夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

東京の一日(美術館編 4)

2024年08月07日 22時07分28秒 | Weblog
        ←初展示作品
              ポール・ゴーガン「サン・トゥアン教会」
              1882年のパリの株式市場の大暴落を契機に
              ゴーガンは株式仲買人を辞めて画業で生計を      
              立てることを考える。そして、1884年、家族
              でルーアンに移る。生活費が安いからという
              理由であったらしいが、うまくいかず、妻は
              子どもたちを連れて実家のあるコペンハーゲ
              ンに戻る。ゴーガンも年末にコペンハーゲン
              に移る。そんな不遇時代の作品。
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ジャン=パティスト・カミーユ・コロー
「ナポリの浜の思い出」
19世紀の画家たちにとって、イタリアは憧れの土地でした。
コローもイタリアを3度訪れ、戸外スケッチを手がけてい
ます。ナポリ滞在は短いものでしたが、画家に強い印象を
残したようで、後年も、この地を追想した風景画をいく度
か描きました。なかでも銀灰色のニュアンスが散らされた
本作品は、コロー晩年の画風をよくあらわしています。こ
の特徴的な縦長の大画面の前に立つと、木立の奥から海風
が吹き寄せてくるようです。(出展・展示室作品解説パネル)




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