明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


朝酔っ払ったKさんに起される。昼食を付き合って、という。さっきまで一緒にいたような気がするのだが?ここのところ喜んだり落ち込んだり激しいが、すべて自分が蒔いた種である。しかし平均すると嬉しいことが多いようで、ここ4日ほどは着替えた形跡もなく、飲みっぱなしである。嬉しい時の口癖、もう死んでもいい。を連発。死ぬのはかまわないけど生き返らないでね?などといっているとお兄さんから電話。開口一番「生きてるか?」。昨晩からの続きで、同じことを延々繰り返しているので、ちょっとは聞かされる側の身になってよ。といってもまあ無理であろう。これほどボキャブラリーの乏しい人も珍しい。喋り足りないKさんを残し喫茶店へ。
雑誌の取材。三島由紀夫へのオマージュ『男の死』について。ライターの方が同い年で、70年当時、同じように事件報道を見ていたわけである。私はというと『からっ風野郎』と百科事典のボデイビルの項の上半身裸の写真のおかげで読むのが遅れた。事件は単に有名人の猟奇的事件としか感じなかった。
主役の妖怪はそろそろ仕上げにかかる。

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