パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

間に合うか、間に合わないか、ではなく

2009年06月28日 19時21分04秒 | サッカー
世界で最初にワールドカップ予選を抜けた日本
本番まで後1年

まだ1年ある?
それとも1年しか無い?

岡田監督は現実的な考え方をする方だから
本番でも見苦しいことにはならない(前回のように)
予想はつくが、ベスト4までは
正直なところ難しいのでは

そこで岡田監督がパスのスピードを上げ
精度をより高め、メッシのフェイントのひとつも真似し
フィジカルも何やらの方法で鍛えていく
というようなコメントを残したが
そのことに関して、今更云々の話が出てきていたが
否定的な意見を述べる人の多くが上げるような
日本が強くなる一番の解決方法は戦術の徹底だけじゃない
と思えてならない

第一に現実的にキャンプを張ることができると言っても
時間的には限界があるし
他のチームにしたってキャンプするわけだから
チーム戦術のレベルは上がってくる

それで現実には個々レベルを上げるしか無いことになる
だから岡田監督の言うように普段のJリーグの試合で
少なくとも意識していかなければそれこそ
1年という時間は全く足りないものとなる

パスのスピードを速くしたり精度を高めるのは
もっと若いうち高校までに習得するものにしておいてもらって
大人のサッカーは戦術!が正論ぽく出てくるが
負け試合でいつも感じることは基本技術の差

ドイツ大会でもブラジルとの差は止める、蹴るの丁寧さに
あったのも事実
だからといって今更基本に立ち止まって
そんなことに時間を費やすのは馬鹿げている
と言われるかもしれないが
これは音楽の演奏家の指の訓練やボイストレーニングに似たようなもので
残念ながら毎回丁寧に練習しないと
確実には試合に発揮できないのじゃないのかな

サッカーは90分のうちボールに触る時間は
ほんの数分だといわれる
だからボールの無いところの動きが大切なのは分からないではない
だが、このたった数分しか触れないボールの扱いが
上手くいかなかったらそれまでの努力は全く無駄になってしまう
だからこそ代表の選手には、間に合うか、間に合わないかではなく
普段の試合でも意識して丁寧なプレーに心がけてもらいたい

実はこの問題
本当は日本代表の話ではなく、
自分らの少年サッカーの練習にも当てはまること!
というより本当はこっちの方が本論だったりして

サッカーはチームプレーという考え方
それは不足分をみんなで補うのではなく
一人一人が自分の独自の力を発揮して
結果的にみんなのためになる
というのがあるべき姿だと思うけれど
これが案外簡単には肯定されない

みんなで不足分はカバーしよう
それがチームプレー
それでは、まるで責任の所在をはっきりさせない公務員の姿みたい

またまた話がそれてしまった(いつものことだが)
とにかく残り1年、無駄に時間を費やしてもらいたくない
そしてマスコミは安易なスターづくりには走らないでほしいものだ
コメント
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