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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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It will inspire any reader weighing what it means to be human in a troubled world.

2022-12-14 08:31:51 | How to Be Human

『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』

ジョリー・フレミング リリック・ウィニック 上杉隼人 

が来年1月に発売になる。

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916538

ウォルター・アイザックソン(『スティーブ・ジョブズ』『コード・ブレーカー』著者)にも激賞の1冊、

「美しく、驚くべき若者による、美しく、驚くべき本だ。本書はあなたをインスパイアし、あなた自身と周りの人々の精神をより深く省みさせてくれるだろう」

本日のGetUpEnglishではそれ以外の推薦文も紹介したい。

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"This tremendous work should be savored; every clearly written chapter offers fresh insight into how to shape a life from the inchoate matter of consciousness. Fleming’s extraordinary journey will inspire any reader weighing what it means to be human in a troubled world." — Kirkus Review (starred review)

この大変な仕事を噛みしめてほしい。どの章も明確に書かれていて、意識したこともないことからどうやって人生を作り上げたらいいか、新鮮な見方が得られる。ジョリー・フレミングが歩んできた大変な人生を知れば、多難な世界で人間として生きるのはどういうことかよくわかる。

『カーカス・レビュー』

"How to Be Human is a profound and thought-provoking work that deepens our understanding of neurodiversity. The autism revolution has been fueled by the voices of “actually autistic” people sharing their experiences and self-reflections, and now, up steps Jory Fleming, who contributes a significant narrative to this burgeoning genre. Jory’s story is set apart by his unique ability to describe his cognitive-emotional processes and relationships in a manner that illuminates the gifts and challenges of being neurodivergent. By doing so, Jory invites each of us to contemplate the uniqueness of our own minds, leading to greater compassion, respect and appreciation for those whose humanity is grounded in a different, but equally authentic reality. A timely and important contribution." —Barry M. Prizant, Ph.D., author of Uniquely Human

『「普通」ってなんなのかな』は深くいろんなことを考えさせてくれるし、ニューロダイバーシティ(神経多様性)について幅広い知識を与えてくれる。自閉症の研究は、「実際に自閉症である」人たちが自身の経験や心の中で感じることを話してもらうことで、革命的発展が期待できる。研究進展が著しいこの分野で、ジョリー・フレミングが今貴重な話を聞かせてくれる。本書が際立っているのは、ジョリーはニューロダイバージェントであることの特権とむずかしさを明らかにしながら、彼自身の言葉で認知感情のプロセスと関係を説明していることだ。ジョリーの話を聞けば、わたしたちの心は一人ひとり異なると認識できる。人間性は異なるが、確かにいろんな人がいると、誰もが思いやりと敬意や感謝の気持ちを示すことができる。時代が求める重要な1冊。

バリー・M・プリザント(『自閉症 もうひとつの見方 「自分自身」になるために』著者)

"Two choices drive this narrative forward— the curious honesty of Jory Fleming, so remarkably willing to share his innermost thoughts, dreams, worries and challenges,  and the honest curiosity of Lyric Winik, who nudges forward the conversation with sensitivity and respect. What emerges from How To Be Human is a conversation about one autistic mind that ends up revealing much about the universal experience of being a person." — John Donvan, New York Times bestselling co-author with Caren Zucker of In a Different Key

本書はふたつの選択によって物語が進行する。ひとつはジョリー・フレミングの好奇心あふれる誠実さだ。これを通じて、ジョリーは心の奥深くにある思いや夢や不安や挑戦したいことを話してくれる。もうひとつはリリック・ウィニックの正直な好奇心だ。ウィニックは細心の注意と敬意を払いつつ、ジョリーとの対話を進める。『「普通」ってなんなのかな』でふたりはひとりの自閉症の人の心について語りあうことで、人間であるために最終的にどんな経験を積まなければならないか、はっきり示してくれる。

ジョン・ドンバン(『同じじゃない――自閉症の物語』著者)

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日本版のために、著者にオンラインインタビューを行い、本人の近況から、『自閉症の僕が飛びはねる理由』の東田直樹氏へのメッセージや、やまゆり園事件までを語る附章を特別収録。

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『桐生タイムス』の連載に書いたが、

https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/ec35fd89e8a363dd6b5e04df54067a75

https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/37713fd0fd05ca2966e7971cb0530991

日本版には著者ジョリー・インタビューにオンラインして附章としてまとめた。

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916538

障がい者を理解できるラブ&ケアの社会が実現できることを祈りつつ。

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「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方

2022-12-14 07:07:14 | How to Be Human

「普通」ってなんなのかな

自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方

ジョリー・フレミング リリック・ウィニック 上杉隼人

定価:2,750円(税込)

発売日:2023年01月25日

ジャンル:ノンフィクション

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916538

作品紹介

ウォルター・アイザックソン(『スティーブ・ジョブズ』『コード・ブレーカー』著者)激賞!

「美しく、驚くべき若者による、美しく、驚くべき本だ。本書はあなたをインスパイアし、あなた自身と周りの人々の精神をより深く省みさせてくれるだろう」

ジョリーは自閉症。

ずっと、みんなとうまくやれなかった。

普通の小学校にも入れなかった。

でも彼は自分なりに世界と、人間と向き合った。

そして気づけば高校を卒業し、大学も出て、イギリスのオックスフォード大学院に進み、修士号を取って、研究者になった。

本書はそんなジョリー・フレミングが世界と人間をどう見て、どう考えて、どうつきあっているかを語る本だ。

「自閉症でない人が、自閉症について理解できるとは思えない。僕も、自閉症でない人たちのことがわからない。お互い一生懸命説明しても、『わからないよ』って肩をすくめるだけじゃないかな」

そう苦笑するジョリーは、立派な研究者になった今も、自閉症でない「普通」の人=「定型発達者」と同じ思考法をマスターしたわけではない。言葉の使い方は苦手だ。みんなの感情もよくわからない。毎日大変な苦労をしているし、周囲とうまくやっていくために精神エネルギーを使い果たしてしまうこともある。

だからジョリーは本書で自閉症の人たちを代弁しようとか、自閉症を克服できるようアドバイスしようとか、自閉症を一言で説明しようとか、そういうことはしていない。

ただ彼は、自閉症でない「普通」の人たちのためにつくられた世界で、自閉症の頭脳をもつ人がどうやって思考し、生きているのかを少しだけ見せてくれる。

われわれが「人間らしい」「普通」と思いこんでいる精神とちょっと違う精神や考え方がどんなものかをのぞかせてくれるのだ。

そこには意外な気づきや発見や、もしかしたらちょっとした救いがあるかもしれない。

われわれが行き詰まっているこの世界を軌道修正するための、ちょっとしたヒントもあるかもしれない。

ダイバーシティがあたりまえになった今だから読みたい一冊。

日本版のために、著者にオンラインインタビューを行い、本人の近況から、『自閉症の僕が飛びはねる理由』の東田直樹氏へのメッセージや、やまゆり園事件までを語る附章を特別収録。

商品情報

書名(カナ)       フツウッテナンナノカナ ジヘイショウノボクガアンナイスルコノセカイノアルキカタ

ページ数              296ページ

判型・造本・装丁              四六判 上製 上製カバー装

初版奥付日           2023年01月30日

ISBN      978-4-16-391653-8

Cコード 0098

著者

ジョリー・フレミング

リリック・ウィニック

上杉 隼人翻訳

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916538

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