「軽すぎる」政治家の言葉はなぜ? 年金問題(産経ニュース)
社保庁労組の実態を知る者からすれば、予想されたとおりの「公約撤回」である。これでますます政治不信が強まるだろう。
ところで、こうした事態に至っても、国家財政の規模縮小が緊急の政治課題とならないのは、国民が国に対する期待を捨てていないからに他ならない。本来であれば、「年金に期待する方が間違っている」という方向の議論が出てもいいはずなのである。
バーディーが大学時代に属していたローマ法のゼミでは、古代ローマにおいては「国庫」(Fiskus)は存在すべからざるものと考られていたこと、その理由は、国庫などというものを人間は決してコントロールできないこと、が力説されていた。現在の年金問題は、まさにこれを実証している。
社保庁労組の実態を知る者からすれば、予想されたとおりの「公約撤回」である。これでますます政治不信が強まるだろう。
ところで、こうした事態に至っても、国家財政の規模縮小が緊急の政治課題とならないのは、国民が国に対する期待を捨てていないからに他ならない。本来であれば、「年金に期待する方が間違っている」という方向の議論が出てもいいはずなのである。
バーディーが大学時代に属していたローマ法のゼミでは、古代ローマにおいては「国庫」(Fiskus)は存在すべからざるものと考られていたこと、その理由は、国庫などというものを人間は決してコントロールできないこと、が力説されていた。現在の年金問題は、まさにこれを実証している。