パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ヤナーチェク「シンフォニエッタ」

2009年06月22日 21時58分39秒 | 
欠品が続いていると言う村上春樹の「1Q84」
本屋を覗いたら何のことはない、あるわあるわ
しかしこれだけ噂になったりベストセラーになってしまうと
なんだか照れくさくて買いにくい

おまけに村上春樹の本は、
内容を全然覚えていない「ノルウェーの森」を読んだだけで
なんらかの喪失感は感じたものの
他のものを続けて読もうと言う気にはなれなかった

とはいうものの気になって、(立ち読みで)最初のページをパラッとめくると
そこにヤナーチェク「シンフォニエッタ」の文字
この曲を知ってる人は少ないうんぬんとあったが
自分はその少ないほうの一人
そして知ってるどころか結構好きな曲の一つ

ブラスが祝祭的な雰囲気を盛り上げ
彼のお得意の音形も現れ
短いけれど聞き応えのある曲だ

ヤナーチェクはオペラの「利口な女狐の物語」が圧倒的にいい
まるで魔笛のようなメルヘンぽい内容に
むせ返るような自然の中に居るような感じの音響
奇跡と言っていいほどの一世一代の傑作だが
この曲を聞いてヤナーチェクがお気に入りとなって
「シンフォニエッタ」や弦楽4重奏、
ピアノ曲の「草陰の小径」 「霧の中で」と続いたわけだ

で、読む気があまりなかったかもしれない「1Q84」
このヤナーチェク「シンフォニエッタ」がどんな風に扱われているか
と言う興味で読んでみようかと思い始めたのも事実

そう言えばこの本BOOK1とBOOK2に分けられ
それぞれ24章 語り手が交互に替わるらしいが
それはバッハの平均律の仕組みと似ている(と何かの本に書いてあった)
つまり交互に長調、短調を繰り返し
第1巻、第2巻とあるところなど

ま、そんなことはどうでもいいとして
とりあえずトライしてみるか「1Q84」
コメント (1)
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