東京「緊急事態」延長やむなし? 東京五輪への影響も懸念
「政府関係者は21日朝、「選択肢は宣言延長か、宣言を解除して、まん延防止措置に変更するかの2択」だとしたうえで、「今の状況では延長の可能性が大きい」と語っている。
政府高官も「解除を急ぐより、しっかりと感染を抑え込んだほうがいい」と話している。」
サラリーマン時代に思ったのは、「どうして経験豊かな40代や50代の幹部社員が判断ミスをしてしまうのか?」という問題だった。
だが、弁護士になってみて、高裁の裁判官でもときどき事実認定を間違えたりしているのを見て、50代や60代でもミスは避けられないことを痛感した。
3回目の緊急事態宣言についても、いい年をしたベテラン政治家が大きな判断ミスをしたように見える。
「判断ミス」というのは、緊急事態宣言を発出するかどうか、あるいは業種に関する線引きの是非などではなく、発出する場合のやり方についてである。
多くの人が気付いているように、解除の目安を明確にしないまま、期間を2週間という短期間に設定したところがおかしかった。
おそらく、「2週間では効果が期待出来ないし、効果を判断することも出来ない」という反対意見があったものの、5月17日のバッハ会長来日までに解除するという「空気」で抑え込んでしまったというのが実情だろう。
結局、泥縄式に延長され、今度は再延長の可能性が出ているわけだが、これによって、政治家に対する信頼が決定的に失われようとしている。
海千山千のベテラン政治家が多数集まっても、判断ミスは回避できないということなのだろう。
「政府関係者は21日朝、「選択肢は宣言延長か、宣言を解除して、まん延防止措置に変更するかの2択」だとしたうえで、「今の状況では延長の可能性が大きい」と語っている。
政府高官も「解除を急ぐより、しっかりと感染を抑え込んだほうがいい」と話している。」
サラリーマン時代に思ったのは、「どうして経験豊かな40代や50代の幹部社員が判断ミスをしてしまうのか?」という問題だった。
だが、弁護士になってみて、高裁の裁判官でもときどき事実認定を間違えたりしているのを見て、50代や60代でもミスは避けられないことを痛感した。
3回目の緊急事態宣言についても、いい年をしたベテラン政治家が大きな判断ミスをしたように見える。
「判断ミス」というのは、緊急事態宣言を発出するかどうか、あるいは業種に関する線引きの是非などではなく、発出する場合のやり方についてである。
多くの人が気付いているように、解除の目安を明確にしないまま、期間を2週間という短期間に設定したところがおかしかった。
おそらく、「2週間では効果が期待出来ないし、効果を判断することも出来ない」という反対意見があったものの、5月17日のバッハ会長来日までに解除するという「空気」で抑え込んでしまったというのが実情だろう。
結局、泥縄式に延長され、今度は再延長の可能性が出ているわけだが、これによって、政治家に対する信頼が決定的に失われようとしている。
海千山千のベテラン政治家が多数集まっても、判断ミスは回避できないということなのだろう。