季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

布と花

2008-05-22 21:34:00 | 季節 Season
天気もいいし、万博に行こう。
行きたかった大阪日本民芸館の特別展
「インド・大地の布」を観に。

手仕事で有名な西インドの物が多く、気の遠くなるようなミラーワークと刺繍と絞り染め。素材も綿をはじめ、絹や毛など。地方によって特色のあるものが展示されていました。本物のパシュミナがあって、ため息が出ました。
小さな子どもの衣装もとても美しい。

ビデオ上映では西インドの手仕事コミュニティーの映像でした。
刺繍で生計を立てている人たちがいろんな所から集まって手仕事の情報を交換したり、良い仕事をしようと励ましあったりしていました。
そうやってコミュニティーを作ることで、仕事が正等に評価されず廉価で買い叩かれる事を防いだりお互いの作品を見る事で勉強したりしているのです。

2001年の大地震の時にも、「針と布があれば仕事が出来る。」と小さな物から作りはじめる事で、実収入が得られ、精神的にも金銭的にも復興の手助けになったといます。

女達の強さを見た気がしました。

ロビーの販売コーナーには生活に実際に使える美しい品々があって、よく利用しています。今日はインドの絹のポーチを一つ手に入れました。とても丁寧に作られていて美しい。

外に出るとバラ園にはバラが満開。いい香りも漂っていい気分。
豪勢な大輪のバラも美しいけど、私はシンプルな花も好きです。

       

なにやら看板が出ていて「ルピナス祭り」とあるので行ってみました。

子ども達が小さい時よく読んでいた絵本に「ルピナスさん」と言うのがあります。
ルピナスの種をいろんな所に蒔いて、世界を美しくした人の話。
そのルピナスを見るのは今日が初めて。

          

逆さ藤の和名の通り、本当にすっくと花が立ち上がっていて壮観でした。
それもいちめんのルピナス。

       

自然の中をたくさん歩く。広くてとても居心地がいい。
このすばらしい公園をこれからも大切にしていきたい。
いつまでもこのままあって欲しいと思います。

年間パスが売っていた。買おうかな?と迷う。
また近い内に行きたいです。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウェルカムボード

2008-05-21 18:19:02 | 暮らし Daily life
6月に友人が結婚します。
結婚式なんて久しぶり!なんだかワクワクする。
ワクワクついでに2次会のお世話をすることにしたので
今日はウェルカムボードを作りました。

私が結婚した時にはなかったこの習慣。
「忙しい花婿と花嫁に変わって、お客様をお迎えする。」のが役目らしい。

何をモチーフにしようかと考えに考えて思いついたのが
サクランボ。
6月ってあんまり花がない。どちらかと言うと実。
サクランボ、モモ、ビワなど。
二人仲良く一緒にいる様子がサクランボのようだし
実りのあるってのがいいし、赤くて瑞々しくてかわいいと思って
若葉との取り合わせで色のバランスも良い。
それで決めました。

二つの枝が金のリボンで結ばれている姿を一番上に描く。
字はカリグラフィーの物を参考にして。
始めはクロッキーペンシルで。

       

色をつけるのはパステルと色鉛筆。
少しずつ色を混ぜながら重ねていきます。

       

当日のお楽しみなので、一部だけ。
こんな風です。
絵のところはもちろんですが、字もたくさんの色を重ねて
所によって微妙に色も変えて描いています。昔からこのやり方。

       

頼まれないと描かないけど、絵を描くのは好き。
自分でもっと描いたらいいのに、と思うけどなかなか。
頼んでくれる人に感謝だ。
そうやってたくさんの人に頼まれて、だんだん上達してくる。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブレスレットたくさん

2008-05-19 22:16:05 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

今日もブレスレットを作る。
先週作ったのをしていたら、何人もの人から「作って!」と頼まれたらしい。
今日は3つ作るって。

私も先週作ったものを毎日のように手にはめています。
軽いし水は弾くし、汗は溜まらないしきれいだし柔らかくてじゃまにならないし
とても使い勝手がいいです。

それとちょっと変わった形のものを作って遊ぶ。
端をどう始末するか来週まで考えましょう。

       

普通にフェルトのがま口を作る。
好きな色を混ぜ合わせて。

       

今日は何年もレギュラーだった人が退院して久しぶりに顔を出しました。
入院したときは大変だったらしい。
次々に看護師さんなどが来て、「よく帰ってきたね!」と言う。
前より何だか顔色もよく元気そう。
「もう断じて酒は飲まないと決めた。」らしい。
「かみさんは本当によくやってくれたよ。頭が上がらないよ。」
心底そう思ったと言う事が彼にとってはすごいことだと思う。
(今までそう思わなかったのもすごいことだけど。)
「奥さんにありがとうって言った?」と聞いたら「言ってない」らしい。
「どんなに小さなことでもいいから、「ありがとう。」って言ってみたら?
簡単でお金もかからないしすごく効果があると思うよ。」と私は言った。
何十年も言われてなくてそれで「ありがとう」って言われたらうれしいと思う。
それだけ頑張ったんだし。

もう一人のレギュラー。「わしとおなごに…。」フェルトボールをおそろいで作るって。
おなごと言うのは奥様の事。なんかいい響きだと思う。
いとしさとやさしさが伝わる。
すてきなペンダントにしましょう。

アルコール依存症になる過程の中で、家族と縁が切れて一人の人も結構たくさんいます。それでも連れ添っている人たちも中にはいて、乗り越えて落ち着いてそれで一緒にいるって、それはものすごい事だといつも思う。
良いか悪いかは分からないけどやっぱりそれは見ているとすごいこと。
毎日の普通の生活の中にとてつもない重さがある。

奥さんや子ども達と離れていても、
子どもが結婚する、子どもが生まれたと気を揉んだりウキウキしたり。
回復に向かっている人は心が柔らかく温かいと思う。

家族にどんなにひどいことをして苦しめた人でも
回復して余裕が出てきたら、家族を大切に思わない人ってあんまりいないと思う。
この人たちを見ていて。

元気で余裕があるって、それだけで価値があるすばらしい事だな。




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アボガドジュース

2008-05-16 19:32:28 | 食べ物 Eat
朝の手仕事アワーがひと段落したらお腹が空く。
いつもお昼に何を食べるかが問題。

今日は軽く行きたい。
トーストとアボガドジュース。

アボガドってとっても体にいいらしい。
よくわさび醤油で食べたりするらしいけど、私はそれはあんまり。
ずいぶん前に友人に教えてもらったのが、ジュースにする事。

       

アボガド(1個)を半分に切って種を取り、実をスプーンで繰り出す。
それに牛乳とメイプルシロップ(大さじ1杯位かな)を加えてミキサーでグイ~ンってするだけ。トロリとした感じに仕上がります。
総量は400ccくらい。二人分。

             

メイプルシロップのおかげでアボガドの青臭さが消えて、牛乳と混ざる事でシェイクかムースのようにフワフワになるんです。クリーミー!
初めて飲んだ時、あまりの美味しさにビックリしました。

アボガドは南国の果物なので、これを冬にたくさん飲むとお腹が冷えます。
(前に美味しいからって毎日のように飲んで、お腹が痛くなりました。)
暑い時期にたまに飲むのがいいです。

好き嫌いはあるだろうけど、まだの方は一度お試しあれ!
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カエル仲間同士

2008-05-16 19:12:53 | ウールクラフト WoolCraft
この前の「石ふしぎ大発見展」で会ったいつもの「三葉虫クラブ」のママとカエル好きネタで盛り上がった。

彼女からかわいいカエルが3匹も送られてきた。
中にビーズが入っていて、この重さとくったり感がなんとも良い。
肩や膝に乗せると落ち着く。なんだか愛おしくなる。

それで私もがま口をプレゼントする事にした。
一つはトノサマ。もう一つはアマガエル。
今回はアマガエルの目に金の糸でくるりと縁取り。
キラキラ目玉にしました。

       

型紙や羊毛の量を何度も変えていろんなやり方でチャレンジしてきたけど
ようやく無理なく作れるようになってきたようです。

こんなにたくさん一つの作品を作るのは初めてかも。
すごく魅力的な作品。
そしてとても使いやすい。
これを考えた私の友人は天才だ。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くるりとすっきり

2008-05-14 21:51:29 | 暮らし Daily life
しばらく雨が降って寒い日が続いてた。
もう衣替えもしたのに、あわてて毛糸のベストを出して着るほどの寒さ。
昨日の夜はとんでもない雷も。

この季節にこの寒さ。
ニュースも寒々するものばかりだ。

周りの空気も険しめ。
私の気分も朝からくさくさしてた。

今朝はいい天気。
甥っ子が遊びに来るのもあって
いろんな「しなくちゃならないこと」を横において
片づけをする事にした。

分解し分類しまとめて破棄し収める。
くるりとシューっと埃を吸い取る。

溜まった洗濯物もドッと洗ってパーッと干す。
外は強い風が吹いている。

この風とお日さまで、洗濯物はしっかりすっかり乾くだろう。
つるりとなったゆるりとなった家を見て
気分がいい。

あ~すっきりした。
なんだかよりスムースに、今度は「やりたいこと」に力を注げそう。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェルトのブレスレット

2008-05-12 21:29:32 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ゴールデンウィークが終わって久しぶりのお仕事。
特にどこにも行かず、じっくりゆっくりとしたおかげで
お正月やお盆よりも充電できた。
そのせいか仕事から意識がふっと離れていた。
それでも前もって準備をして、朝早く起きて電車に乗っていると
メンバー達の顔が浮かんでくる。早く会いたくて急ぎ足だ。

この前資料の整理をしていたら見つけたテーマ、ブレスレットを作ってみる。
羊毛を適当に巻いて、それに別の羊毛や毛糸を巻きつけてフェルト化させるもの。

出来上がると軽いしおしゃれだし結構いいものが出来ます。
なによりいろんな色が使えて工夫が出来るので、作るのが楽しい。
縫い仕事などの仕上げをしなくていいので自分で全部できるところもいい。

       

ラメ糸も入れていい感じ。

          

患者さんの中には海や山の天才がいます。
山菜取りの名人がくれた「はちく竹」。
初めて見ました。細長い。
大きくなりすぎてるんじゃないの?と思ったけどこれでいいらしい。
竹の子を煮たことがないので作り方を聞く。
そしたらアク抜きもいらないって言った。
美味しかったとみんな口をそろえて言う。
よし食べてみよう!

       

米のとぎ汁で茹でて水にさらして土佐煮にしました。
香りが華やか。柔らかい、おいしい!!

       

「はちくの勢い」って言葉がここから来るくらい、とても成長が早いらしい。
貴重な山の幸頂きました!
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甘さの中に悲しみを少し

2008-05-11 23:09:02 | 心と体 Mind&Body
Because of Winn-Dixie

Candlewick Pr

このアイテムの詳細を見る


「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏 」
と言うDVDを借りてきて観たら、原作を読みたくなったのでAmazonで買いました。

たぶん小学校高学年くらいの子どもが読む本ではないかと思います。
ほんの大きさも普通のペーパーバックより少し幅広で文字も大きく
難しい単語も使っていないので中学英語くらいで読めると思います。

原作と映画はずいぶんと雰囲気が違っている事がありますが、これらはお互いに相手を引き立てるように出来ています。
Naomiというフロリダの町に越してきたオパールという少女とウィン・ディクシーと言う犬の話。

一人ぼっちだった少女と犬を介しての街の人たちとの出会い。
10歳の少女の人生への気付き。

DVDは何の前評判も聞かずにタイトルだけで借りたのですが、観てみたらアルコール依存症からの本人や家族の回復が取り上げられていました。

それが偏見や誇張ではなく、私の観てきた姿と重なる形でうまく言い表されているのが印象的です。

本の中に出てくるリトマスと言う人が作ったキャンディー。
甘いもの、その中に悲しみを少し。
そんな味付けのお話です。

日本語版はまだ出ていないようですので、英語が苦手な方はDVDを。
観終わって、犬が飼いたくなりました。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頼れる相棒

2008-05-09 22:50:22 | 手仕事 Handicraft
これは息子のリュックサック。
(たぶん)6年前に買ったもの。
ミレーというフランスのメーカーの物です。
その時、山登りザック主流のミレーから珍しく小型のリュックが出たと
子どもの背中にちょうどいいからと、進級祝いに購入した。

それから彼はどこに行くにもいつでもこれを持っていく。
旅行の時も、友達と遊ぶ時も。
毎日毎日、かんかん照りの晴れの日も、雨の日も風の日も嵐の日も
彼の背中にはいつもこれ。もう体の一部のようになっている。

中身は着替えだったりゲームだったり
最近は懐中電灯や自転車の修理キット、自転車カタログなど。

素材やつくりがしっかりとしていて、使い心地が良くないとこうはならない。
ほんとにタフ、実直で頼れるやつです。

そいつも近年、底に星空状に小さな穴が見られたり外側ポケットのゴムが伸びたりしてきた。
そこでポケットを頑丈なヘヤーゴムで修理する事にした。
まず太い綴じ針でゴムを通して適当な長さに調整し、糸でしっかりと縫いつける。

       

       

ペットボトルも入らなかったけど、これで大丈夫。たぶん。

まだまだ頑丈なミレザックと彼の暮らしは続く。

結婚祝いに友人達から貰ったバックパックもこの十何年、国内外様々な所に一緒に行きました。
まだまだこれからもこの頼れる相棒といろんな所へ行くことでしょう。
こんなにすばらしい品物を作る人たち、すごい!ありがとう!



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高野山

2008-05-08 21:43:46 | 季節 Season
新緑を見に行きましょう!
どこに?
高野山に。
と言うわけで、行ってきました。

小学生の頃、林間学校で来たとき以来だと思う。
前から行きたいと思っていたところ。

着くまでかなりの山道。これを自分の足で歩いたらそれはそれはたいへんだと思う。道路もない時代、昔はきっと俗世から隔離された世界だったんだ。

石楠花がきれい。

       

金剛峰寺。隅々にまで行き渡った手仕事の妙。

          

       

中庭もさすがの美しさ。
各部屋には目を見張るような襖絵が並んでいます。

          

お参りする所などにあった「きり絵」のような物。
とても美しい。神社の紙垂のようなものかな?

       

奥の院への道では有名な人のお墓やいろんな会社のお墓を見つけるのに夢中。
織田信長や豊臣家のもありました。


単なる観光ではなくて、お坊さんや仏教を志す人々が来ています。
どこでもお経の声が響いている。
キリスト教で言うとここはローマか。
お坊さんが勉強する所だから。

お土産はもちろん胡麻豆腐。
ゴールデンウィークはすごい人だったらしい。
ちょっとはずして来れて良かった。
とても気持ちの良い所でした。
楽しかった。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする