夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『私の愛、私のそばに』

2011年02月07日 23時24分14秒 | Weblog
 「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」「(韓国版)白い巨塔」のキム・ミョンミンと「ファン・ジニ」『TSUNAMI~ツナミ~』のハ・ジウォンの共演。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の夫と闘病を支える妻のラブ・ストーリー。この王道とも言える物語を、人気と実力を兼ね備えている主演二人がどう演じているか、どこまで引き込まれて観るかが、ポイントになるだろう。
 葬儀ディレクターのジスは、担当した葬儀で幼なじみのジョンウに出会う。ジョンウは唯一の肉親である母を亡くしたのだった。車いすに座るジョンウは、筋萎性側索硬化縮症であることをジスに告げる。そして、二人は恋に落ち、ジスはジョンウの病気を知りながらも、結婚する。お互い、ただそばにいたいという思いのジスとジョンウだったのだ。しかし、ジョンウの状態は悪化の一途をたどり、その姿が変貌していく。ジスへのジョンウの態度も冷たくなっていき…。
 最初から“泣く”と思うタイトルに内容。“難病もの”だけに、泣くのがわかっているのに、“泣く演出”の連続。それが気になる人もいるかもしれない。しかし、そこは韓国映画なので、ジワジワくる邦画との違いがあるということだろう。これでもか!と押し寄せる、くどさを楽しんで見るのも手だ。ハ・ジウォンは、『TSUMAMI~ツナミ~』より、この役の方がぴったりで、魅力的だ。キム・ミョンミンも物語の後半になるほど痩せていき、役者魂の一端を見せている。
 ほんの一瞬だけ、あの大物俳優も出ていたりする。
 監督は『ユア・マイ・サンシャイン』のパク・チンピョ。この作品で、ハ・ジウォンとキム・ミョンミンは、第30回青龍映画賞主演女優賞と主演男優賞を受賞している。
(2009年、韓国)
 

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