パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

今朝のおしゃべり(歩きスホはダメだよ)

2025年03月13日 09時26分38秒 | 子どもたちのこと

来週の水曜日は6年生の卒業式
月木の近所の子供たちとの校門までウォーキングもあと少しになってきた
通学を仕切る班長さんや並ぶ順番は、新学期に向けて変わってきている

「おじさん、あのね、IくんとDくんがおしゃべりに夢中になって
 列から遅れることがあるから、二人は離れるように言って」
「並ぶ順番は決まっているのかな」
「うん」

IくんとDくんはブラジルにルーツのある子どもで、まだ日本語が心もとない
だからこそ、二人は普通に話せるポルトガル語でおしゃべりをしてしまうのだろう
さて、頼まれたものの、その日本語が通じるかは不安だ
そこで、スマホアプリで「列から遅れないように歩こうね」と音声入力をした

すると、それをみていた一年生の女の子が
「歩きスマホはダメだよ!」の一言
これにはつい苦笑してしまった

一年生は物事がわかっているのか、わかっていないのか
会話が通じないところも、妙に大人びた話をするのも
このアンバランスなところが面白い
寒いときは手をこちらの袖の中に突っ込んで(当然の権利があるように)
あったかい、、とつぶやき、校門までそうしている

先日は「どうせYoutubeからの情報でしょ」
とツッコミもあったが、本当に1.2年生の頃はみんな無邪気そのものだ

こうした無邪気な子も時間が経過すると徐々に話さなくなる
4年のAちゃんも、以前は今のIちゃんみたいに無邪気なお喋りをしていたのだが
今は必要なことしか口にしなくなっている
なんだか寂しいが、それは大きくなるということで仕方ない

何年か前、家のチャイムが鳴って
「おじさん、一緒に遊ぶ時間ある?」
と4年の女の子と一年の男の子が誘いに来て
彼らと外ではかくれんぼを付き合ったことがあった

また、数人が我が家にきて、一二階の部屋をまるで自分の家かのように
かくれんぼをしたこともあった
それを同居人も笑って受け入れてくれた
それどころか同居人は遊んでいた女の子に
自分で作った小さなアクセサリーをプレゼントした

今でもその時のことを話すことがあるが
「きっと彼女たちは覚えていないね!」でいつも終わる

小学校の記憶は自分でも怪しいものだから、ずっと覚えているとは思えない
でも、少なくともこちらは覚えている
それも楽しい思い出として

歩きスマホはダメ!
この大人びた警告もちょいと楽しい思い出になりそうだ

コメント
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