夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「楽園(パラダイス)」

2010年07月17日 21時42分56秒 | Weblog
 日本人の人気脚本家と韓国の監督、俳優をキャスティングするという試みのテレシネマ7。もともとはビデオ制作をしていた会社が新しい試みをしているので、DVDプロジェクターを使っての上映である。
 文字通り、7作品ある。その一つが『楽園』である。脚本は、『今、会いにゆきます』などで洞察力深く、情緒的作品を描いている岡田恵和。主演は、『チャングムの誓い』で好評を博したチ・ジ二と人気スター女優キム・ハヌル。
 10年ぶりに出所したハン・ミギョン。彼女は生き方を変えるため、今いる場所から一番南に遠い駅へと向かう。そして船を乗り換えてある島へたどりつく。ミギョンが手にするチラシには、『楽園』の文字と目を引きつける巨木の写真が載っていた。
 一方、ソウルからの帰りに船でミギョンに出くわしたインホは、ミギョンに一目惚れ。都会に憧れながらも、島で小学校の教師をしているインホにはミギョンとの出会いは衝撃的だった。そんなとき、ミギョンがイ・ユリという偽名を使って、小学校の食堂で働き始めたことを知る。島では、若い女性の存在が稀。瞬く間に、ミギョンの噂が広がる。島の若者たちから熱烈歓迎を受けながらも、喜べないミギョン。だが、インホはミギョンの秘密を知りながらも、ミギョンのことを好きになっていく。そして、ミギョンも…。

 だが、ミギョンにはインホを愛する資格がなかった。幸せになる資格、人を愛する資格がない。ミギョンは先輩の給食担当職員に、自分の過去を話し始める。
 話の展開は日本的。一つのストーリーを丁寧に作り上げてもいる。ただ、最後に“一騒動”起きる。日本的には、その一つ前のシーンでじんわり終わっても…と思うが、その一騒動あることが韓国的な終わり方なのだろう。感覚的違いは感じるが、その終わり方も理解できる。
 監督は多くの名作を手がけてきたイ・ジャンス。
(2009年、韓国)