夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「いつか眠りにつく前に」(試写会)

2008年02月16日 11時43分48秒 | Weblog
 しっとり観る大人の映画。人は、ある程度の年齢になると、自分の人生を振り返るものなのだろう。゛なぜ、あのとき…゛という後悔をするかもしれない。
 重い病で、人生の最後を迎えようとしているアン。それを見守る二人の娘。混濁した意識の中でアンは、娘たちの知らない名前を何度も呼ぶ。
 24歳のアンは、親友ライラの結婚式で付き添い人をつとめる。アンは、そこである男性と知り合う。運命的な出会い。しかし、その先には悲劇的な結末が待ち受けていた。
 アンを演じるヴァネッサ・レッドグレイクとライラを演じるメリル・ストリープが語り合うラスト間近のシーンに胸をあつくさせられる。 母アンの人生を知ることで、自分の人生を見つめなおす娘たちの生き方にも視線が向けられる。
 自分の生き方に悩んでいる人も悩んでいない人も、明日に向けて背中を押されに違いない。
(2月8日、御堂会館の試写会にて)