Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

作家の「恥部」

2007年12月23日 22時23分14秒 | Weblog
 最近刊行された講談社文芸文庫の金色の死 谷崎潤一郎大正期短篇集は、谷崎ファンなら絶対に買うべき本である。こういう本を見つけるために、バーディーは何時間も大書店を巡回するのである。
 大正期の谷崎作品は、谷崎自身にとっては、彼の「恥部」ないし汚点だったらしい。なにしろ、この時期の作品は、当初全集には収録されていなかったくらいなのである。だが、こうした作品ほど、作家の本質を表現したものはまずないのである。
 ・・・そういえば、次は川端康成は「禽獣」を自分の汚点と考えていたらしいが、これまた講談社文芸文庫だよ。明日買わなきゃ!
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芸能人の覚せい剤ブーム再来?

2007年12月23日 14時05分47秒 | Weblog
覚醒剤 芸能人相次ぐ逮捕 「寂しさ」「うつ」「体調不良」 禁断の誘惑(産経新聞)
 
 最近、芸能人の覚せい剤事犯摘発が増えているように見受けられる。だが、実際に覚せい剤を使用していると思われる芸能人の数は、最近になって急に増えたというわけではなかろう。これには、おそらく捜査当局の意向が反映されているものと思われる。
 ところで、近年、北朝鮮ルートでの覚せい剤密輸が減少したせいか、覚せい剤の純度が低下していると言われる。だから、科捜研での尿検査の結果でも、「・・・を含む塩類」(だったかな?)というところまでしか判明しないらしく、検察官が起訴状の書き方に困る場面が出ている。
 それでもやっぱり覚せい剤に手を出してしまう人間が後を絶たないのは、孤独や病に耐えられない現代人の負の側面を象徴しているように思われる。
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実力の差

2007年12月23日 09時23分28秒 | Weblog
「新60期生が法曹へ」  法科大学院受験(高野講師のブログ)

 ボツネタで発見。
 要するに、法科大学院次第では、要件事実の基礎が十分できないままに二回試験に臨む人が多くいたということか。
 確かに、ロースクールでは、高名な裁判官(司法研修所教官等の経験者)を教授に招聘しているが、高齢の人が多い。バーディーが受講した教授の中には、授業中に10分間くらい黙り込む人がいて、学生が騒ぎ出したこともあった。
 いわゆる上位ローだからといって安心してはいられない。東大ローの卒業生に聞いても、「僕たちは何も教わっていない」と口をそろえて言うのだから。
 さて、要件事実を自分で習得する努力を怠ったまま渉外事務所に就職したとすると、5年後に事務所から「淘汰」された場合、かなり困るのではないかと思う。というのも、いわゆる町弁をやろうと思うなら、要件事実を頭に叩き込んでいないと、仕事にならないといってよいからである。
 もちろん、優秀な人であれば、それからでも独学で十分やっていけるだろうが。。。
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