Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

仕事と人間

2006年09月16日 12時54分57秒 | Weblog
 先日、裁判官の方と送別会で職業選択の話になった際、「リクルーターが魅力的な人物かどうかと、仕事の中身は違う。やはり仕事の内容を吟味して選択すべき。」とおっしゃった。他方、バーディーの最初の上司は、「俺も何度も辞めようと思ったが、お世話になった上司や同僚との人間関係から離れるのが耐えられず、思いとどまった。」といったことがある。
 私は、どちらも正しいのだと思う。業務内容も人間関係もやはり大事なことに争いはない。
 だが、就職というものは、結婚と同じく、最後は「直観」で決まるものだと思う。そうすると、やはり、若い人についていえば、リクルーターが魅力的かどうかがより重要ということになるかもしれない。
 ちなみに、私は複数の内々定をとっていたが、最終局面で出てきたリクルーターがあまりにも人間的に問題があると思った会社は辞退した。若い人の多くは、そんな選択をするのであろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新司法試験(その2)

2006年09月15日 18時23分19秒 | Weblog
 おなじみ、黒猫さんのブログより、旧司法試験と新司法試験の異様な格差
 確かに、旧司法試験と新司法試験とは異様な格差があるのは事実だろう。だが、2つの試験は単純比較できないうえに、そもそも、「格差があってもいいじゃないか」というのが制度趣旨ではなかったか。
 それと、黒猫さんの認識は若干情報不足の面があると思われる。まず、就職については、エクスターンのあるロースクールの方が有利な場合もある。何しろ、試験を受験する前から内々定が出ている人も結構いる。次に、任官や任検についてだが、前期修習の感触では、裁判官・検察官とも旧・新60期で偏りなく採用したいという意向が垣間見える(これについては、修習生からは愚痴のような言葉を聞くこともある)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新司法試験

2006年09月15日 07時09分25秒 | Weblog
 21日は、第1回新司法試験の合格発表である。約2400名が受験し、合格者数は900~1100名と予想されている。合格率は5割前後ということになる。
 さて、昨日ロースクールの現役生との飲み会に参加させてもらったところ、彼らはみな司法試験への不安を口にした。ロースクールも予備校も実は試験対策としては効果が薄いのではないかというのである。
 不安はもっともであるが、「試験対策が存在しない」という状態こそが、制度設営者が狙ったものであろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無罪判決の快感

2006年09月13日 23時17分50秒 | Weblog
 「それでは、判決を言い渡します。主文、被告人は無罪。・・・」
 無罪判決の快感は、この一文に集約される。以下、理由については、実際のところ、あまり聞いていない。
 さて、最近の無罪判決で、大きな問題だと思うのは、大阪地裁の覚せい剤事犯無罪判決である。

「判決理由で細井裁判長は「警察官は令状も無いのに警察署内で被告のズボンを脱がして所持品の検査を行った。また取り調べの最中に警察官は被告を殴るなどしており、捜査に行き過ぎが有ったと言わざるを得ない」と述べ、男に対する堺北警察署の取調べが違法なものであったと断定した。
 その上で細井裁判官は、「その後の尿検査で覚醒剤反応は出ているが、違法に収集されたものであり証拠として採用する事はできない」として、検察から提出された尿の鑑定書を却下。捜査段階の男の供述についても、「任意性が疑わしい」とし、これも却下した。そして覚醒剤取締法の使用について無罪とした上で、自宅から押収された覚醒剤だけを証拠として採用し、覚醒剤取締法の所持の罪で懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決を言い渡した。」

 これは、いわゆる違法収集証拠排除の事例であり、本来であれば、学者・マスコミこぞって取り上げてよいはずの事件である。だが、見向きもされないのには何らかの理由があるのだろう。その意味で、「問題判決」なのであろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休むために働く

2006年09月13日 00時00分56秒 | Weblog
 バーディーはタイが大好きで、サムイ島には5回くらい行ったが、サムイ島にやってくる海外からの観光客の約半数は、ドイツ人である。何しろ、プーケットもサムイもドイツ資本で開発されたのである。
 なぜかくもドイツ人はビーチ・リゾートが好きなのか?それは、ゲルマンの厳しい自然環境もあるが、国民性によるところも大きいだろう。そこで、次の記事が参考になる。
 ベルリン物語 休むため働く
「お金がかかる老後に備え、国民は夏休みを短縮してお金をためるべきだ」と発言したドイツの閣僚が非難の集中砲火を浴びている。この閣僚、年間で計6週間もの休暇がある「バカンス大国」の“タブー”に触れてしまったようである。発言の主はシュタインブリュック財務相。先月中旬、独誌にそんな私見を披露したところ、独メディアが猛反発。ベルリーナ・クーリエ紙は「ドイツ人に対し、してはならないことが2つある。1つ目は自動車を奪うこと、2つ目は休暇を返上させることだ」とかみつき、大衆紙ビルトも「来年から増税を行う政治家たちは今度は国民の休暇まで奪おうとしている」と怒りをあらわにした。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカの死体ビジネス

2006年09月12日 22時01分37秒 | Weblog
 9月号のリーダース・ダイジェストに、”The Big Business of Body Parts”なる記事が載っていた。アメリカでの死体ビジネスについて書かれたものである。
 死体安置所に侵入し、死体から臓器や骨を切り取って盗み、業者に売却するという新手の犯罪が流行している。これだけでも立派な犯罪だが、問題はそれだけにとどまらない。
 臓器売買の際には、死因が捏造されるのが一般的らしい。例えば、「肝臓ガン」が「心臓麻痺」に変えられる。だから、極端な場合、HIV患者の死体から盗まれた臓器・骨が、健康な人間のものとして売却され、移植されることもありうる。そうすると、infected tissues(病気に感染した組織)が移植されてしまうことになる!
 ちなみに、死体一体の取引価格は、25万ドルにものぼるという。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑談の快楽

2006年09月12日 20時45分05秒 | Weblog
 2ヶ月前に、床屋を変えて以来、店のおばさんとの散髪中の雑談を楽しんでいる。

店員 「ほんとに、山本もかわいそうよねえ。17歳の女の肌なんてすごいのよ。女の私でも山本に同情するわ。」
バーディー 「へえー、じゃあ、山本はハメられたんですかね。」
店員 「絶対そうよ。話がおかしいじゃないの。・・・ところで、夏場になると、太った女が肌を露出させるわね。」
バーディー 「そうですかね。」
店員 「ガラスなんかに映った自分の姿を見てなんとも思わないのかしら。」

といった調子で会話が進んでいく。
 本当にくだらない内容であるが、散髪中には、こんな会話がふさわしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界ウルルン滞在記

2006年09月10日 23時12分25秒 | Weblog
 時々思い出したように「世界ウルルン滞在記」を観ると、良い作品(当たり)に出くわすことが多い。今週も当たりだった。
 バーディーがこの番組に求めるものは、素朴で単純な、自然の中での生活である。「いつになったらこんな生活ができるのだろうか」と考えつつ司法試験の勉強をしていた時期もあった。
 だが、人間は不思議なもので、素朴な田園・漁村での生活に憧れる一方で、東京やニューヨークの雑踏も恋しく思うのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢と生とのパラレリズム

2006年09月10日 19時39分04秒 | Weblog
 ずいぶん前に、シェイクスピアのテンペストから「我々の人生は夢と同じ素材で織り成されている・・・」という引用をした。その後、たまたまホーフマンスタールの次のような詩に出くわした。

 Wir sind aus solchem Zeug wie das zu Taumen,
 Und Traume schlagen so die  
 Augen auf Wie kleine Kinder unter Kirschenbaumen,・・・

 「我々は夢見る物から成っているのか、夢また夢が目を開くさまは、まるで桜の木の下の幼子のようだ、・・・」
 ・・・テンペストとはやや違うニュアンスであるが、やはり、人間=夢見る生物として描かれている。夢と生とのパラレリズムは、普遍的なものなのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピークシーズンの航空券

2006年09月10日 15時18分09秒 | Weblog
 サラリーマン時代には、毎年9月になると、年末年始の海外旅行の予約をするのがお決まりになっていた。そのときからいつも思っていたのが、航空券の予約をしたくてもできず、結局ツアーにもぐりこむ羽目になることである。
 この原因は、航空会社と旅行会社との間の取引で、年末・年始のピークシーズンについては、主要な航空券が、旅行会社によってほぼ押さえられてしまうことにある。例えば、12月30・31日のバンコク行き航空券については、現時点で(というよりは、かなり前から)全航空会社とも空席がない。さすがにこれはおかしいのではないか。
 こんな方法がまかり通るのであれば、バーディーとしても、12月29・30日の羽田・札幌便か羽田・福岡便あたりを、今後5年分位買い占めて、パッケージ・ツアーに組み込むことによって料金を上乗せするといった商売を考えてしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする