吉田秀和氏が最後に残した「永遠の故郷」に
自分の好きな歌曲を書き記している
自分はあんなふうにシンプルに、深く
繊細には書けないからただ好きな曲を挙げるだけにする
一番好きな曲は
「グリーンスリーブス」かも知れない
好きなものに理由は要らない、なぜだか分からないがとにかく好きだ
でもこの曲、冒頭のメロディ2つのパターンがあるようだ
5番目の音が半音高いものと低いもの
どちらが原曲かわからない
それぞれの味わいもあるが自分の好みは半音高い方
気分が悲しい雰囲気に支配されない分だけ逆に寂しさが際立つ感じで
そういえば、ボーン・ウィリアムズのグリーンスリーブスによる幻想曲も
半音高い方を使っている
イギリス民謡は結構好きで
アニーローローもダニー・ボーイも好き
さて日本の曲は?
「平城山」が好き
ピアノの伴奏がまるで琴みたいで
メロディーは静かに高まっていき
それでも派手なピークに達することなく静まってしまう
高校時代に習った曲だったけどとにかくピアノの伴奏が好きだった
静かに感情が高まっていくけれど
やはりピークに達せず青春の寂寥感に満ちているのが
「影を慕いて」
ホント、この曲は日本の歌の中の突出した傑作じゃないかともう
古いとか、歌謡曲とかジャンルを超えて素晴らしい曲と思う
ということで、これらの曲をYoutubeで探してみた
まずはグリーンスリーブス
<!-- グリーンスリーブス -->
次は平城山 ちょっと変わって山崎ハコの歌で
<!-- 平城山 -->
影を慕いては 何と言う集中力、感情の濃さ、音色 美空ひばりの歌で
<!-- 影を慕いて -->