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京都の紅葉2008 伏見稲荷大社と嵐山の紅葉速報

2008-11-02 23:25:25 | 写真

◆京阪で伏見稲荷へ阪急で嵐山へ

 明日は三連休最後の日、紅葉の時期ということもあり京都に出かけられる方も多いのではないか、そういう方へお役立ち情報として紅葉の模様をお伝えしたい。

Img_5971  ほんのりと色づいた紅葉。伏見稲荷大社は711年に建立された神社で、全国から崇敬を集めるお稲荷さまの総本山として、知られている。全国では、幾つかの日本三大稲荷という表現が為されるが、総本山である伏見稲荷大社は文字通り別格であり、伏見稲荷大社としては、三大稲荷、という表現を自ら行っていないことで知られる。

Img_5941  この伏見稲荷大社へは、京阪電鉄稲荷駅から、JRの場合は京都駅から奈良線に乗り換えて伏見稲荷駅降車。双方の駅は徒歩数分の距離にある。京阪の稲荷駅は、今話題の中之島線直通快速急行の3000系や8000系特急テレビカーこそ停車しないものの、準急や普通が多数運行されており、利便性は高い。

Img_5946  伏見稲荷大社は、山そのものが御神域となっており、まもなく紅葉のはじまる山路を散策することもできる。ちなみに11月8日は火焚祭という、火焚串を焼いて大祓詞を奉唱、五穀豊穣のご神恩に感謝する神事が行われる。紅葉とともに、こういった神社の神事を見学するのも、興味深いのではないか。

Img_5959  千本鳥居は、奥の院にむけて続く伏見稲荷大社の、ひとつの名所である。延々と続くような千本鳥居の中を散策していると、あたかも自分が異世界に迷い込んだような錯覚を云々と、観光書などでは紹介されるスポットである。木々の紅葉をみつつ千本鳥居を散策するというのが、この季節の楽しみ方。

Img_5951  ただし、奥の院へ、山を登ってゆくと、千本鳥居が案内する道程ということで、道に迷うことこそないものの、奥の院は遠く、たっぷり2時間は必要となってしまうので、時間にそこまで余裕のない方や、他にもいろいろな場所を散策したい、という方は、時間を区切って千本鳥居を歩くことをお勧めしたい。

Img_5964  諸般の事情(30分に一本、順光の出町柳駅方向からやってくる京阪3000系を撮影する)もあり、伏見稲荷大社への参拝も終えたため、帰路に就いた。文字通り奥が深い伏見稲荷大社、この季節以外にも見所は多いのだが、紅葉の季節にこそ是非、参拝へ足を運ぶことをお勧めしたい。

Img_5969_2  伏見稲荷大社の近くは、琵琶湖疏水が流れ、前述のように、京阪電鉄線やJR奈良線の鳥羽街道駅、東福寺駅に向けて、東福寺、田中神社、極楽寺、石嶺寺、東丸神社、ぬりこべ地蔵、宝塔寺、瑞光寺、真宗院などなど、神社仏閣も多い古都京都の一角だ。あわせて歴史街道の散策というのも奥深い。

Img_6097  やや肌寒い季節となったことを印象付ける嵐山の情景。京都嵐山は、渡月橋のまわりにある、京都五山に数えられた天龍寺や法綸寺、宝厳院などなど、さまざまな歴史的名所とともに、紅葉の美しい有数の観光地。しかし、写真に写る峰々のように、紅葉に彩られるまではもう少し時間があるようだ。

Img_6101  嵐山へは、阪急電鉄桂駅から嵐山線に乗り換えて七分、JR嵯峨野山陰線嵐山駅、そして京福電鉄嵐山駅により結ばれている。特に阪急電鉄嵐山線は、来年より6300系特急車が短縮編成化され、嵐山線に導入されるため、現行の古参電車である、2300系の活躍が見られるのもわずかである。

Img_6099  JR嵯峨野山陰線であれば、普通列車が便利だ(特急は亀岡まで行ってしまう)。他にもレトロな電車の多い京福電鉄線で足を運んでみるのも面白いかもしれない。ご覧のように、京都の紅葉は、いよいよ始まったばかり、明日でなくともいいのだが、京都観光に役立つ紅葉の情報を今後も順次掲載してゆきたい。お楽しみに。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文および写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (2)
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