『日めくり現代英語帳』の上巻がついに発売になりました!
http://www.nikkeibook.com/detail.php?class_code=31371
ぜひ書店でご覧ください。
その「はじめに」を掲載いたします。
はじめに INTRODUCTION
英語は毎日学習することが大切です。日常生活でよく使われる生きた英語表現に毎日触れることで、使える英語が確実に身につきます。 そして現代はインターネットという大変便利な道具があります。この便利なツールを使って、みなさんの英語学習をお手伝いできないか、とぼくらはずっと思っていました。
そんな気持ちから、ぼくらは英語学習ブログGetUpEnglishを2006年4月1日に立ち上げました。以来、本ブログを通じて、英語の表現を毎日一つずつ紹介しています。立ち上げから今現在まで、1日も休まずにこれをつづけています。
このGetUpEnglishを毎日チェックしてくださっている人もたくさんいるようで、「毎日楽しくチェックしている」、「携帯でも見られるので、とても便利」、「実際に英会話で使ってみたところ、ネイティブにほめられた」、「いつもネット辞典としても活用している」といったあたたかいコメントも多く頂戴しております。
大変うれしいことに、「GetUpEnglishの内容をぜひ書籍で読んでみたい」というご意見もたくさんいただきました。そして今回、日本経済新聞出版社の増山修さんと波多野美奈子さんのおかげで、ついにGetUpEnglishを、『日めくり現代英語帳』として書籍の形でついにみなさんにお届けすることができました!
『日めくり現代英語帳』は、上巻と下巻に分かれています。GetUpEnglishの「英語は毎日学習したい」という考え方をそのまま活かして、「日めくり」の形で毎日勉強できるように配慮しました。上巻にはGetUpEnglishの2006年4月1日から9月30日までに紹介した英語表現を、下巻には2006年10月1日から2007年3月31日までに学習したものを収録しています。しかし、書籍化するにはあたっては、掲載の順序を入れ替えて(なんとなく不思議な「流れ」というか、「ストーリー」も用意してあります)、新しい表現もいくつか付け足して(GetUpEnglishには掲載していないものもあります)、そしてブログには載っていない情報をすべての項目に追加しました。さらに、巻末には英和・和英両方の索引も付けました(詳しくは「本書の使い方」をご覧ください)。
どうかみなさまには、この『日めくり現代英語帳』(上)(下)巻で、毎日一つずつ英語を学習していただきたいと願っております。1年間365日、毎日英語の学習をつづければ、確実に効果があるはずです。
GetUpEnglishにおいても、『日めくり現代英語帳』においても、例文の作成は特に神経を注いでおります。「ネイティブスピーカーが日常よく使うと思われるもの」を意識して作っています。ですので、ここに収録してある例文は、みなさんがネイティブと話す際にもそのまま使えるものばかりです。何度も読み込んで、しっかりご自分のものにしてください。
では、さっそく『日めくり現代英語帳』の上巻を学習してみることにしましょう! Let’s get started!
ロジャー・パルバース
上杉隼人
このlast-minute(最後の瞬間の、どたんば)のという形容詞は、状況によっては、日本語の「ギリギリ」に非常に近いと思う。
○Practical Example
“We made some last-minute changes to our report and the people in software liked it.”
“That’s great, Serge. Keep up the good work.”
「最後の最後で報告書を変更したことで、ソフトウェアの人たちは喜んでくれました」
「サージ、よくやった。これからもいい仕事をしてくれ」
the people in softwareは、この会話を話している人たちのソフトウェア部門の人たちを指す。
●Extra Point
at the last minute(ぎりぎりの瞬間に、どたんばになっても)も、同じ意味でよく使われる。
◎Extra Example
“We took a taxi to the airport and got there at the last minute.”
“That’s lucky. You wouldn’t want to miss the plane.”
「タクシーを拾って空港に向かい、なんとか間にあった」
「それはよかった。飛行機に乗り遅れるわけにはいかないからね」