パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ぽつんと一人、苦笑いしながら、、

2023年10月02日 10時02分36秒 | サッカー

1985年に阪神が優勝した時、その応援団の一部は試合を見ずに
鳴り物を持って踊って大騒ぎしている観客を更に煽るようにしていたため
試合経過をほとんど知らなかったひともいたようだ

試合を見ずに応援するのは、スペインでもあって
久保の属するレアル・シエダはホームで得点が入ると
青と白のユニホームを着た観客は後ろを向いて
みんなでその場所でぴょんぴょんと飛び上がって
何やら歌を歌って喜びを現している

日曜(10月2日)の日本時間の朝4時から始まったバスク州の2チーム
レアル・ソシエダ対アスレティック・ビルバオのダービーは
この観客パフォーマンスにちょいと笑えるものがあった

最近好調の久保はチーム2点目のゴールを決めて
一歩間違うと、どちらに転ぶか分からない試合の方向性を決めた
その時に始まったのがこの後ろ向きダンス
これをしている間に美味しいシーンを見逃したり
反対にピンチを迎えたらどうするのだろう、、
などという心配は端っから気にしないで、
観客は楽しむために自分たちのルーティンを続けている

殆どが青と白のソシエダのユニホームを着た観客だったが
中継のカメラが撮影したのは、大騒ぎして後ろ向きダンスをしている中で
ぽつんと苦笑いしながらひとり佇む赤と白のアスレチック・ビルバオのユニホームを着ている人物で
場違いな感じがにじみ出ている

この雰囲気がなかなか良かった
熱が入る試合は暴力沙汰の心配があって、サポーターの座席ゾーンは決められて
時にはその間に緩衝帯を設けるようなこともある
(昔、国立競技場でレッズ対ジュビロを見た時、その様になっていた)
ところが、苦笑いしているこの人物は怒りも見えない
ただ苦笑いするだけ、、

サッカーは勝負事だから、勝つ時もあれば負ける時もある
負けから学ぶことが多いが、負けたからと言って何かに当たるのは
まとも大人のすることではない
多くのソシエダサポーターの中で、ひとりこうしていられる
サッカー観戦の空気はとても良いものだと思われた
尤もこの日はホーム側のソシエダの勝ちが決まって
サポーターにも余裕があったのかもしれない

ところで今季好調の久保は既に5得点
ここで気がつくのは、その得点シーンがそんなに難しそうではないこと多い
スーパーゴールではなく殆どがクロスに合わせるだけで済むような、そんなゴールが多い
簡単そうでも実はGKと駆け引きしていると解説があるが
こうした簡単そうなシュートシーンを見つけらてれいるのは
ポジショニングの進歩なのだろうか

ということで、日本ではあまり報道されないサッカーの世界で
面白い出来事があったということ
(久保の得点後のお尻フリフリのパフォーマンスも話題になっているらしい)

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ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ初戦

2023年09月21日 09時37分56秒 | サッカー

野球に関心のある方は、大谷の手術が気になって仕方ないところだろうが
サッカーに関心ある自分は、久保の所属するレアル・ソシエダが
チャンピオンズリーグ初戦をホームで
昨年準優勝のインテル・ミラノと戦うほうが気になっている

気になっているものの最近はインターネット配信サービスが
DAZN、AbemaTVとかWOWOWとかがそれぞれ各国リーグとか
その他の試合の放映権を買い取っていて
見るためには一つの契約だけでは済まない
チャンピオンズリーグの試合はWOWOWが仕切っているが
契約していないので見られないでいる

ヨーロッパチャンピオンズリーグは
ヨーロッパでその年の一番強いクラブチームを決めるのだが
実質的には世界で一番強いクラブチームを決めることになる
昔はトヨタカップでヨーロッパ王者と南米王者との戦いが見られたが
ある時期からヨーロッパ王者が勝つ傾向が顕著になった

南米のチームの選手は、トヨタカップで良いところを見せて
ヨーロッパのお金のあるクラブに引き抜かれるチャンスと見ていた節もある

久保の所属するレアル・ソシエダは昨年ラ・リーガで4位になって
今年はチャンピオンズリーグに参加できることになった

その初戦の対戦相手が昔、長友が所属していて昨年はマンチェスター・シティと
決勝を争い、残念ながら準優勝となったインテル・ミラノ
イタリアのチームは最近盛り返してきた感じでなかなかしぶとい

中継は見られないがネットで検索すると途中経過はわかる
今朝の4時に始まったこの試合、目が覚めてチェックすると
1−0でソシエダが勝っている
試合内容はソシエダが10本以上シュートを打っているが
インテルの方は1本だけとなっている
ソシエダのホームだからサポーターの応援をバックにこの様な
成り行きになっているようだ

確かにホームの試合はアウェイとテンションの違いがはっきり見て取れる
グランパスもホームのほうが戦いやすいと思われるが
そういえば昔、子供の試合を見てたときもこの傾向を感じたことがあった

その試合は子供の親たちが見に来ていた
何時もはゲームになってもおとなしい子が、その日は何故か元気よく動いている
それは「どうしたんだ?」と疑問に思えるほどだった
やがて彼が頑張れる理由は親が見ているからだと気がついた

こうした傾向はこの時だけでなく、何時もは弱いチームが
この時は異様に粘り強くて、見てる親たちも夢中になって
声を出して応援し、それで子供たちも勢いづいて
チーム全体がまとまりのある動きをすることは度々ある

試合経過は文字情報だけだったが、結局87分に
インテルが同点ゴールをあげて引き分けに終わった
久保は同点になる前に交代していたが
監督は勝っているので守備を強化したつもりのようだ
だが今年のソシエダはこの選択がよく失敗している
守りに入って失点が多い

結局のところ守りに入るということは、守備偏重では駄目で
攻撃の可能性も相手に感じさせないとうまく守れないと思われる

それでも昨年度、準優勝チーム、インテルはなかなかしぶとい
というしかない

今年のチャンピオンズリーグには日本選手が多く登場する
久保、鎌田、上田、古橋、前田、三笘、冨安がこの貴重な体験
をする機会に恵まれている

それにしてもテレビは、この手の報道はまったくないなあ、、
と少し驚いてしまう



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笑えるシーンだった(副審の真面目なランニング)

2023年09月11日 09時04分28秒 | サッカー

後で指摘されて笑えるシーンがあるものだ
昨日のサッカー親善試合の日本対ドイツの試合でのこと
後半、久保が相手のボールコントロールのミスを咎めてかっさらい
自陣から相手のペンルティエリアまで独走するシーンがそれ

久保は何度も首を振って並走する浅野を確認し
誰でもゴールできるようなにパスをして
ドイツ戦に強い浅野を演出したが
笑えてしまったのは、このシーンに映る副審の走る姿だ

副審は必死に走っているのが見える
しかもタッチライン沿いではなくてコートに少し入っている
副審はタッチライン沿いに走るものだと思いこんでいたが
まるでパスを受けてシュートできるように走っている
しかも旗を持って

今は副審と言うが、昔はラインズマンといった
オフサイドやボールを最後に触ったのはどちらかとか
ファウルの具合などを確認するのが仕事で
対角線に走る主審から遠いコートの半分を見るのが役目だった

半分だけ見ればいいというものの、カウンターで速攻の時は
この動画のように必死に走らねばならず結構しんどいこともある

それにしても、必死になっているだけに笑えるというのは
意地が悪いかもしれないが、つい人に伝えたくなってしまう

このシーンを試合中に気づいた人は笑いながらも
誰かに伝えたい欲求を覚えたに違いない

久保→浅野ゴールシーンの副審がやばいwww

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倍返しはなかった(日本対ドイツ戦)

2023年09月10日 16時13分12秒 | サッカー

日本時間の早朝、サッカードイツ対日本の国際試合がドイツで行われた
サッカー界は国際試合週間というものが設定されていて
各国のリーグ戦はお休みにして、普段対戦することのない外国のチームと戦う

普通なら日本は少しランクの低いチームを日本に呼んで
気持ちの良い勝ち方をサポーターに見せるが
今回はドイツから対戦の申し込みがあり
めったにない強豪国とアウェイでの戦いになった

ドイツが日本と戦いたいと熱望したのは
昨年のワールドカップの敗戦の悪夢を払拭したいからで
グループリーグでまさかの逆転負けを食らって
そのせいで2大会連続で決勝トーナメントに進めなかった

ドイツは肝心な試合に負けた時は
次の対戦で倍返しのような試合を展開する

日韓ワールドカップの決勝戦で負けたブラジルには
ブラジル国内で大差の勝利を手にしているし
マラドーナの大会の次の大会では、きっちりアルゼンチンに復讐している

ドイツとはそういう国で、負けっぱなしになることは許されない
と選手も国民も思っていたに違いない
(ドイツと対戦するチームはどこも戦うのを嫌がるものだった)

それが今回は、なんということだろう
倍返しどころか、ドイツの問題点とか停滞が余計にはっきりとなった
(結果は日本4−1ドイツ)
試合前半の菅原からのセンタリングを伊東がネアで合わせたのは
とても良いシュートで、そう何度も決められるものではなかったし
同点直後の上田綺世に方向をちょっと変えたシュートは
彼が準備していたというものの運が良かった
こういう日は運も味方につけていると言える

多くの人が言うように豊川市出身の菅原は気の効いたプレーを続けたし
冨安も板倉の安定した守りを続けていた

この試合で印象的だったのは後半交代で入った久保のプレー
彼は相手のミスをついてボールをかっさらい
そのままボールを運んでキーパーと一対一になったシーン
ここで驚いたのは自分でシュートせずに左を走っていた浅野に
誰でもシュートが入るようなパスをしたことだった

普通、途中出場の選手は得点が欲しくて仕方ないが
彼はドリブルで持ち込んでいるときも首をよく振って
浅野が可能性のある場所に走っていることを確認していた

だからこその判断だが、それが平気でできているのは大したものだ
その数分後の正確なセンタリングで田中碧のヘッドをアシストしたが
これらはたまたまという偶然というより、
今後も何回となく見られるだろうと想像できた

それにしても、一体ドイツはどうしたのだろう
倍返しをするドイツ
90分戦って最後に勝つのがサッカーというゲーム
といった印象のあるチームが全くその姿は見えない

点が入る気がしない
ドイツは次にフランスと戦う予定になっているが
今の感じだと大差で負けても不思議じゃない

自分が好きだったドイツはゲルマン魂という言葉で代表される戦いぶりで、
何があっても焦らずにヒタヒタと今できることを坦々を続ける
その迫力が恐ろしい気がするチームだ

実は日本代表の選手は昨年ワールドカップで戦った相手の中では
ドイツが強かったとの感想を持っていたようだ
確かに結果は逆転勝ちして長友が興奮して「ブラボー」と声をあげたが
実質的なところでは圧倒されていたような気もする

でも、あの日からドイツは調子を落としている
人間のやることは難しい、運とか勝利を掴むのは
想像以上に難しい時がある
ドイツは今はドツボにハマっている感じ

ちょっとドイツのことが心配になってしまった
(ドイツ好きの自分としては)



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サッカー界の最近の変化

2023年08月28日 09時20分27秒 | サッカー

最近のサッカー界はサウジ旋風が吹き荒れている
プロの選手として給与等の条件の良いチームに所属するのは
当然なのだろうが、その好条件を次々と提供して
ヨーロッパリーグで活躍中の著名な選手を引き抜いている

始まりは多分、クリスティアーノ・ロナウド
メッシとバロンドールを幾度か争った選手だが
なんとなく唐突にサウジのチームに移った

ギリギリの勝負に何時もさらされていた選手が
そこまでしなくても活躍できて
お金だけはしっかりもらえる環境はどんな気持ちなんだろう
見ている方は無責任にギリギリの勝負している方が
充実感を覚えると信じたい

サウジはその後レアル・マドリーのベンゼマ
直近ではネイマールも移籍した
大半はキャリアの後半の人が多いがネイマールにはちょいと失望を覚えた

サウジではないが、メッシも今はヨーロッパにいない
彼は今アメリカのチームにいる
You Tubeで流れてくる動画では、メッシは呆れるくらい得点を重ねている
試合終了寸前にフリーキックから勝ち越しの得点
みんなが得点に苦労する中、1人だけ簡単にシュートを決めてしまう

メッシは楽しそう、、と表現する人が多い
今までギリギリの勝負をしていた人が少し余裕を持ってサッカーを楽しむ世界に
移っているかのようだ
メッシのチームにはバルサ時代の同僚ブスケツやジョルディ・アルバも移ってきた
アメリカのサッカー界は昔、ペレを選手としてニューヨーク・コスモスに招いて
プロのサッカーリーグを盛んにしようとしたことがあった
そして何年後にはワールドカップ優勝という計画をぶち上げたことがあった
しかし、なかなか思い通りにはいかなかった

アメリカは女子サッカーは盛んだったが、このように男子は思い通りに進まなかった
だがFIFAランキングは案外高く、日本より上だ
アメリカに住むヒスパニックの人たちがサッカー界を支えているようだ
そう言えばメッシのいるマイアミはヒスパニックの人たちが多いそうだ

昔、日本にも有名選手がきたことがあった
ジュビロ磐田にはドゥンガ、スキラッチ
アントラーズにはレオナルド、ジーコ
他のチームはストイチコフ、エムボマ、ストイコヴィッチ、リネカー

こうした類まれな能力を持った選手がジャパンマネーのお陰で見ることができた
そしてその効果は実は観客の動員だけでなく、対戦する日本の選手の体感としての
経験の蓄積となった
どんなにスーパーなプレーでも何回か真面目に対応していくうちに
いくらかは上手く対応できるようになる

サウジの成長に不安を感じるのはこのためで
特別な選手のプレーをサウジの選手が相対することによって
体に染み込むスピードへの慣れは、今後日本と戦う時には
大概のプレーに対処できる素地ができるのではないかと思ってしまう

しかし、選手はお金儲けのための手段としてのサッカーと
強い相手と戦いたいというアスリートとして気持ちと
どちらが優先するのだろう

人の気持ちを読んだり、財布の中を覗くことはできないが
お金ではなく、厳しい戦いの中でプレーヤーとしての高みを求めてほしい、、、
と現役の選手には望みたい

サウジはリーグ優秀なチームはヨーロッパチャンピオンズリーグにも
参加できるように画策しているとか

このようにサッカー界はダイナミックに動いている
だがその大きなポイントはお金次第のところがある
仕方がないと思うが、日本は置いてけぼりになってしまわないか
ちょいと不安

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女子サッカー選手の髪型から考えたこと

2023年08月22日 08時36分36秒 | サッカー

女子のサッカー・ワールドカップはスペインがイングランドを下し初優勝で幕を閉じた
(スペイン1−0イングランド)
この試合はNHK放送したが、日本での注目は殆どなし
相変わらず日本が勝ったときだけ大騒ぎして持ち上げて
しばらくすると忘れてしまう状況が続いている

情報の偏りがスポーツでは極端に多い
毎日のように試合のできる野球はテレビと相性が良いのか
まるで世界中が野球に夢中のような雰囲気さえ感じさせる

情報を送る側はどうやらストーリーありきで進められるらしい
スターシステムとか旬のプレーヤーを取り上げて
無理やり話題を作り上げる、、
それを右に習えして多くの媒体が追従する
そして一般人もこのストーリーから外れる意見を
発しにくい気分になってしまう

話はサッカーに戻って、確かに女子のサッカーは
男子と比べると迫力不足で物足りない
だが、それも慣れてくるとそういう世界もあり
その中で楽しむ方法も探せるようになってくる

サッカーはその国のスタイルがあるかのようだ
スペインの女子サッカーは男子のそれとスタイルが似ている
パスを細かくつなぎ、ポゼッション重視でバルサの戦い方を見ているよう
イングランドはやはりプレミアリーグのそれを彷彿とさせる
やはり普段見ている景色がベースになるのは当然なのだろう

ところで女子だな、、とつくづく実感したのが彼女らのヘアースタイル
多くの人はポニーテールのようにしていた
髪を饅頭のようにまとめていた人もいたが
長い髪がうるさくてプレーに支障をきたすことはないのだろうか
短髪のほうが良いのでは、、と思うことしきりだった

どうも、優先順位が男子と女子では違ってくる気もする
プレーしやすい髪型を優先するより、
自分が気に入った髪型をいつもしていたい、、ように思えてしまった

日本の選手は短めの髪型の人もいたがポニーテールのような選手もいた
(長谷川唯さん清水美沙さんなど)
これなどを考えてみると、世の中は始めっから違う価値観をもつ
男と女がいるのなら、何かを決定するには男女が
それぞれちゃんと言い分を発揮できる環境が必要な気がする

最近はこのように思うことが多くなっている
日常の生活にしっかり立脚している女性の思考
(物価にシビアなのは女性だ)
どこか生活感が欠ける男性の思考
それを無視して、今ある数で多数決で決めてしまうのは
あかんのじゃないかなあ、、と思う

ということで、女子サッカーをみて感じたこと

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なでしこスウェーデン戦について(負けた時は問題点が見つかる)

2023年08月12日 08時40分11秒 | サッカー

女子ワールドカップ準々決勝日本対スウェーデン戦は
結果的にはFIFAランキング通りで強いほうが勝った
(スウェーデン2−1日本)

日本は前半は全く良いところがなかった
球際で負けていたし戦術的にも懸念した左サイドを使われて
高さでやられていはいなかったが
勢いだけでクリアできない厳しい現実があった

この試合の日本の問題点は一時期の男子の問題と同じだった
それはフィジカルの問題で
身長だけでなく体重も大きな差がある相手と戦うことに慣れていない気がした
選手の何人かはヨーロッパで戦っているのでフィジカルの違いは実感しているだろうが
昨日は当たりの強さ(日本の感覚ではファールと見えるもの)でも
またボールキープでも差があった

確かに体格差を生かしたプレーはボール奪取を難しくしたが
問題はボールを取ろうとする気概があったかどうか、、という点で
それがないと何人かかけて囲んでもボール奪取は上手くいかない

最近の守りは、かわされるのでむやみに足を出さないから
タイミングを見計らってできるだけボールを取るように変化している
ボール奪取に夢中になるとかわされときに後手を踏んでしまうが
ボール奪取に充分な練習・訓練をして、その気で向かえば思いの外うまくいく
それは名古屋グランパスの一昨年の守備がそうで、フィジカルだけの問題ではなさそうだ

そしてスウェーデンの守りも良かった
縦を切って進ませないようにして、日本が回している時はボールを奪う気持ちで
スピードに乗ってトライしていた

前半は上手くいかなかったので、後半は監督がどのような指示をするのか
気になったが、左サイドを遠藤に変えたのは、
ちょいと彼女を気に入ってるのでいい判断と思えた

解説はバラエティでアホな役をしている丸山桂里奈だったが
意外にも的確な指摘をしていたと思う
フィジカルに差がある相手と向かうときは
アジリティに富んだすばしっこいドリブルの仕掛けをもっと使うべき
というのは、その通りだとおもった

日本の男子も世界の強い相手と対戦すると押し込まれて
なかなか前にボールを運べないが、最近は三笘、伊東、久保が
1人でも前に運べる力がついている
しかし、この三人が出てくるまで何年かかっただろうか
女子の世界でもそういう選手が出てくることを期待したい


キープレイヤーの長谷川は上手い選手で気が利いたパスを供給していたが
点を取らないと怖くないという現実が見えた気がする
いい意味で彼女は点にこだわったほうが良いと思う

男子のときもそうだが、負けたときに問題点は多く見つかる
結局は強くなるには long long way to go   だな

※ところで、日本が得たPKのシーン あれはあPKじゃなかった気がする
  ゴールバーに当てて入らなかったが、むしろそのほうが、後味悪くなくて良かった

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なでしこスペインに勝利

2023年08月01日 09時21分12秒 | サッカー

女子ワールドカップ・リーグ戦のなでしこの2試合目、3試合目は
偶然にも男子のワールドカップと同じ組み合わせだった

男子は2試合目は0−1でコスタリカに敗戦
3試合目はあの三笘の1ミリで2−1の勝利
格上のスペインに勝ったのは記憶も鮮明なところだ

なでしこの場合は、FIFAランキングはスペインが上で
バルセロナの選手を中心にしたパスとテクニックに富んだチームは
失点を抑えるのは難しそう、、と予想した

試合開始の数分間はそんな感じだった
一つ一つが上手いな、、体も強いし使い方も優れていてボール奪取ができない
男子のバルセロナチームと戦う感じだ
(精神的な疲れが心配)

だがパスを繋いで、攻撃的で、ポゼッションが高くてもサッカーは勝てない
この事実がまたもや明らかになった
なでしこは4−0の予想を大きく上回る得点差で勝利
試合はコントロールされているように見えても
きっちりとカウンターでチャンスを決めきった

足が速いというのは本当に有利だ
最初の得点シーンは左からのクロスに日本人は二人走り込んでいたが
右側を走っていた宮沢の速いこと
まるで味方のボールさえ奪ってシュートするような感じ
本当にカウンター攻撃の見本みたいなもの

2点目もショートカウンター
植木のシュートが相手の足に軽く当たってキーパーはタイミングが外れてしまった

こういう日は何をやってもうまくいく流れ
3点目も4点目も、実力というより流れを掴んだ感じ
次に当たったら同じようになるとは思えない

それにしても、男子の日本のチームもそうだったが
勝つためには守ってショートカウンターが徐々に現実的な戦術となりつつある
男子の大会のモロッコもまるっきりそうだった

いくら攻撃が強烈でも守る方の進歩は、なれることによって万全になっていく
バルセロナFCのテレビゲームみたいな戦い方(ベンゲルがこぼしたセリフ)も
実はその戦い方が優れていたというよりは、メッシという点取り屋がいたから
機能しただけなのかもしれない

守りも攻撃も慣れによって、いろいろ対応力が深まっていく
負けたら終わりのトーナメント戦に入っていくなでしこは
次は体格が大きなノルウェイが相手でめったに経験できない戦いを強いられる

だが、勢いに乗るとか流れとか、、そういうものを大事にして戦うのが
短い時間での戦いのコツと言われる
テレビはまだ大騒ぎしていないが、大騒ぎするくらいの結果を一番求めているのは
日本の女子サッカーを活性化したいと考えている選手たちだろう

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女子ワールドカップ 初戦は圧勝したが

2023年07月23日 09時21分49秒 | サッカー

サッカーワールドカップ女子はオーストラリアとニュージーランドで行われている
なでしこは昨日アフリカのザンビアと対戦 5−0で大勝した
FIFAランキングが日本は11位 ザンビアは77位
アフリカ勢は身体能力が高いので一対一の勝負の形になると心配だが
昨日はその状況は殆どなかった

女子のワールドカップサッカーの放映が決まっていなかったのは日本だけ(?)
との報道もあったが、最後になってNHKが放送することになり
幸先の良い試合の放送はNHKもホッとしただろう

女子のサッカーが人気がないのは少しわかる
男子と比べてスピードとかボディコンタクトに迫力がない(仕方ないが)
その代わり繋ぐプレーは丁寧な感じ


昔、少年サッカーのコーチをしていた時、中学の子たちと
女子サッカー(シロキ工業の補欠チーム)と親善試合をしたことがあった
中学生ともなると女性とコンタクトしそうなので、恥ずかしがって積極的にできない

その試合で指示したのは「走りっこの状況になるようにした方がいい」だった
足元のパスではなく、スペースへのパス、そうすれば恥ずかしいコンタクトもなく
サッカーができると踏んだからだ

記憶が薄れているが、最初はまずまずだったように思う
相手を走らすことはできていた
しかし時間とともにそれが効かなくなった
相手はボール回しでスキをついて得点
結局、中学生チームは負けたが、この試合の印象が女子サッカーだ

男女平等というものの、男性がやったほうが面白く見栄えするものがある
同様に女性がやったほうが違和感なく見られるのもある
何でもかんでも同じにするのは、、やはり難しい
それでも男子と同じことをしたいと希望する女性はずっと生まれ続けるだろう
それは仕方ない
だが、それが多くの人に見られるか、、、は難しい

日本人は熱しやすく冷めやすいから、適度にスター選手を作って祭り上げていけば
それなりに瞬間的な人気はでるかもしれない
優勝した時は、澤穂希がスーパースターだった
だが隠れたところで(隠れていない?)坂口とか宮間とか鮫島とか近賀とか熊谷など
本当に粒が揃っていた

初戦で大勝したからもう少し注目が集まるかもしれない
次はコスタリカ戦(37位)
その後でスペイン(6位)
全く偶然にもこの二試合は男子のワールドカップと同じ順序だ

次勝てばトーナメント戦に行けると思われるが
それまでに日本は少しは騒いでいるだろうか?


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伊東と久保

2023年06月24日 12時31分55秒 | サッカー

6月のサッカー日本代表戦は、対エクアドル6−0、対ペルーは4−1で完勝
エクアドル戦では久保が大活躍、ペルー戦では三笘が大活躍した
三笘は2試合ともスタメンだったが久保はペルー戦では途中から起用された
森保さんは久保と同じポジションの伊東を使ってみたい思いがあったのだろう

結果からすればこの起用は大正解で、伊東は素晴らしい活躍だった
右サイドは今のところ伊東がファーストチョイスとの声がある

ペルー戦のポールポジション率は日本の方が低かったらしい
ここに走力に優れた伊東が活きた理由がある気がする
得点はシーンはショートカウンター的なところが多かった
つまり守ってからの一気の攻撃が効果的だったわけだ
これは強い相手に対応するワールドカップの戦い方だった

ところが、日本がもっと強くなるとか、ワールドカップアジア予選では
このカウンター重視の戦法では十分では無いと思われる
引いて守ってくると相手に日本はどうやって点を取るのかが問われるのだが
前のスペースがしっかりある時に効果的な伊東は
糞詰まりな状況で同じ用に活躍できるかが問題で、ちょっとばかりイメージが湧かない

相手にガッチリ守られているときは、久保のような狭いところでも慌てずパスができ
自らシュートまでもっていける選手のほうが効果的な気がする
久保と菅原の相性も良さそうだし

試合は勝てば全て良しと言うわけにはいかない
監督は想像力をもって選手起用をすべきだが、
森保さんの起用法はどうなんだろう

古橋は代表戦で結果を出せないと言われるが
セルティックでは呆れるほどゴールを決めている彼が
シュートを決められるクロスが代表戦で見られるかといえば、
そうではないような気もする

古橋が機能できないのは質のいいクロスが無いから
とするのは、あながち間違いでは無い気がする

日本代表戦は9月は対ドイツらしい
なんでもドイツが望んだらしく、かなり好条件での接待のようだ
ドイツはワールドカップの負けがよっぽど悔しかったと見えて
今度こそ圧倒した勝ち方をしたいと思っているようだ

そうだとすると少し大人げないが、
こうした負けん気はある程度必要とも思われる

それにしても毎日のような大谷のニュースの扱いに比べて
サッカー日本代表はワールドカップのときだけの大騒ぎ
これってどうなのだろう、、といつも思う

 

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