選挙を間近に控えると、同じ仕事をしていた仲間もいきなり競争相手になってしまう
そこで人の持つ負の部分が表に出てしまうことも無いわけではない
現在進行中の自民党の総裁選も、我々の見えないところでネガティブキャンペーンが
行われていても不思議ではない
新城市では年に4回行われる市議会定例会、任期の最後に当たる9月議会が昨日で終了した
その最後の一日は、褒められたものではなかった
そのみっともない話は新聞記事にもなって、要点だけが掲載されている
それは8月の全員協議会の最中の出来事で、ある議員が突然大きな声をあげて
威嚇するような態度、行為をある議員に対して行った
そうした態度や行いは市民の代表たる議員にふさわしくない行為とされ
数名の賛同を得て選挙前の今回の議会で問責決議案が提出された
そして可決されたと報道されている
たまたま現場にいた(傍聴していた)が、提出理由の説明、それに対する質疑
(提案者に疑問点を質問すること)には、ものすごく時間がかかった
普通なら主だった議決も終了し、お開きとなる議会が
突然でてきた議員提出の議案に、いつまでも訳もわからないまま付き合わされた行政には
少し同情を覚えてしまった(最近この例が異様に多い)
現場にいて、問責に賛成反対のどちらの味方をするのでもなく、成り行きを見ていた
確かに大声を出して威嚇するようなことはよろしくない
彼にはその傾向がある(声も体も大きくて)
これは否定できない事実だ
ただ彼の言い分によれば、その事件が起きた場で謝罪し
議長の指示で次の全員協議会の冒頭で謝罪は行ったので
議長は「この件はこれでおしまい」の意思を示したとのことらしい
だが、議長はそんなことはない、と首を振っていた
この部分は言った言わない論争になりそうで、どちらが正しいかわからない
だが質疑の途中から、怒りっぽいとしても彼が、なぜ突然怒り出したのか、、
が猛烈に疑問に思えてきた
怒るには理由がある
その理由も確かめずに、行った行為だけで判断を下して良いものだろうか?
「そりゃ、誰でも腹をたてるよな、、」
と言った理由はなかったのか、、とまるでミステリーを読むような気持ちになった
その理由は、対象議員の強引な、それ故に反感を持たれても仕方ない弁明の機会に
明らかにされた
それはコロナ感染症のせいで中止になった議会報告会に関係している
年に一度以上行うとされている議会報告会ができくなったので、
議会は代わりに意見を市民から募集した(メール、FAX?)
この中にひどく個人的攻撃的な内容のものがあった
それはある地区の三人の議員名が書かれていて(その中に彼は入っている)
妙に詳しいような、思い込みの激しいような、批判が主となっていて
書かれている事自体が客観的な事実かが疑われるものだった
この市民の投書について、どのように扱うか?は当然のことながら
議会で話し合われた
話し合うのは全員ではなくて、そのての役割を受け持つ機関で
そこでは一旦は、客観的な事実が確認できないので、市民にオープンに
するのは控えるとされたようだ
ところが、投書の扱いについて決定権を持つ議員(この議員が大声で威嚇されることになったが)
「これも市民の意見」という解釈で個人攻撃的な要素の多い投書は
「自分の判断でオープンにすることにした」とされた
そこでこの議員に対し瞬間湯沸器のように反応してしまったというのが一連の流れらしい
全市に明らかにされるものの中に、公然とネガティブな印象を与えるものを
「それも市民の意見」との扱いで出されてしまったならば、
選挙を控える当人たちは冷静にいられないのは想像はつく
行った行為(大声・威嚇)は、確かにひどいが、その原因を考慮せずに議決したり
背景を説明するなく、それだけを報道するメディアも突っ組み不足なのでは無いか
と思えてしまう
ここからは、ちょいと絶望的な気分に陥ってしまそうだが
投書の内容自体が議会内のことを知らないとかけないような具体的な描写で
(彼の)いつもの言い分や行動に近い内容の近い内容であるために
市民と称して投書された文書の投稿者は
実はいつも三人に対抗心をもつ〇〇(議員)ではないのか!
と想像することができると名指しで批判された三人の議員は考えているようだ
そして個人的にもそうだと想像する
(彼の新庁舎の建設に関するの実務協議の際行ったことを彷彿とさせる)
不意に「ひとつの腐ったリンゴが樽全体をダメにする」のことわざが頭に浮かんだ
この事件の全体像は明らかにされない
背景は想像でしか無い
その背景の想像があっているかあっていないか、わからない
しかし、そのような想像ができてしまうという実態こそが情けない
人が人を選んで、その人に一旦役割を任せる
というシステム、だがその実態は、とても危ういところで成り立っている
と感じるこの頃
国も市も、、、選挙が間近
それにしても、、、
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