように思われる。
 それにしても、1つのテーマについて数十人の人の見解を調べると、その人がいかに深く(浅く)考えているかが分かってしまう。ある意味では、怖いことでもある。
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