季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

うつむき加減の美しさ

2016-02-27 22:25:48 | 季節 Season
病み上がりのリハビリ。少し散歩に行こうとうちを出る。
いつもおまかせだからどこかと思ったら万博公園へ。
車で日本庭園前の駐車場まで行ったら、料金体系が変わってた。今までは時間に関わらず一律1200円か何かだったのが、今日は2時間400円、その後も時間によって上がる仕組み。良いかも。

太陽の塔と梅。手前のご婦人の背中の曲線と太陽の塔がシンクロしてる。

       

ほんとにいろんな種類の梅がたくさん咲いていて飽きない。見入ったり香りを嗅いだり、歩きに来たのにじっと観るからあんまり歩いてない。
梅のガクの色が好き。このコントラスト。

       

梅のおしべのぱあっと広がってる感じが好き。日本人ってまつ毛がくるんとなってなくて真っ直ぐで、そう言う人がうつむいたらこんな感じになるのが良いなあと思ってて。だから梅は日本の美しさ。

       

梅だけど、桃色の桃色の果てしない花々

       

新しい柔らかい赤い枝に付いたたくさんのつぼみ。その額の色の濃さ。そしてそこから覗く花びらの形が星!なんてキュートなんだろう!ポップなんだろう!

       

空に向かう。直線の構成の美しさ。

       

そう、長年梅を毎年観てて今年初めて気付いたのは、「去年出た新しい枝にだけ花が付く」って事でした。良く観てわかった。
私の梅の枝振りのイメージって太い枝が横にぐいぐい伸びてて、そこからまっすぐ細い枝が立ってる感じ。だからだな。
でもその太い枝のねじれやくねりってのが実は人工的なのかもって今日思った。
花を観ようと思ったらたくさんの新しい枝を出した方が良い。だから梅ってもしかして毎年剪定するのでは?枝を毎年たくさん切るからあんなに不自然なうねりになるのでは?って思った。合ってるかわからない。何も手を加えてない山の中の梅を一回観たい。
ほら、ここではこんなにうねっています。それが見事。

       

この花を観て、娘の事思い出した。周りの空気が澄んでる。色と言い形と言い、ぴったり。

       

もうちょっと歩けるなと(ほとんど歩いてないので)民博に向かう。ちょうど新しい特別展が始まったばかり。アイヌの幕府側との調停をした12人のアイヌ人の絵。
観ました。あくまで幕府側の描写だなあと思って観たけど、彼らが居なかったら全滅してたかもって思うと大事な役目だったかなあと。
2階に蝦夷錦やアイヌの伝統衣装などの展示があって、それがとても興味深かった。
そしてミュージアムショップにアイヌ刺繍の本を見つけました。テンションが上がる。
ずっと興味深かったけど、こんな本観た事ない。ちょっと参考にじっくり観てみよう。

       

万博公園は何回行ってもいつ行っても楽しい。大好き。
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