■日本最大の戦車射撃競技会
京都から特急トワイライトエクスプレスに乗れば一本で行ける北海道・・・、やはり遠い。さて、産経新聞によれば、その北海道にて北部方面隊射撃競技会が19日から23日まで五日間の予定で開始されたとのこと。
射撃競技会は戦車部隊の団結の強化と射撃技量の向上を期して2002年から実施されており、今回で七回目にあたる、とのこと。北海道大演習場島松地区第1射場にて行われている。比較的平野部が多く、機械化部隊の行動に適しており、更に冷戦時代ソ連からの圧力を大きく受けていた北部方面隊には、多くの戦車部隊が集められている。
参加部隊は、北部方面隊すべての戦車部隊から参加、90式戦車の部に35個小隊140輌、74式戦車の部に10個小隊40輌。実に計180輌もの戦車が参加している、日本最大規模の競技会ということになる(北部方面隊では、もう90式戦車と比べ74式戦車は少数派にあたるということに驚いた!)。
競技会は200~2800㍍の距離で戦車砲や機銃を用いて実施される。複数の台の上に置かれた多数の目標を小隊全車による機銃により制圧、その時間を競う時間点競技や、戦車砲の命中精度を競う命中点競技などが行われているという。一般に公開されていない競技会であるが、一度見てみたい、と思ったりする次第。同時に、模様をインターネット中継して、表彰式も大々的に行い、広報に役立ててみては?と思ったりもする。
HARUNA
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