■防空戦闘訓練を実施
航空自衛隊は、11月11日の報道発表において、日米合同演習の実施を発表した、これについてお伝えしたい(コネタです)。
航空自衛隊は、日米双方の戦術技術向上及び日米共同対処能力の強化を期して、米海軍との間で、合同演習を実施する。実施日は11月18日、航空自衛隊は那覇基地、米海軍は空母ジョージワシントンを使用し、沖縄近海のRD/W-173空域を訓練区域とする。訓練内容は防空戦闘訓練とのこと。
参加部隊は、航空自衛隊より第3航空団、第6航空団、南西航空混成団司令部、南西航空警戒管制隊が、米海軍からは第5空母航空団が参加予定。規模は、航空自衛隊からF-15戦闘機8機程度、F-2支援戦闘機4機程度。在日米空軍からF-18が6機程度、E-2C早期警戒機1機程度が参加予定。
発表では、在日米空軍とのことだが、これは海軍とするのが正しいのか、もしくは指揮系統に特別な配慮がなされているのかは不明。E-2C早期警戒機と、艦載機であるF/A-18、F-15JとF-2が協同する、というもののようだ。ジョージワシントンと航空自衛隊との訓練は、これが初めてなのではないだろうか。
航空自衛隊が日米合同演習を実施している期間中は、海上自衛隊が、海上自衛隊2008として米海軍との合同訓練を実施しており、結果的に米海軍と海上自衛隊、航空自衛隊の合同演習のようなかたちにもなっているようにも。対潜対空対水上戦闘への対処を行う海上自衛隊と防空を訓練する航空自衛隊。
この規模で行うのであれば、陸上自衛隊が参加できるような、国際平和維持活動や協同転地演習的な、もしくは西部方面対直轄部隊の南西諸島への急速展開を想定した演習などを同時に行い、米海軍が参加する3自衛隊統合演習、というようにやってみてもよかったのかな、と考えたりもする。
HARUNA
(本ブログに掲載された本文および写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)