パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

サッカーW杯予選 日本対タイ

2008年06月14日 21時58分02秒 | Weblog
日本3-0タイ

やはり頼りになるのは気持ちの強い選手なのかもしれない
自分はあまり根性論は好きではないが
技術の高さもさることながら
強い気持ちの闘莉王、中沢はすばらしかった

それと遠藤の落ち着きと玉田の切れとセンスあるプレー
中村の正確で着実なパスとキープ
特に前半はスタミナ切れしていなかった分
チームにも安定感があった

こうしてみると1対1の場面で今日は
中東の連中と対戦するよりはやりやすそうだった
やはり基本は1対1の場面で負けないことだろう
それと審判が割と笛を吹いてくれたのが
幸いしたかもしれない

長谷部長いランニング、よく頑張りました
始まったばかりのチャンス惜しかった!

残念ながら香川、内田はイマイチかな
時間を経るうちに成長していけばいいのだが

ところで今日の岩手・宮城地震
山が大規模に崩れた映像を見て
本当に都市部でなかったことが助かった
(被災した方にはお見舞い申し上げます)

この地震自分はまずは
病院の待合室で緊急地震速報で知った

正直なところ始めは、また訓練かなんかだと思ってしまった
地震が起きますとアナウンサーが
2回目を繰り返していた頃
実際に地震がありましたとの連絡が入った
その間10秒以上はあったようので
幸運にも聞いていた人は準備できたかもしれない

それにしても緊急のお知らせに
あれだけの言葉による説明ではまどろっこしい気がしてしまう
それこそ特別な音にして、
聞こえたらすぐに対応できるようにしたほうが
より現実的な気がするが、どんなものだろう
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じっくり取り組んでみたい?今西錦司

2008年06月13日 22時04分15秒 | Weblog
「学長は寂しいもんなんや!」
そのあまりにも場違いな言葉に
緊迫した空気が失笑につつまれた(様に感じられた)
記憶が今でも残っている

場所は大衆団交の大部屋の教室
そしてこの言葉の主は、今西錦司

もう何十年前の話
ノンポリの学生だった自分も、
その時代の雰囲気の勢いに押されて大衆団交の場にいたのだが
必ずしも学生たちの立場の応援ではなかった自分は
単に議論を聞いていたに過ぎなかった

そこで出たのが冒頭の言葉
すっとぼけた味わいのあるこの言葉
学長のキャラクターを如実に現しているようで
自分はこの言葉に不快感は感じなかった
それどころか、まるで子供みたいに思われ
歳の割にとてもかわいく思えたのだった

正直なところその頃の自分は
学長の名前も知らなかったし
何をしていた人かも知らなかった

だが次第に今西錦司の名を知る様になって
えらい人だったんだ!
と認識する様になったが、今でも心の中では
「かわいい感じの子供みたいな人だった」
として残っている

今読みかけている
「新・進化論が変る」ブルーバックス 中原英臣/佐川 峻
この中に今西錦司の事が出ていて
アンチ進化論の立場から
「種は変るべき時が来たら変る」
との言葉が紹介されていたが
この一見学者にあるまじき様な言葉に
学生時代に感じた今西錦司氏のキャラクターを感じて
懐かしく思ってしまった

そして彼の唱える「棲みわけの理論」の方が
自分にとってダーウィンの進化論より抵抗感なく
受け入れられそうな気がした

それは単に自分がものを知らないだけかもしれないし
昔学長だった人へのシンパシーから来ているのか
はたまた自然をこよなく観察した人への畏敬の念から
引き起こされたものか知らないが
とにかく今西錦司の著作を
一度じっくりと読んでみなければいけないかな

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日本対カメルーン

2008年06月12日 22時09分38秒 | Weblog
日本0-0カメルーン

解説者が言う程、白熱したゲームではなく
このチームの定番、なんだかよくわからない印象の残るゲームだった

しかし今日のめっけ物はDFの吉田
非常に頭のよい選手の様に思われた
中沢や闘莉王の様な身体の強さを誇るのではないが
何事も無難にこなしてしまうような
(危険な状態を避ける様にしているのだろうが)
柔らかいDFのようだ

それにしても今日も気になったのはパスのこと
森本もポストプレーが上手くいかない場面が度々あったが
あれは森本のせい、それともくさびのパスの僅かなコースのぶれのせい
トラップが上手くいかなかったというより
どうも雑なパスのように思えるのだが
(これはA代表の時も感じる)

それともう一つ気になったのが
あまりにもプレーを急ぐ為にバタバタしてしまうこと
もっと普通に落ち着いて、前が向けないならキープするだけにするとか
すればいいのいに妙なところでトリッキーな軽いプレーをしたりして
相手方のボールになったりしていた

早いプレーは日本人の特性かも知れないけれど
早くすべきところで早くして初めて効果的なのであって
それ以外のところでは確実なプレーを選択する様にした方がいいのではないか

それと毎度毎度言うが、
技術の高い選手の定義がボール扱いの上手い人
ドリブルの上手い人に偏っているようだが
パスが非常に正確というのも
それに入れてもいいのではないだろうか
というよりこれからはパスの正確な人の評価を
もっと高めるべきではないだろうか

どの時代もオリンピック代表は
こんなもののレベルだったかな?
もっともカメルーンもそんなに大したものに思われなかったから
こんなものなのかな?
あとは初戦の結果と運次第?



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できることと言えば

2008年06月11日 21時10分38秒 | Weblog
以前、土方歳三は負け戦とわかっていて
何故逃げ出さなかったのか?などと
思ったことがあったが
沈没しそうな、嵐の中の船に乗っている様な
現在の状況を当てはめてみて
少しわかった様な気がする

勿論、一般的にいわれる様に
最後の武士としての意地とか
近藤勇らへの裏切れない心情もあったろう

だが豊玉発句集に見られるような心根の持ち主は
実は、それしか手はなかった
のではないだろうか

勝負の職人としての彼は、未来の負けが見えたとしても
自分に与えられた状況下では目一杯自分の仕事をすることを
よしとしたのではないだろうか

第2次世界大戦でも多分誰かが同じ様な境遇だったに違いない
たった2.3日の戦いで勝ったところで
趨勢はすっかり決まっている、そんな時でも
戦わざるを得ない男たちは
それが正しいかどうかは別として、
与えられた仕事をより完璧になすことを目指した

現在、企業間でも様々な戦いが行われている
その中には明らかに負け戦で
将来が見えない戦いもあるだろう
まして敵はB29、こちらは人海戦術みたいな
始めから戦いにもならない
そう、大が小を飲み込むような戦いの中で
小の中にいる人々のできることと言ったら
むなしい努力だけ!

もっと大局を見て、為すべきことを考えなければならない
という批判は全ての人には当てはまらない
現場の人に残されていることは
単にその日を精一杯全うすることだけだ

願わくば、多くの人たちの
それらの努力が無駄に終わらないでほしいものだが、、、



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病んでいるのは社会も同じ(なんとかしなければ)

2008年06月10日 23時05分09秒 | Weblog
秋葉原、無差別殺傷事件は衝撃的なだけに
まだまだいろんな角度から解説がなされるだろう

だがこの事件の根は深い
それは単に個人の気質による事件ではなく
社会の病巣から産み出された様に感じるからだ

別に容疑者の味方をしたり肩を持つわけではないが
若者のうち何人かは、あんなことをしてしまいそうな
空気が、不満が、閉塞感が、満ちあふれている様に思う

実際、今の若者は一部の人間を除いてかわいそうだ
と思うことしきりだ
ジニ係数が若者の間で差がある様に
皆が公平にではなくなっている
(それも個人の努力を越えたところで)

ニートは別にして、ワーキングプアの状態にいる人々は
実際のところ明るい未来を見ることができるのだろうか

確かに企業は若者を調節弁的な労働力として
扱うところが多くなっていて
企業の収益を上げることこそが
株価、株主への貢献と考える傾向が多くなっているようだ
そこには実際働く人々への関心や想像力が欠如している

どんな時代にも苦しいことはあった
それを乗り越えて人は成長していく

テレビなど媒体に出てくる解説者はこのような
高所から物申すみたいな事を言いそうだが、
その前に今おかれている環境
社会がいかに変で、少なくとも弱者には同情に値して
なんとかしなければ!
と考えなければならないことが
すっかり頭から抜け落ちている

強いものだけはない
必然的に産み出されてしまう社会的弱者にも
努力不足!
の一言で片付けずに、真に再生できる様な社会にしない限り
この事件はまた繰り返されてしまうのではないだろうか?

願わくば、この事件に触発されて
似た事件が起きないことを願うばかりだ
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W杯予選 オマーン対日本

2008年06月08日 04時35分46秒 | Weblog
オマーン1-1日本

なんとも気の毒な暑さの中で
まずはご苦労さん!

最初の10分くらいでものすごい量の汗が
ユニフォームにへばりついて
これは大変だ、先に得点されたらしんどそう!
と思ったせつなの失点
キーパーも当たりだして、なんだかいやな気分のところ
よく追いついたと思うしかないかな、今は

大久保、あれはレッドでしょう
あれだけレッドの多い選手はこれからは考えものだ
闘争心が表に出るというだけでは済まされない
大人しくなれというのでもない
なんだかもっと大事なものが欠けているような気がする
結局プレー自体も独りよがりが多いのは
FWだからというよりその性格から来ているのかも
(もっとも日本の選手の中でけんかに強そうなFWが
 見当たらないのも不安だが)

玉田のPK、もうけモノだった
少しばかり?の残る判定で
後にオマーン側に出たのは前が前なので仕方ないし
以後はもっとPKらしい場面があったが
基準が一定しないというものの
審判の気持ちもよく分かる

それにしても遠藤のPK
いつもの事ながらたいしたものだ
当たり始めたキーパーのその上を行く
守りのリズムを狂わせるようなすばらしいキックだ


実際、キーパーのリズムになっていたので
CKもショートコーナーなどで
いったんリズムを変えないとますます調子に乗り出すと
思っていたが、一度ショートコーナーを試みたが
もう少し早く変化球を使っても良かったのでは

楢崎のファインセーブ
ぎりぎりまで待っての反応は大殊勲だったが
あれが強いキックだったらやばかった
遠藤のキックが頭にあって
それに付き合ってくれたのが
幸いしたような気がしたが、どうだろう

あの気温、湿度の中でゲームを行うのは
本当に基本的な技術の高さが要求される
中村、遠藤、玉田はいつものパフォーマンス
内田はもう少し経験をつまないとダメかな
(後半バテバテ、しかも守りが軽い)
長谷部も少し線が細いかな

どちらにしてもあと2戦
勝つしかない状況
なぜだか心が躍らない日本代表だが
とにかく結果を出してほしいものだ
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暇は疲れる

2008年06月06日 21時42分58秒 | Weblog
普通の神経を持っている人は
忙しいより暇のほうが疲れる
(猛烈に忙しいのは別だが)
今小売業、サービス業に漂っている空気は
暇すぎて精神的に疲れる
の一言ではないだろうか

次に忙しくなるから一休みなどという
のんびりした状況ではなく
全く先が見えない
明るい未来が予想つかない
いわば滅入った気分で毎日を過ごす
そんなのが本当の庶民の気分だろう

それならその解決法は?
と問えば根本的な解決方法は思いつかないし
あったとしても時間がかかりそう
ならばせめて個人の生活の中で
ささやかな喜びでも見つけて
一日を乗り切っていくより手はなさそうだ

それにしても大変な時代だ
未来の歴史教科書はこの時代を
どのように記すのだろう
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お宝ビデオ

2008年06月04日 22時37分35秒 | Weblog
誰かに貸して、そのままどこかに行ってしまった
と思っていたビデオが見つかった
ワールドカップ イタリア大会の
アルゼンチン対ユーゴスラビア戦

監督はあのオシムさん
そして10番がストイコヴィッチとマラドーナの対決
多分その当時はマラドーナを見るために撮っておいたのだろう
しかし今となっては、なつかしいのと全盛期のストイコヴィッチを
見られて本当に大事な宝物の一つになっている

解説の加茂さんがストイコヴィッチを
「この選手は凄いですよ」
と紹介していたのをずっと覚えていた
しかし、グランパスに来たのが
あの時の選手だとは思わなかったのは不覚だ

確かに後にストイコヴィッチが語ったように
あの10番同士のバトルでは
ストイコヴィッチのほうがよかった印象が残っていたが
また見てみるとマラドーナも
怪我をしている状況下でも
結構危険なプレーヤーに思えてきた
細かいところを抜けるドリブルとパス
やはり凄い選手だった

結果はストイコヴィッチの運を表すような終わり方だったが
あの頃のワールドカップはまだまだのんびりした雰囲気が
あるような気がする

このビデオ、一緒にサッカーのコーチをしている
仲間にも見せなくては!
きっと珍しがって喜ぶことだろう

お宝ビデオ、他には
スペイン大会のドイツ対フランス
リトバルスキーとプラティニがいてこれも激しい戦い

メキシコ大会の
ブラジル対フランス戦
ジーコとプラティニが出てくる試合
(それにしてもジーコはワールドカップに運がない)
これも知らない人には垂線モノだろう(?)

昔のものでも、結果が分かっていても
ついつい声が出てしまったり、興奮したりで
はやく人に見せたくなってしまった

自分が持っていないものでもう一度見たいと思うのは
フランス大会の
フランス対パラグアイ
最後の最後で点を入れられ座り込んでしまった仲間を
一人ひとり抱き上げるチラベルトのかっこよさ
これにはキャプテンとはどういうものか
つくづく考えさせられた
本当にこのときのチラベルトは男らしくしびれた
このゲームのビデオどこかで売られているのだろうか?
見なくても取っておきたい一つだ
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名前は?

2008年06月03日 21時59分11秒 | Weblog
こんな風に聞くと子供たちは
「総太」
「広太」
「歩(あゆむ)」
等と、苗字ではなく下の名前を言う

少年サッカーの練習でのこと
年度初めから徐々に新しい子が入ってきて
練習中良いプレーをすると
その子の特徴かなと思い
それで名前を聞いて覚えようとするのだが
こちらは苗字のつもりで
「名前は?」
と聞くのだが彼らは確かに名前を言う
そう、名前というのは子供たちにとって
確かに下の名前だろう
子供同士は苗字で呼び合うなんてことはない

そういえば自分の友達も高校までは
下の名前で呼び合っている
(あるいはあだ名で)

なかなか覚えられないが、
なるべく苗字ではなく名前を呼んでやろう
そのほうが子供たちはうれしそう、、かな
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日本対オマーン

2008年06月02日 22時24分39秒 | Weblog
結果的に3-0の快勝
見ていて点を入れられる気はしなかった
オマーンはあんなにやる気がないように見えたのは意外だった

それにしても中沢、闘莉王の気持ちの入ったプレーは
チームをピリッとさせたように思える

早い時間で中沢が得点したのが大きかった
だがFWの得点でないのが若干気になる

このチーム、
先祖がえりみたいにポリバレントから
スペシャリストの集合に戻りつつあるように思える
そして結果的にもそれがよい方向に向かっているような気がする

ポリバレントは必要だがみんながみんなでは
器用貧乏だけが増えて怖さにつながるインパクトがない

役割を自ら自覚して自分の仕事を完璧にこなした上で
他のポジションのフォローに入るくらいのほうが
よさそうに思えるが、、、

それにしても、アジアの3次予選だから
このレベルで通用しているが
いざ最終予選、本戦となったら大丈夫かな?
といった不安はどうしても残ってしまう

チームとしてはそこそこでも
個人能力の点では2.3人を除いて
まだまだ世界標準にいたっていないような気がする

まあ今日のところは
結果オーライかな
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