監督が行定勲。主演が綾瀬はるか。ハードボイルド作家・長浦京の代表作を映画化
したアクションサスペンス。
常々、綾瀬はるかはドラマでは名作揃いで代表作はいくつかある国民的女優だが、
映画での代表作となると何になるのだろうか?と思っている。そして、今作は?
綾瀬はるかはアクションができるのも知れたところ。しかも、この作品は『世界
の中心で、愛をさけぶ』で恋愛作品に定評がある行定勲。さらに、時代背景は大
正で美しい建物や衣服も楽しみ。その興味で鑑賞した。
大正末期の1924年。関東大震災から復興し、3年間で57人の殺害に関与した経歴
を持つ小曽根百合は、今は東京・花街の居酒屋で女将をしていた。
だがある日、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・慎太と出会ったことで、百合は慎太
とともに追われるようになる。
共演は長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!Kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、
古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、阿部サダヲ、野村萬斎、豊川悦司、
など。誰がどこで、どんな役柄で登場するか注目されたし。また、ラストの謎の男
を見落とさないように。
綾瀬はるかの美しさと大正ロマンな背景を楽しめる映画。シシド・カフカのクール
な美しさと鮮やかな動きも、素晴らしいということを記しておきたい。百合を演じ
る綾瀬はるかのを支える姿勢もGOOD!
陸軍と海軍の対立はあるあるだが、それ以外の物語はなく、単純にアクションの凄
さを感じるのみ。そしてこれが、綾瀬はるかの映画としての代表作として挙げた方
がいいかというと、そうはならない。またの機会を待つ。
当方は、『今夜、ロマンス劇場で』が好きだが。
レオン自体がグロリアの焼き直しなんだけど、