夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『生きてるだけで、愛』

2018年11月15日 12時53分02秒 | Weblog

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このところ、人気ドラマで謎めいた役で注目されている趣里の主演映画。その恋人を菅田将暉を演じている。芥川賞作家・本谷有希子の同名小説の映画化。

趣里は、この映画で体当たり演技、本当の体当たり演技で魅せている、そして見せている。思い切って、振り切った狂気を表現した。

 

無職の寧子は、ゴシップ雑誌の編集者の恋人・津奈木と同棲している。過眠症で、引きこもり。自分をうまくコントロールできず、津奈木に当たり散らす自分に嫌気がさしていた。

そこに突然、津奈木の元恋人だった安堂が現れ、自立させて津奈木の部屋から追い出そうと、無理やり寧子のアルバイトを決めてしまう。

少し何かが動き始めようとした矢先に・・・。

 

〝普通〟に生きようと思ってもうまくはいかない、修正をすると破綻していってしまう、という人たちは一定数いるのだと思う。

正しく生きたい、人を傷つけたくない、自分が傷つきたくないともがきながらも、生きようとする。

でも、その人がいるだけで、生きていけるということもある。

菅田将暉はサブカルチャー的な役柄の方がはまると思う。津奈木の元恋人・安堂を演じるのは仲里依紗。こちらも怪演がハマる女優である。

数々のCMやAKB48などのMVを手掛ける関根光才の長編映画初監督作品。

周りを、田中哲司、西田尚美、松重豊が固めている。