1991年に45歳でこの世を去った、伝説のロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた伝記的ドラマ。
クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を務め、劇中には主にフレディ自身の歌声を使用した。
生い立ちのこともあり、世間から認められず、もがきながらも栄光を手にする。その一方で、性的マイノリティであることに悩み苦しむ。
「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲が生まれる瞬間や、20世紀最大のチャリティー・コンサート「ライブ・エイド」の再現している。
『ナイト・ミュージアム』のラミ・マレックがフレディを熱演。恋人のメアリー・オースティンを『シング・ストリート 未来のうた』のルーシー・ボーイントンが演じる。
監督は『X-MEN』シリーズのブライアン・シンガー。
「クイーン」を知らない世代でも、曲は聴いたことがあるはず。今もCMで使われているし、過去には国民的アイドルのドラマ主題歌としても使われていたこともある。
特にファンではなく、ラジオなどで耳にしていた程度の当方でさえ、ラスト20分からのライブ・エイドのコンサートの場面では体が動き出した。
「ライブ・エイド」には、当時からすでにスターであったミュージシャンたちがたくさん参加していた。このことをよく知らない世代が多くなってしまったが、当時は社会的にも大きく報じられた…参加者を調べてみて。
当時すでに、フレディが病気を発症していたこと、どうしてもこのコンサートに参加したかった彼の思いを感じた。魂の熱唱をぜひ!!
(11月9日より、公開中)