パンセ(みたいなものを目指して)

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市民グループと市議会議員の意見交換会

2020年08月17日 09時44分15秒 | 市政、市議会に関することなど

暑い二階から逃げて、ノートパソコンを下に持ち込んで
日課のボケ防止の投稿にトライ

ああ言えばこう言う!
というのはいたるところで見られる
一番最近の例では、市内の会場で市民の一部とある市議会議員たち
との意見交換会が行われたときに、それが見られた

この意見交換会は、行政訴訟ともう一つ別のテーマが話題となった
まずは行政訴訟について、
政務活動費の使途について疑問を覚えた市民グループが宿泊費の返還を求めて行政訴訟を起こした
ところが訴訟の終盤になって対象議員の6名が急遽宿泊費を返却したために裁判上の
争点がなくなって、原告側の市民が訴訟の取り下げを行う羽目になってしまった
急に梯子を外された形の市民グループは、議員のその判断の説明を聞くために
以前から質問状を通じて公開の意見交換会を要望していたのが実現されたというわけだ

市議会はここ最近問題が多く、この他にも議員さんに伺いたい質問(疑問)があって
東三河広域連合議員の選出についても2、3の質問が出てきた

会場の雰囲気は、議員さんを責める空気が多かったのは間違いがないが
その中で自分が確認したのは以下のことだ
対象議員は行政訴訟の現実的な被告は市長ではなく、自分たちであることを自覚していた
だから弁護士費用を市から支払ってもらっていること負い目を感じていた
訴訟が長引けば市からの弁護士に支払う金額は多くなる
そこで、更なる弁護士費用の追加を避けるためと、自らの議員活動に専念するために
宿泊費の返却をした、、、というのが彼らの説明だった

ところが、訴訟の途中経過を詳しく知っている人の説明によると、
現実はそのようなきれいごとではなくて、このまま訴訟を続けても議員側に
勝ち目はないのが裁判長などの発言から明らかになりつつあったらしい

訴訟を続けて負けとするか、宿泊費を返却して争点をなくすか
どちらが得か、、、を考えると、返却することで争点なしにするのは
潔いかどうかは別にして考えられないことではない

人は残念ながらみんな正直であるとは限らない
ときどき、損得を考える
そしてその時の説明がつじつまが合っているように話す

説明と言い訳、、
受け手の立場で同じことを言われても感じ方は全然違う
議員さんにとっては説明だったが、市民グループの中には言い訳にしか
聞こえなかったのは仕方のないことだ

これをさらに、正直に話せ!と追及しても感情的な諍いが
起きるだけなので、自分は以前から気になっていた弁護士費用ことを聞いてみた

説明からすると対象議員は弁護士費用を市から支払ってもらっていることに
負い目を感じているようだ
ならば合法的に、あるいは市民の声で弁護士費用の支払いを求められたら
どのように考えるか、、
すると4人のうち3人は、そういう方法があれば考えるとの答え
一人は(一般質問を全然しない問題の多い議員は)被告は市長なので
払う気はないと答えた
この事実は大きい
一人の開き直った姿勢、
そして何らかの方法があれば支払うことも考えるとする姿勢(これがホントかどうかは別として)

市民側は合法的な弁護士費用の回収方法を考えなければならないが
議員さんもなにか考えるのだろうか(ふるさと納税とか、、、)

ところで、冒頭の「ああ言えばこう言う」の話は、訴訟から離れて
話題が広域連合の議員選出になったときに出てきた

東三河区域連合の代表議員は新城市から3人選出されているが
そのうちの二人は行政訴訟の対象者であり、
新城市の代表として送り出すには問題が多いというので、
全員協議会で長い時間をかけてその対応が話し合われた
とくに今年度は輪番で新城市の議員が議長をすることになっている

そこで全員協議会で煮詰まった総意は、今年度の広域連合の輪番の議長職は
新城市は辞退するというものだった
そして現実として新城市議会議長と議会事務局は広域連合に赴き、その旨を伝えた
だが、困るのは広域連合で、新城市の都合だけでスケジュールの変更を
強いられるのは混乱が生じるので、新城市は新城市の議員の中で解決してほしい
との結論をだした

ここからが問題で、新城市はそれを素直に受け取って、
なおかつ全員協議会の総意を反映するような選択をすればよかったのだが
何故か全員協議会の総意は全く反映されない形となった
つまり行政訴訟の対象者が議長に立候補し、同じく行政訴訟の対象者が
立候補者を推薦し、なんら問題のない議員は「今回は自分が、、」
と積極的に出たが無視された形となった

この経緯について聞いた時だ
全員協議会の総意と違っている選択をしているが、、
すると出てきたのが
「全員協議会は何かを決めるところではないので、、、」
という言葉

自分は傍聴していたが全員協議会は長い時間をかけてこの問題を話し合った
そして何かを決めないにしても、総意はお互いに理解し合った、、(と思った)
ところが、今回のこの言葉だ

法的には全員協議会は何かを決める場所ではないとしても、
そこで話し合われたことについては従う、、、というのが
常識的な人のあり様だと思うが、ルール違反をしていないので
従わなくても問題はない、、と言い切ってしまう議員さん
はたして彼の今後の行動は信用できるものだろうか、、

新城市で行われたことのある住民投票
一般的に住民投票の結果は拘束力はない
だがその結果を重く受け止めねばならないとされているので
その後の判断になんらか反映される
ところが、「拘束力ははないので聞きません」
と言ってしまったら、更なる混乱は必至だと思われる
今回の発言はそのようなものに当たらないか

社会の中のルールは性善説を前提にしている部分も少なくない
普通ならこうするだろう、、、
を前提として、あえて文章に書きこまない
でもその不備を狙って、書いていないからしてもいいのだ
とするならば、ましてそれが議員という立場の人がするとするならば
いったい、それは好ましい社会なんだろうか

ところで、今日は4時から住民監査請求の結果が渡されることになってる
結果は予想がつくが、ストンと腑に落ちる説明があればいいのだが、、

 

 

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