パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ブームだろうが、なんだろうが

2009年06月23日 21時56分45秒 | Weblog
太宰治は嫌い!
何度か偏見なしに読もうとしたけれど
いつも途中で嫌になってしまう

なぜだかとても、嫌な気分になる
行間に感じられる作者の意思(?)みたいなモノが
自分には全然合わない

もっとも自分が嫌いだからといって
何も変わるわけでもないし
これだけ多くの読者がいるということは
自分にはその感性を感じ取る能力が欠けているのかもしれない

だからといって全然気にならない
この歳になって嫌いなモノは嫌い!と
開き直って割り切ってしまう

だが少しは何故なのか考えてみてもいいかもしれない

とても嫌な気分になるのは
人間の弱さを描いているからではない(と思う)
同じくあまり肯定的に好きとは言えぬ三島由紀夫と同じく
どこか人工的な(作り物っぽい)感じがしてならない

そんなことを言えば小説なんかは全て作り物
と反論されそうだが(誰に?)
とにかく確信に近い感じでそんな風に思う

残念ながら人は誰とでも相性が合う
というわけにはいかないようだ

現国の時間に、作品よりは
とんでもない生活を繰り返すその生活を
熱弁を持って教えられた太宰治
(なんと言う奴だ)
だがひとつだけ気に入ったモノがある
それは辞世の句(自作ではないらしいが)
「池水は濁りににごり藤なみの影もうつらず雨ふりしきる」
これだけはしっかり覚えている

いつか相性が会う日が来るだろうか?
多分、ない(と思う)

ま、いずれにしても人様には関係ないことだけれど、、、

コメント
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