水島悟(二宮和也)は、手造り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーだ。
そのアイデアはいつも、上司(鈴木浩介)に持っていかれて手柄にされてしまう。
だが、それでも好きな仕事ができれば悟はそれでよかった。
ある日、自分が手がけた喫茶店「ピアノ」で、自分のデザインの良いいところを褒
める、みゆき(波留)という女性と出会う。みゆきは、悟に母が大事にしていた古
いカバンを褒められ、お互いに好印象を抱く。
またみゆきに会いたいと願う悟は、携帯の番号を聞こうとするが、みゆきは携帯を
持っていないという。そして、毎週木曜日に「ピアノ」で会うとことを約束する。
週に一度だけ会う、とても小さな大きい約束。
会える時間を大切にして、ゆっくりと関係を深めていく。そして、悟はみゆきにプ
ロポーズしようと、「ピアノ」でみゆきを待つ。
だが、約束の木曜日にみゆきは現れることはなく…。
みゆきが隠していた過去とは、その秘めたる思いとは…。愛する人を想い続けると
いうこととは?
大人の純愛。完結までに時間が飛ぶ。その間に何が起きていたのかが、起きるのかが
ゆっくりと明かされていく。ある日突然、愛する人がいなくなる。会いたい…ただ、
その思いだけ。時を経て真実が明かされていく。
二宮和也が恋愛ものの映画で主演するのは珍しい、と思いながら鑑賞していた。飄々
として人を食ったような役がうまい彼が、どう恋愛物を演じているかがポイント。
出演は他に、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、坂井真紀、筒井真理子、佐津川愛美、
板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキーなど。
ビートたけしの同名小説を『ホテルビーナス』『鳩の撃退法』のタカハタ秀太が監督
した(タカハタ監督(当時は高畑)は「天才たけしの元気が出るテレビ!!」でディ
レクターデビュー)。インスパイアソングは幾田りら「With」。
二宮和也にしては…真新しい役柄ですね。
映画を観てないけど…恋愛とか婚活とか考えさせられますね。
過激な映画とは違う世界観なのかな?
ヒロインが竹内結子だと、どんなんかな?